離婚をする必要がある人のために書きました。

今回のライフデザインガイダンスは、離婚する方法、離婚する前に抑えておきたいポイント、慰謝料を増やすための工夫、離婚事例など、離婚プランニングについてです。

離婚をプランニングする

結婚したけれど、何だか最初から上手く行かないような気がしていた。

一緒にいるうちに相手の嫌なところばかりが見えるようになってきた。

相手の存在そのものが鼻につく様になってきた。

相手の浮気や性格の問題、セックスの悩み。

DV、旦那と姑との関係が鬱陶しい、姑の性格そのものが嫌だ。

他にもいろいろな理由から離婚というものに至ると思います。

昨今では3分の1の方が離婚すると言われています。

一方では、離婚率が高くなっているのは、同じ人が何度も離婚しているからだ、とする説もあります。

私の知人の中でも3回以上再婚している人が2名いますから、こちらも頷ける話です。

また、離婚に至らずとも「一度は離婚を考えたことがある」という方は、おそらく相当な数に登ると思います。

私は法律の専門家ではありませんが、離婚前後のご相談というのは想像以上に多いです。

法律家よりもとりあえず気軽に相談できるからなのかもしれませんが、、、、

その中でもシングルマザーの方のご相談、特にお子さんが小さい方からのご相談は多いですね。

離婚を決断しなければならないとき、子供がいる場合は特に、知識もある程度必要になってくるからでしょう。

そこで、離婚を考えるときに絶対に知っておいて頂きたいことを説明しましょう。

誰しもが、別れることを前提に結婚したわけではありません。

離婚に至ったケースは本当にさまざまな経緯からです。

離婚という行為はエネルギーを想像以上に必要とします。

今やライフデザインの一部とも云える離婚問題、今回はその離婚について取りあげてみました。

離婚する方法には4種類ある

離婚には大きな括りで言うと4種類あります。

そのお話をする前にまず、離婚の流れについて解説していきたいと思います。

流れがわからないと次のことがわからないからです。

離婚の種類は大きく分けて4種類あると申し上げましたが、基本的には下記のような流れで進んで行きます。

3種類の離婚の詳細については、その説明をしたあとにお話していきます。

離婚前に抑えておかなければいけないポイント

離婚する前に必要なことを知らないまま離婚の手続きを進めてしまった場合、どのよう状態が考えられるかといいますと、まず、慰謝料の金額が本来支払われる金額よりも低くななってしまう可能性があります。

また、養育費が回収できなかったり、もっと最悪なことに親権そのものが獲得できなかったりするなどのケースがあります。

1、ホテルを出入りする写真は、不倫慰謝料の証拠として必ずしも有効ではない

不倫の証拠としてホテルの出入りの写真は有効である、という話はよく聞く話です。

不倫を立証するにあたっては、そもそも不倫とはどういうことなのかを知らなければなりません。

本来、不倫とは、倫理から外れたこと、人の道から外れたことを意味します。

男女関係においては、結婚制度(一夫一婦制)から逸脱した男女関係、すなわち配偶者のある男や女が配偶者以外の異性と恋愛・性交を行うことを言います。

しかしながら、不倫を原因とする慰謝料請求をする場合に至っては、性行為があったことを証明する証拠が必要です。

したがって、ホテルに出入りした写真だけでは、必ずしも性行為が確実に行われたことを立証できませんので、証拠としては不十分です。

これが、ラブホテルに出入りしたとなれば、一般的には性行為が目的とみなされるので、性行為があったと判断され不倫慰謝料請求の証拠として有効になります。

不倫されて慰謝料請求をお考えの方、この慰謝料というのは相手の収入・離婚の原因・結婚期間などで概ね決定されます。

そしておおよその相場は100万円~500万円と言われています。

相手の収入・離婚の原因・結婚期間などで概ね決定されるにしても100万円と500万円ではかなりの違いがありますよね。

したがって、この慰謝料を少しでも増やしたいと考えるのが人情です。

慰謝料を少しでも増やすにはどうしたらいいのか?

そもそも慰謝料とは精神的苦痛に対して支払われる金銭です。

したがって、慰謝料の金額を高めるには、自分が精神的苦痛を受けたことを裁判官に納得してもらう必要があります。

たとえば、精神的苦痛から病気になってしまったケースなどでは、診断書が精神的苦痛を証明する証拠として重要となります。

これらは、法律的知識や経験が重要となることなので、慰謝料の請求を検討されている方は一度法律のプロである弁護士に相談されるとよいでしょう。

軽微なことであれば無料で対応してくれるところもあります。

そして、請求する側の要因 ・資産・収入資産・収入が少ないほど金額が高くなる傾向があります。

例えば、年齢が高い、初婚の場合、再婚の可能性が低い、そして、精神的苦痛を類推させる事情があると金額は高くなります。

一方、請求される側の要因 としては、年齢が高い、社会的地位や収入が高いと思われる職業に就いている、婚外子がいたりする、生活費を支払っていなかった、関係修復の努力をしていないなどのことがあると金額が高くなります。

その他の要因
としては、例えば、不倫相手が一人の場合より複数の場合の方が悪質とみなされ、慰謝料の金額も大きくなる傾向があります。

また、婚姻期間長い、婚姻中の協力度が低い、子供がいるなどの事情があると高くなります。

W不倫の場合はちょっと話がややこしい

これがW不倫となると話はちょっと違ってきます。

一般的な不倫であれば、その不倫の被害者は既婚者側の当事者の配偶者1人ということになります。

これが、ダブル不倫の場合は、不倫の当事者双方が既婚者ですから、その不倫の被害者は当事者双方の配偶者2人ということになるので、ちょっとややこしくなります。

一見、被害者の数が2人に増えただけではないかと思われるかも知れません。

しかし、この違いは、重大な相違です。そもそも慰謝料請求が可能か否かという問題になってくるからです。

ダブル不倫において慰謝料請求をすることができる者は被害者であり、被害者が慰謝料請求をする相手方は不倫の当事者です。

では、被害者のA子は、ダブル不倫の事実をもってA雄(A子の夫)とB子(B男の妻)に慰謝料請求をすることができるでしょうか。

法律的にはOkです。

しかし、A子がA雄と離婚するつもりか否か、離婚するつもりがない場合、B男・B子が離婚するか否か、もう1人の配偶者であるB男がダブル不倫を知っているか否かなど個々の事情によって、慰謝料請求を行うべきか否かがかわってきます。

例えば、A子が離婚を決意している場合、A雄にもB子にも、特に問題なく、慰謝料請求をすることができます。

しかし、A子が離婚をしない場合は、B男もダブル不倫の被害者でありA雄に対して慰謝料請求できることになります。

どういうことかというと、

B男・B子も離婚しない場合、A子がB子に対して慰謝料請求をした場合、それを知ったB男はB子を守るため、A雄に対して慰謝料請求をすることが考えられます。

こうなってくると慰謝料請求をする経済的な意味がなくなります。

法律的にはA男とA子は別人格ですから、A雄に慰謝料請求をされてもA子に関係はないよに思われるかもしれません。

しかし、現実的には夫婦の共有財産からの支出となり、A子の懐も痛むことになります。

また、A雄には黙ってB子に対して慰謝料請求していたような場合、B男からA雄に対する慰謝料請求がされることで、A子のB子に対する慰謝料請求が露見してしまい、夫婦の不和を招くという事態も考えられます。

したがって、A子が離婚しない場合は、夫婦生活の維持を考えるのであれば、慰謝料請求すべきかどうか慎重な判断が必要になります。

ダブル不倫の慰謝料請求の場合、慰謝料請求をすべきかどうか、専門家の指示を仰ぎましょう。

2、不倫期間・結婚期間が長ければ長いほど高額の慰謝料になる

精神的苦痛が大きければ大きいほど請求できる慰謝料の金額も大きくなる、これが慰謝料の基本です。

したがって、不倫期間が長かったり、結婚期間が長い場合、相手方の不倫行為より受ける精神的苦痛は大きくなると考えられます。

よって、不倫期間・結婚期間が長いほど高額の慰謝料の回収が可能ということになります。

3、簡単に離婚できないケースがある

離婚には、簡単に離婚できる場合とそうでない場合があります。

お互いの合意があれば、あとは離婚届を書いて提出するだけですから話は簡単です。

しかし、一方が離婚したくない場合で、なおかつ離婚を迫られている側に非がない場合はそう簡単には離婚できません。

4、離婚について予め相談しておいたほうがいい

いざ、離婚しようと思っても、なかなか実行に移せないものです。

気持ちの整理もさることながら、離婚するにあたっては、事前に知っておくべきことや準備しておくべきことが思っている以上にたくさんあります。

したがって、予め第三者のアドバイスや見解を求めることも有用だと思います。

相談先としては、行政の窓口、離婚カウンセラー、弁護士、その他離婚問題に関して詳しい人、人生経験が豊富な人などが考えらえます。

また、相手の浮気などを疑っていて離婚のための証拠を残したいのであれば、探偵に相談するのも一つの方法でしょう。

今回は、離婚を前提に話をしていますが、相談しているうちに問題が解決し、また二人でやり直すことにした。

というケースも意外に多いものです。

5、結婚期間が長いほど財産分与は高くなる傾向がある

財産分与とは、婚姻生活中に夫婦が協力して増やしてきた財産をその財産形成した貢献度に応じて分けることをいいます。

しかし、実務的には、2分の1とされることが多いようです。

一般的に考えれば、結婚期間が長くなり年配になっていくほど所得も貯金も増えますから、分与対象となる財産が増えるため、財産分与の額が高くなる傾向があります。

6、離婚事情によっては、国・地方公共団体等による金銭的支援を受けられる

離婚により母子家庭となって十分な収入を継続的に得ることが難しい方を経済的に救済するために、国や地方公共団体は様々な制度を設けています。

例えば、離婚後の母子家庭が受けられる児童扶養手当や母子家庭のための住宅手当などです。

その他、母子家庭・父子家庭に限らず、最低限の生活をすることが難しい方のための生活保護などもあります。

離婚してシングルマザーになったとしても、現在では様々な手当や助成金等が用意されています。

参考▼

詳しくは、「シングルマザーの潜在能力を活かして・・・・」をご覧下さい。

7、離婚により旧姓に戻るが、子どもの姓は変わらないので、手続きが必要

結婚時に姓が変わった側は、離婚しても婚姻時の姓を名乗り続けることもできますが、基本的には旧姓に戻ります。

しかし、旧姓に戻った側が親権を獲得していても、子どもの姓が変わるわけではありませんので、「子の氏の変更許可」を家庭裁判所で得る必要があります。

戸籍についても、自動的に移るわけではありませんので、親権を持つ親と同じ姓にした上で、役所に届け出なければ同じ戸籍に入ることができませんので注意が必要です。

8、専業主婦だったとしても財産(増えた財産)のうち通常半分をもらうことができる

婚姻生活中に夫婦が協力して増やしてきた財産を財産増加の貢献度に応じて分けることになります。

これを財産分与という言い方をします。この場合、専業主婦ももちろん夫婦の共同財産の増加に貢献したとみなされますから、分与される財産は通常では半分です。

9、セックスレスだと慰謝料請求できる

以外に知られていませんが、セックスレスの場合も慰謝料請求ができます。

しかし、EDなどが原因でセックスレスになってしまった場合などは、夫への慰謝料請求は難しいです。

また、セックスレスは離婚の立派な原因となるので、たとえ相手が離婚を拒んでいたとしても、セックスレスを理由として調停や裁判で離婚に持ち込むことが可能です。

セックスレスの慰謝料の相場は100万程度ですが、この金額をもっと上げることは可能です。

セックスレス特有の部分としては例えば、

  • 性行為をしようとする努力がない
  • セックスレスの期間が長い(一般的には3年以上が長期)
  • 婚姻してから一度もセックスがない
  • 原因が相手方の浮気
  • 夫婦間ではセックスレスなのに浮気相手とはセックスしていた

などの事情がある場合はもっと慰謝料が高くなる可能性があります。

参考事例▼

セックスレスで思い出したのですが、結婚して3年経過した頃、妻とセックスするのが急に嫌になった男性がいました。

理由を聞いてみると、ある日ラブホテルにいった時に急にセックスがしたくなくなり、拒絶したら無理やり奥さんにセックスを強要され、それ以来奥さんとはセックスレスになったとのことでした。

他の女性とはセックスしていたので、これは慰謝料請求の対象になるわけです。

彼らの場合はまだ離婚を考えていないので何事も起きませんが、今後離婚という話になった場合、男性側にも同情の余地がありそうですよね。

あなたならどう解釈しますか?

10、収入がなくても当面の生活費として婚姻費用を請求できる

あなたに収入を得る手段がない場合、相手(収入がある側)に対して婚姻費用分担請求をすることができます。

婚姻費用とは、衣食住、交際費、娯楽費、医療費、養育費など日常生活をする上で必要な費用のことです。

婚姻費用の算出に当たっては、年収、自営業か会社員、子どもの人数、子どもの年齢などが影響してきます。

また、家庭裁判所は婚姻費用算定表を使って婚姻費用の算出を行いますが、この場合は、、、

  1. 子どもの人数と年齢から利用すべき婚姻費用算定表を選ぶ
  2. 支払う側の年収を確認→婚姻費用算定表の縦軸で該当する金額を確認し、右に線を引いていく
  3. もらう側の年収を確認→婚姻費用算定表の横軸で該当する金額を確認し、上に線を引いていく
  4. 両者の年収(2本の線)が交差するポイントが婚姻費用の金額

などを用いて算出していきます。(婚姻費用算定表のダウンロードはこちら:裁判所)

11、自分から家を出て別居すると、離婚の際に不利になることがある

正当な理由もなく自分の都合で家を出てしまうと、財産分与や慰謝料として請求できる金額が低めになってしまう可能性があります。

12、勢いで離婚すると後悔する可能性が大きい

怒りなどの感情のまま、勢い余って離婚するのと後悔することが多いです。特にあなたが専業主婦場合は、注意して下さい。

離婚後の生活をしっかり支えていくためには、生活に必要なお金を貯めたり、仕事を探したり、離婚後の住居を確保したりなど、しなくてはならないことがたくさんあるからです。

婚姻費用に触れている内に思い出した事があります。

参考事例▼

「子供が4人もいるのに旦那が定職につかない」という悩みを抱えていた奥さんのお母さん(クライアント)の依頼で、二人に会いヒアリングしたことがありました。

旦那さんをひと目見て察しが付きました。別れたほうがいい、私はそう思いました。

それから2年後、二人は離婚することになったのですが、その最終的な理由が経済的なことではなく、DVによるものでした。

その後しばらくして別の男性と暮らすことになったのですが、彼女はまた同じような男性を選んでしまいました。

しかし、彼女自身は気づいていません。お母さんも私もわかっているのに・・・・その原因が彼女自信にあることに・・・

夫婦関係調整調停に必要な書類

夫婦関係等調停申し立て書

事情説明書

照会回答書

その他、収入印紙、切手、夫婦関係等調停申し立て書のコピーが必要です。

※収入印紙、切手の金額は直接所轄の家庭裁判所にお尋ねください。

離婚原因の№1「性格の不一致」

離婚の原因としてよくあげられるのが、性格の不一致という理由です。

この性格の不一致という非常に曖昧な理由で離婚する人が一番多いのです。

恋人同志の時には、お互いの願望を叶えるために無意識の内に抑制してきたそれぞれの本質が、結婚し、お互いの願望がある程度満たされ、もうこれ以上満たされそうにない、ということがわかってくると揉め事が極端に増え始めます。

そもそも考え方や価値観は個々違っていて当然のことにも関わらず、そうしたことが鼻についてくるわけです。

それが具体的に捉えやすい金銭感覚の違いや育児に対する考え方の違い、あるいは夫婦生活や将来設計に対する考えの違いなど、さまざまな違いを見つけ出しはじめ、お互いの思いや願望をぶつけ合うようになっていきます。

相手の浮気・不倫

相手に不倫されたという理由で離婚する夫婦も多いです。最近は気軽に出会える機会も増え、そうした出会いを支援するサイトなどもその行為を増長しているのでしょう。

地位や名誉ある人たちがハニートラップによって身を滅ぼしていった姿をあなたも目にしたことがあると思います。そこは、抗うのが困難な部分だからです。

リビドー、つまり性的な欲求(本能)に支配された部分だからです。これを抑制するには、そうした場所には行かない、利用しない、見ない、といったことが一番の得策なのでしょうが、そういうわけにも行かないところが生き物である証拠とも言えます。

また、そうした行為に対して、罪悪感というものが薄まってきたのか、仕事関係や飲み屋、出会い系サイトなど様々なところで出会って簡単に不倫に至ってしまうようです。

昔は離婚後の自立が難しいことから、そうした腹立たしい行為を我慢して耐えていた女性も多くいたはずです。

しかし、最近は働く女性も増えてきたことから、夫の不倫を許すことなくあっさりと離婚に踏み切る人も多くなってきているようです。こうした風潮も離婚が増えてきた大きな原因の一つです。

不倫で思い出しました。

参考事例▼

知人の中に4回結婚した男性がいます。

つまり3回離婚したわけですが、その3回とも浮気が原因でした。

しかも、3回とも妻の浮気が原因です。

極めつけは3回目の離婚です。

その理由は「妻に彼女ができた」ということでした。

余程ショックだったのでしょう、それ以来、経営も投げ出し、引きこもり状態になってしまいました。

10ヶ月後にようやく復帰することができたのですが、それと同時にまた再婚しました。

DV

相手の暴力が原因で離婚するケースもあります。そんな人とはさっさと別れられたらいいのですが、そうも行かないというのが現実です。DVがエスカレートした場合には命にかかわることさえあります。

しかし、DVを理由に離婚したいと思っても、そのことを理由に再度暴力を振るわれてしまう可能性があります。

こうしたケースでは慎重に離婚の手続きを進める必要があります。(最近では、夫からだけではなく、妻が夫に対して暴力を振るうケースも増えてきています。)

参考事例▼

彼女は、ある日突然、罵倒され始め、DVを受け離婚しまし。実はその母親もまた夫から、つまり彼女の父からDVを受けていたとのことでした。そして、その仲裁に入りはじめたころから、彼女自身も父親からDVを受けるようになったそうです。

結婚した相手が父親と同じ、これを知ったときの彼女の心中はいかばかりか、実際、その本人になってみなければわからないことです。

DVはとても深刻な問題ですが、戦い抜いて離婚を勝ち取った人たちは、大変な思いをしたけれど、暴力から解放され、安心して暮らせるようになったと、例外なく言っています。さぁ!勇気を出してもう一歩踏み出しましょう。

モラルハラスメント

モラルハラスメントとは、言葉の暴力のことです。言葉によって相手が精神的なダメージを受け、離婚に至るケースも増えています。言葉は人に癒やしをあたえる、怒りを与える、恐怖を与えるなど、あらゆることが可能なのです。

具体的には、相手が強情な余り自分の決定をついつい押しつけてしまった、という事態を超え、相手を侮蔑したり、罵倒したりして、その上で強引に自身に従わせることによって積極的に相手を傷つけることを目的として行う行為を言います。

すなわち相手の人格をおとしめる事に一番の目的があるという点で、精神的なDVとも解釈されます。これは、夫婦に限らず、職場、学校など、あらゆる対人関係において言えることですが、現在は、もっぱら夫婦の間の問題となっています。

夫婦の間の話に限らず、多かれ少なかれこれに似たような体験をされている方は、たくさんいらっしゃると思います。また逆に自分自身も気をつけていかなければならないことだと思います。もしかしたら、相手が訴えないでいてくれているだけかもしれませんからね。

参考事例▼

以前、若い夫婦の離婚問題で仲裁に入ったときの話です。

二重結婚に近い状態の不倫が原因でした。結婚する以前から付き合っていた女性と関係を続けていたらしいのです。

結局弁護士に依頼するように促し、そうすることになったのですが、その弁護士から私が罵倒されたのです。非常に腹立たしかったのですが、彼女(当事者)から泣きながら謝罪があり、かわいそうになり、話を収めました。

しかしながら、法律を重んずる弁護士の言葉とはとても思えないような言動でした。

金銭感覚の問題

借金をしてまでギャンブルをしてしまったり、生活費をブランド品に費やしてしまったり、経済的な問題で離婚に至る夫婦もいます。

妻の浪費癖がなかなか治らず、その妻の借金を背負って離婚する人もいます。養育費を支払いながら借金も返済していかなければならないケースもあるわけです。

ではなぜ、浪費癖が治らないのか、それは大きな不安を抱えているからなんです。

そのことについてはまた別の機会に投稿させていただきたいと思います。

参考事例▼

「パチンコはやるけど、生活費を入れなくなった、だから仕方なく私が働き出したんです」と50歳の主婦、しかし、彼女の収入が増えると今度は、夫はパチンコにいく頻度を増やし、そこに費やすお金も増えていった。

何が原因なのか?

以前は真面目に仕事をしていた人が、ある日を機に変わったということでした。

その日から行動が始まっただけであって、その何年も前に本当の原因があるはず。

よく事情を聞いてみると自分は再婚で夫は初婚、彼は10歳年下だということでした。

彼女には娘が3人いて何故か3人共生活が楽ではない、それで彼女に援助を求めてくる度にお金を渡していたとのことでした。

そこに原因があったわけです。

そして、彼女はそこに原因があるとは夢にも思っていなかったわけです。

彼女がそのことについて謝罪したところ、彼はまた以前の様に仕事に精を出し始めました。

何でもないように思えることが、特別に重用なことだったりします。

そうしたことを常に捉えられる感性を持ち続けていたいものです。

扶助義務の放棄

結婚するということは、お互いに協力しあって生活を営んでいく、という扶助義務がそこにはあるわけです。

それなのに例えば、夫が毎晩のように飲み歩いて帰ってくるのが遅かったり、家事のことは全て妻に任せっきりなど、夫婦間の一方が家庭での役割を果たさない結果、離婚に至るケースがあります。

これは私も経験あります。

毎晩飲み歩いて午前さま、という期間が4年は続きましたでしょうか、私の場合は離婚に至ってませんが、こうしたことで離婚に至るケースはよくあるのです。

妻が寛大だったのかもしれませんが、私の場合、文句一つ言われませんでした。

おそらく彼女の視点から見て、夫と父親の役目を果たしていたからだろうと思います。

我が家の場合は国際結婚、しかも3回も起業してその度毎に事業でつまずいていますから、事情がちょっと複雑です。

それでも結婚して28年目になります。

問題が起こる度に臨機応変に家族形態を変え対応してきたからだと思います。

「お互いの役割は何か?」家庭環境が大きく変わってきた昨今、これまでの常識で推し量るのではなく、その定義を臨機応変に捉え直していく必要があるでしょう。

子供に関する身勝手な見解の相違

子供に対する考え方で離婚する夫婦もいます。こどもの心情などよく考えもせずに、お互いの推測で互いの方針を通そうとするわけです。

本当の心情を言語化する能力がまだ未発達の子供にとっては、どうすることもできません。

それで、例えば、子供を受験させるのかどうかだとか、子供を今後どのように育てていくか、などの教育方針に違いがある、ということで揉めて離婚に至ったりします。

一度、子供の目線でご覧になってください。

違う世界が展開しますから、、子供が本当に望んでることがわかるはずですから、、

ひょっとしたら、子供のためと言う隠れ蓑を使って、殆どは自分たちの願望を相手に認めさせるため子どもの存在を利用してないでしょうか?

相手方の親族が嫌い

結婚は当事者同士の関係だけではありません。相手方の親族との関係性も重要になってきます。

相手の親族とまったく関わらないというわけにも行かないでしょう。

したがって、いくら努力しても、どうしても折り合いが付かないことはあります。

特に嫁と姑の険悪な関係は昔からよく言われていることで、離婚に繋がる要因になりやすいと言えます。

姑との関係に耐えられず、離婚に至るケースもあります。(私も実体験として共感できる話です。現在は皆上手く言ってますけどね)

介護問題

夫の親を妻が介護する場合には、そのことが原因で離婚することがあります。自分の実の親の介護でさえ大変なのに、義理の親の介護となると多大なストレスがかかることは理解できます。

特に、嫁姑の仲が悪い場合には、姑に介護が必要となった段階で離婚に至ることが多いです。

私の場合は逆のパターンです。

妻の母親が介護状態になり、大変な思いをしました。

義母が介護状態になってから、かれこれもう24年になりますが、そのときの陰影が未だに尾を引いています。

嫁が姑の介護をする、これは本当に大変なことだと我が身のごとく理解することができます。

離婚にはどのような種類があるのか?

離婚には、大きく分けて以下の4つの種類があります。

協議離婚

離婚のうちの90%がこの協議離婚です。協議離婚は、夫婦の話し合いのみによって離婚が決定し、離婚届さえ提出すれば離婚が成立します。

調停離婚

離婚のうちの9%がこの調停離婚です。調停離婚とは、家庭裁判所で調停委員が間に入って離婚に向けた話し合いを行うことを調停離婚といいます。夫婦間で話がまとまらないときに行います。

審判離婚

審判離婚のケースは極稀です。審判離婚とは、家庭裁判所の調停でも話し合いがまとまらず離婚が成立しなかった場合でも、家庭裁判所が判断して離婚をした方がいいという見解を示すことがあります。

こうしたケースでは、家庭裁判所が離婚の審判を実施します。もし、審判に不満があれば2週間以内に反対する旨を申し立てれば離婚の効果はなくなります。

裁判離婚

裁判離婚は全ての離婚のうちの1%程度です。裁判離婚は、審判離婚と同様に調停でも話し合いがまとまらない場合に行われます。

調停が不成立となった場合に、夫婦のどちらかが家庭裁判所に離婚の訴えを起こすことによりスタートします。この裁判で離婚を認める判決が下されれば離婚が成立することとなります。

離婚の手続き

離婚を決意し、実際に離婚を進めていくにはどのような手順によって行われるののかを解説していきます。

一般的には、いきなり裁判ということではなく、最初は夫婦間の話し合いによって行われる、協議離婚と言うかたちで進められていきます。

もし、夫婦間で話し合いがまとまらない場合には、次に家庭裁判所において離婚調停が行われます。離婚調停がまとまらないときには、離婚審判手続きに進みますが、先程も申し上げたとおり、審判はほとんど行われません。

離婚調停で話がまとまらないケースでは、一方が家庭裁判所に訴えることによって離婚裁判が行われることとなります。

もし、家庭裁判所で希望する判決を得られないとなると今度は、高等裁判所への控訴、それでも納得いかない場合には、最高裁判所への上告というかたちで進んでいきます。

では、どの方法がいいのか?ということになります。そこで、それぞれの方法のメリット、デメリットについて解説していきます。

協議離婚のメリットとデメリット

協議離婚のメリット

  • 夫婦間の話し合いのみで離婚が成立するので時間を節約できる。
  • 離婚届を役所に提出するだけなので、手続きに手間がかからない。
  • 話し合いで「慰謝料」「財産分与」「養育費」の金額を決めるため相場より高い額で解決できる傾向がある。

協議離婚のデメリット

  • 気持ちが先走ってしまい、お金に関する取り決めを曖昧にしがちで、離婚後、慰謝料・財産分与・養育費などの回収が困難となる。
  • 慰謝料・財産分与・養育費などの公正証書を作成しなかった場合、支払いが滞ると回収が困難となる。
  • 公正証書を作成する場合、公正証書作成費用が必要になる。

調停離婚のメリットとデメリット

調停離婚のメリット

  • 第三者を介することによって冷静に話し合いを進めることができ、離婚がまとまりやすい。
  • 相手と会いたくない場合、相手と会わずに話し合いを進めることができる。
  • 調停調書には強制力があり、慰謝料や養育費について支払いが滞っても回収が比較的容易になる
  • 調停自体では2000円程度しかかからないので、費用が安価で済む。
  • 裁判離婚に比較して手続きが簡単、自分だけで行うことも可能。
  • 法定離婚事由は問われないので、裁判離婚に比較して利用しやすい。
  • 弁護士に依頼した場合、弁護士が代理で書面を作成したりしてくれる。

調停離婚のデメリット

  • 弁護士に依頼した場合は、弁護士費用がかかってしまう。
  • 自分で行う場合、平日に1回約2時間、1ヶ月に1回程度の頻度で調停に参加しなければならない。
  • 離婚まで最短で2ヶ月、長いと1年程度かかるので、解決までに時間がかかる。
  • 慰謝料・養育費などは相場を前提に話し合いが行われるため、相場以上の金額を獲得することが難しくなる。
  • 弁護士に依頼した場合、弁護士費用がかかる。

裁判離婚のメリットとデメリット

裁判離婚のメリット

  • 手間はかかるが必ず決着する。
  • 判決には強制力があるので、もし慰謝料や養育費の支払いが滞っても回収が比較的容易になる。
  • 弁護士依頼した場合、弁護士が代理で裁判に参加したり書面を作成したりしてくれる。

裁判離婚のデメリット

  • 判決まで早くて半年程度、長ければ3年程度必要とするので解決までに時間がかかる。
  • 法定離婚事由が必要となるので、離婚裁判の手続きを利用できる場合が限られる。
  • 協議離婚や調停離婚と異なり、法定離婚事由を証明する証拠が必要となる。
  • ほとんどのケースで弁護士に依頼するので、弁護士費用がかかる。

以上が協議離婚、調停離婚、裁判離婚、手続き上のメリットとデメリットです。

次回は「ライフデザインがシンプルになる教育投資の考え方」についてです。

ではまた。CFP® Masao Saiki

ライフデザインのガイダンスを最初から読む

ライフコーチングの真骨頂、あらゆる結果が変わり始めるIDO式

安易なライフプランが資産を減らす

3度の起業経験を持つキャッシュフロークリエイター
マイナス資産からでも起業できる戦略など、統括的デザイン戦略を用いたキャッシュフローの創造・改善を得意としている。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

オンラインカウンセリング

自分がリラックスできる環境でカウンセリングなどをうけると、その効果は何倍にもなると言われています。
コーチングは、なおさらのことです。

日常のお金の流れの改善から統括的デザインに至るまで、あなたのコレカラをサポートします。
まずは、初回オンラインカウンセリングから始めてみませんか?