自己啓発の肝は成長プロセスに適応させること。

自己啓発という言葉を用いている人や勉強している人は多いですが、本当に人生や仕事の成果に結びついている人は少ないというのが実情です。

したがって、本当に取り組むべき自己啓発の課題とはなにかということになります。

「自己啓発にハマっている人は人生で失敗する」なんて言っている人もいますが、本来、自己啓発とはそういう類のものではありません。

自己啓発そのものが悪いのではなく、自己啓発というカテゴリーてビジネスをしている人たちの能力がない。

あるいは依存度の高い人たちがそのビジネスに多く絡め取られているということが原因ではないでしょうか。

一時期私もそのカテゴリーで右往左往したことがあるので、よく理解しているつもりです。

自己啓発とパーソナルデザイン

自己啓発とは、自己をより高い段階へ上昇させようとする意志の表れであり、「より高い能力」、「より大きい成長」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などを目指していくものなで、そもそも成功とか失敗という概念とは関係ありません。

まあ、成功も失敗もそれぞれ人によって解釈が異なるので個々に定義が必用ですが・・・

ともあれ、自己啓発とは本質的には人として成長していくために必要なことです。

つまり、人として成長する必要がある以上、それがどのような分野であろうと自己啓発が必要ということになります。

どのような分野であろうと自己を高める努力をしない限り衰退していきますからね。

進化できなかった生き物はすべて絶滅するわけですから、本来であれば死ぬまで成長し続けるしかないのです。

そこで今回は、具体的にどのようなことに取り組めばいいのかについて解説しましょう。

自己啓発を誤解してませんか?

冒頭でもちらっと申し上げましたが、そもそも自己啓発とはなにかというと、「自分自身の能力を高めたり、精神的な成長を目指すこと」だということです。

自己啓発という言葉に対して良くないイメージを持っている人も多いですが、それは誤解です。

自己啓発自体には何の罪もありません。

自分自身が成長し続けるのが自己啓発なんですから、人が本来目指すべきカタチなわけです。

自己啓発系のセミナーや講座の中には、あきらかに怪しい感じのものもあります。

自己啓発を誤解している人たちは、おそらくそうした系統のものを槍玉に挙げて揶揄しているのではないでしょうか。

しかし、洗脳っぽい手法で、一瞬だけ気持ちよくなるようなことをやってるところもあるので、それなりに注意が必要なのは確かです。

自己啓発という言葉に絡め取られないように・・・

では、いかがわしい自己啓発系に絡め取られないようにするために、具体的にどんな行動をとればいいのでしょうか?

一般的な自己啓発の例としては、読書、専門知識の習得、適度な運動、健康管理、人間関係の構築、思考を研くなどが考えられるでしょう。

会社などで実施されるワークショップなどもありますが、そのなかでよく用いられるのが、コミットメント強化関係、ビジョン構築系のトレーニングだったりします。

これらを実施したけど効果が持続しなかったというケースがほとんどだと思います。

これらのことは、さしあたって必要性のないものばかりですから、ほとんどの人は真剣に取り組みません。

というよりも取り組めません。

読書にしてもジョギングにしても、今日やらないと二度とできないものでもありませんし、生活に支障があるわけでもないからです。

したがって、効果が持続しない、あるいはまったく効果がなかったとしても不思議ではありません。

自己啓発を習慣化している人は他を圧倒している

だからこそ、日常に取り入れてスケジューリングしている人たちは、質の高い人生を送ることができています。

例えば、、、

彼らの中には、毎日日記をつけるという習慣をもっている人は多いです。

それによって、思考を鍛えたり、軌道修正したりしています。

メンターの一人は、そこに毎日2~3時間投資しているというのですから、日記オタクと言っても過言ではありません。

とにかくスケジューリング(計画すること)が好きです。

人が嫌がること、面倒くさがること、やらないようなことに、どれだけ真剣に取り組むことができるか?

それが人生の質を高める最大のポイントといってもいいでしょう。

人は思考することが嫌いですし、何事も深く考えようとしません。

なぜなら、思考する行為は大きくエネルギーを消費するので、本能的に抑制力が働くからです。

私には時給290万円の師匠がおりますが、彼は本当にストイックです。

其の証拠に、思考がオーバーヒートして救急車で搬送されたことが何度もあります。

今取り入れるべきことは何か?

今、自分にとってやるべきことは何かをしっかりと意識すること、そこから自己啓発がスタートします。

自分を成長させるために今取り入れるべきことは何か?

それを習慣化するためにはどうしたらいいのか?

これを一度じっくり考えてみてください。

あなたの人生に望まないことは何でしょうか?

それを避けるために今やるべきことは何でしょうか?

あなたの人生に望むことは何でしょうか?

「仕事で成功しても幸せになれない、でも幸せになれば仕事も成功する」

これは、メンターの一人から教えていただいたことです。

私たちは既に知っている

私たちは今やるべきことが何か、本当はわかっています。

でも、その先が怖いから考えることを本能レベルのところで拒絶しているのです。

差し迫ったものではないので、やらなくても困ることはありません。

読書をさぼったからといって愛する人が目の前からいなくなってしまうわけでもないし、いきなりリストラされるわけでもありません。

適度な運動をしないからといって、いきなり病気になるわけでもないし、急激に太るわけでもありません。

自分が信じている医師から、このままでは「ヤバイ」といわれたら多少ドキッとして運動し始めるかもしれません。

でもほとんどの人は、その行動は長く続かないでしょう。

緊急でない重要事項をどれだけ優先的に実行することができるか。

これはある意味非常に難しい課題なのかもしれません。

それは、将来の利益が確定していないからということもあります。

人は5年先の1,000万円よりも目の前にちらつく600万円の方が好きなのです。

自分を鍛えることによって大きく飛躍したという経験がまだないので、そうした行動に臨場感が沸かないのです。

今目の前にある利益が、未来において増えるというロジックが「絵に描いた餅」だとしか思えないのです。

よい人生を送るためには、何が必要なのか、それは誰もが理解しているはずです。

しかし、多くの場合、ほとんどの人はそのための行動はしません。

なぜでしょうか?

そのことについては次回お話したいと思います。

ではまた。

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