
確定拠出年金の特徴は以下の通りだ。
- 支払う掛け金(保険会社の場合には保険料)が一定額で決まっている。
- 支払われる年金の額は、運用の結果次第では増減する。
- 生命保険会社、損害保険会社、銀行などの金融機関が引き受けている。
- 60歳未満の人が加入対象者で、原則として60歳になるまで受給できない。
- 途中引出しは、原則として認められていない。
掛け金を企業が負担する企業型年金。
自営業者ら加入者が掛け金を負担する個人型年金。
(出所:厚生労働省ウェブサイト)
※業務を委託する機関には、運営管理機関と資産管理機関が設けられている。
ポータビリティがある
加入者が転職した際には、転職先の確定拠出年金制度に、転職時まで積み立ててきた年金原資を移換し、通算して年金を受給することができる。
複数の商品から選択できる。
例えば確定拠出年金制度で用いられている商品には以下のものがある。
元本確保商品
- 銀行の定期預金
- 信託銀行の収益満期受取型貸付信託
- 生命保険会社の利率保証型積立生命保険
- 損害保険会社の積立傷害保険
一般の運用商品
- 投資信託
- 外貨預金
- 外国債券
個別銘柄による運用商品
- 個別株式
- 個別社債
企業などが準備する確定拠出年金の場合
- 少なくとも3つ以上のリスク・リターン特性の異なる商品を加入者が選択できるようにすること。
- そのうちの少なくとも1つは元本確保商品とすること。
上記の2つをクリアーしていることが望ましい。
ではまた。CFP® Masao Saiki
※この投稿はNPO法人日本FP協会CFP®カリキュラムに即して作成しています。