自己啓発の落とし穴:安易な方法よりも深い学びの重要性

今回は、先見性のある人とそうでない人の行動の差、痛みや苦痛を覆い隠してはいけない理由などについてです。

自己啓発自体に緊急性はないので、何の支障もなく生活ができていて、仕事にも特に問題を感じていない人が自己啓発に目を向けることはまずないでしょう。

そういう人が、自己啓発を生活の一部に取り入れたとしたら、逆に脅威なわけです。

悩んでいる人よりも成果を出すことができるので、そういう人たちよりも更にパワーアップするからです。

障害を克服することから始めるのではなく、その先の良好な心理状態から始めることからできるからです。

想像してみてください。

気持ちが乗っている時と、塞いでいるときとでは、どちらがより物事を吸収できるでしょうか?

明らかに前者ですよね。

やらなくてもいい状況にもかかわらず、更に成長しようとすることを、ほとんどの人はやりません。

どこかに痛みがある場合、それを懸命に治そうとしますが、まだ痛みが現れていない部位を治そうとは思わないからです。

というよりも、そうしたことに気が付かないから、行動できない、という方がより正確な言い方かもしれません。

先見性のある人は、常に自己啓発を怠らない

つまり、常に先を行く人は、そうしたことを見抜く力がある人だということです。

「先憂後楽」人よりも先に憂え、人よりも後れて楽しむことができる人ということです。

まだほとんどの人が気づいていない、「やがて緊急性になるであろうこと」ほど重要なことはありません。

もしあなたが更に自由になる時間と経済的なゆとりを増やしたいと願うなら、、やがて緊急性になるであろうことに目を向け積極的に行動してください。

過去を振り返ってみて、「あの時嫌がらないで、そうしておけば良かった」といったことは誰しもが経験していることでしょう。

つまり、「やがて緊急性になるであろうこと」を見つけ出し、今は面倒くさいと思えることを敢えて今日から実行する癖をつければ、近い将来、確実に今よりも更に輝く人生になるということです。

困難な状態はグットタイミング

またあなたが今、困難な状況に置かれているとしたなら、それはグッドタイミングとしか言いようがありません。

「苦しい」ということは、今丁度、プラスに転換するエネルギーを蓄えている最中だからです。

先程痛みの話しをしましたが、痛いところは直ぐに完治させたいと思うのが普通です。

そういう人を助けたいと思うのが人情です。

人は本質的にはそういう状態の人をほっとけないのです。

したがって、苦しい状況というのは「モチベーション」になりますし、周囲の人たちの力を引出す最大のチャンスでもあるということです。

しかし、大概の人はその痛みを懸命に隠そうとします。

自分が苦しんでいることを人に悟られまいとして必死にもがいてみせるのです。

痛みや苦しみを覆い隠してはいけない

でもよく考えてみてください。

あなたが、あなたの痛みを訴えなければ、あなた以外の人は、どうやってその痛みを知ることができるのでしょうか。

あなたが「ここが痛いんです」「今すごく苦しいんです」って言わなかったら、あなた以外の人は、どうやってあなたを助ければいいのかが分かりません。

あなたが苦しい状態を隠そうとすればするほど、そこから脱出するチャンスは遠のいていきます。

人はやらなければいけない状況に追い込まれて、はじめて本領を発揮することができます。

そのためには、まずあなたが自分の今の状況を受け止め、真摯な態度でそれを表現していくことが大切です。

「お臍のすぐ下あたりがシクシクとして痛いんです」「今リストラに遭いそうで・・・・かといって他のことを始める余裕がない状況で苦しんでいます」とあなた以外の人がちゃんと分かるように説明してください。

あるいは「将来にたいして漠然とした不安があるのですが、それが何なのかはっきりしなくてモヤモヤしていてスッキリしなくて毎日が重苦しいんです」などなど。。。

苦戦していることは恥ずかしいことではありません。

あなたが苦しんでいることや苦境に立たされること自体は恥ずかしいことではありません。

それを隠すことによって周囲に不安と恐怖、ストレスを振りまいているとしたら、その方がずっと問題ですし、それこそ恥ずべきことです。

苦しいときだからこそ、真摯な振る舞いを身につけるチャンスです。

今よりもっともっと他者に対して優しくなれる最大のチャンスです。

人格を研く機会が、また向こうからやってきてくれたのです。

まず自分で自己啓発に取り組んでみたいという人は、このサイト全体を通して学ぶことができると思います。

巷で横行している成長できない自己啓発の間違いも同時に理解していただけるはずです。

他にも方法はあります。

そのことについては、次回お話したいと思います。

ではまた。

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