今回の「40代からのデザイン・コーチング」は、何を語るかで人生は変る、プロセスとコンステーレーション、セルフイメージやコンフォートゾーン、コンセプトやストーリーとデザインの関係、良縁に恵まれる手順についてです。

では早速初めましょう。

コンセプト+ストーリー×デザイン・コーチング

どの投稿だったか忘れましたが、起業する前は、仕事を作り出し、それをどんどん人に任せていって、会社とスタッフを成長させる事に生きがいを感じながら、儲かる仕組みづくりに勤しんでいたことはお話しました。

自分のやる仕事を少なくしていって、今一番自分がやる必要がある仕事に時間を集中させることを常に心がけ、仕事のイメージと組織の構図を照らし合わせながら行動していたわけです。

生産性を気にしていた理由として、仕事を早く終え遊びに行きたい、という個人的な快楽への追求があったことも認めます。

もしかすると、仕事ができる自分のイメージを崩したくない、できる上司を演じ続けていたいという気持ちもあったのかもしれません。

つまり、常に自分がカッコいい存在であることを認めてもらいたかったわけです。

カッコいい!それが当時の私の個人的なコンセプトになっていたからです。

遠慮と低技量の共存

ところが起業してからというもの、真逆の行動をとってしまったんです。

「なんでこんな簡単な仕事ができないんだ!」と内心ではメンバーを罵倒しつつ、「いいよ、僕がやるよ」と、爽やかさを装って、一旦任せたはずの仕事をスタッフからどんどん奪っていきました。

従業員に対して不甲斐なさを感じていると同時に遠慮があったからです。

取締役の時には、バンバン云えてたことが、経営者になった途端云えなくなってしまったんです。

これは私に限ったことではなく、経営者の中にはこうした感情を抱いている人が少なくありません。

同時にこれは、自分の技量の低さを証明していることにもなります。

本来であれば初めからやる気のないメンバーなど存在しないからです。

注意点▼

ただし、経営者が間違っているから自分の行いは正しいのだ。と思うのも行き過ぎた考えです。経営者も人間ですから未熟なところがあるのです。お互い未熟な部分を補い合って生きていくのが人間の世界でしょう。

パラサイト・シングル(自立心が極めて弱く育ってしまった人)がいて、親が面倒を見ている状態と一緒です。

そのような関係性が続いて、どうにもならなくなってから、結局解雇するというケースが数多あります。

私もそういう態度でスタッフに接してしまっていたわけです。

デザインに大きく欠けているもの

こうした事態を招いてしまう原因の一つに、事業コンセプトに魅力が欠けていることが考えられます。

個人にもこれと同じようなことが言えます。

例えば、何の夢もない、目的の曖昧な人と是非結婚したいと言う人はいないでしょう。

障害があっても、一緒に乗り越えていけるような人とでなければ前進できません。

同じような願を懐き、協力しあっていけるような人とでなければ、その関係性は長く続かないでしょう。

したがって、個人的なプランにも魅力的なコンセプトが必要です。

そして、そのコンセプトをコアにしたストーリーを伝え続けることが重要です。

ストーリーを伴わないコンセプトは相手に理解しづらいからです。

なぜそれをコンセプトにしたのか?

それを伝える魅力的な物語が必要なのです。

この2つが豊かさを最大化してくれる大きなポイントにもなります。

参考▼

コンセプトとストーリーの重要性についてもっと詳しく知りたい人は「FPビジネスで圧倒的な成果を生みだし続けてくれるたった1つのこと。」などを参考にしてください。

何を語るかで人生は変る

私の場合も魅力を欠いたコンセプトとストーリーでした。

そのため、最終的に1人で8割近い仕事を引き受ける羽目になり、精神的にもとてもつらい思いをしました。

「カッコよくいたい」という個人願望の残像がメインの、実益の伴わない極めて弱い体質の組織が出来上がってしまったのです。

だから、ほぼ一人の力で、自分と従業員の生活費を稼ぎ出すという悲惨な状態に陥りました。

起業する前はビジョンを語っている自分がそこにいました。

しかし、起業した後は利益のことばかりを従業員に強要している自分がそこにいました。

「なんで、給料払いながら、こんな仕事まで僕がやんなくちゃいけないんだ!」

そうした思いが自覚のないまま言葉の端々に滲み出てしまっていたのです。

その結果、当初の目的とはまったく真逆の方向へと進み続け、徐々に情熱を失っていき、耐え難いストレスを感じながら、いつしかお金のことしか頭にないような嫌な奴になっていました。

このような思いを抱いた状態の時の言動は非常にヤバイわけです。

例えば、離婚直前の相談に、これとよく似たケースがあります。

どんどん視野が狭くなっていって、極めて内向的になり、自滅していく典型的なパターンです。

離婚の原因で、「性格の不一致」という理由が一番多いのも頷(うなづ)ける話です。

プロセスとコンステレーションを俯瞰(ふかん)する

1人ではなにごとにも限界があります。

行動する前に一度冷静になって、自分の置かれた状態を把握してみてください。

その際にプロセスとコンステレーションを確認してください。

プロセスとコンステレーション(布置・配置)を確認しておくことは、仕事に限らず個人の生活においても非常に重要です。

その際、マインドマップを活用すると整理しやすいと思いますので、フリーソフトをいくつか掲載しておきます。

参考▼

XMaind,FreeMind,Frieve Editor

上記のフリーソフトを使ってプロセスとコンステレーションを俯瞰できるように取り組んでみてください。

参考▼

なお、プロセスとコンステレーション(位置)について詳しく知りたい人は、「ビジネスの生産性を劇的に高める測定基準とプロセス管理」なども参考にしてください。

たった一人でいくつもの役目を負うことに慣らされている

プロセスやコンステレーションが、ほとんどあなたの名前になってないでしょうか?

もしそうだとしたら、あなたは間違いなく失敗のシナリオに従って、ものごとに取り組んでいることになります。

私の場合は、だんだん会社に行くのが辛くなって、イライラしながらスタッフと接するようになっていきました。

そのような心情も相俟(あいま)って、経営の方も上手く行かなくなっていき、とうとう耐え切れなくなって、結局、従業員の雇用継続を条件に会社を譲渡するはめになりました。

年商は4億ほどありましたが、内実はボロボロ・・・

会社譲渡後に私に残されたものは、多額の借金と絶望感だけでした。

最悪だったのは、譲渡後、更に経営が悪化し、結局、その1年後に会社が閉鎖するこになってしまったことです。

「借金を背負ってまで従業員の生活を守った僕の思いは、どうなっちゃうんだ!」

もうやりきれなくて、情けなくて、円形脱毛症にまでなって!

この時は本当に橋の上から飛び降りる寸前まで行きました。

いよいよと思った時、娘の顔がちらついて辛うじて思いとどまりました。

コンステレーションとプロセスが、ほぼ自分で埋まってしまっている。

これは極端な例かもしれませんが、このよう悲惨な事態を招いてしまう可能性もあるとうことです。

それからというもの何をやっても上手く行かず、アパレル関連4社を転々としました。

同じアパレル業でしかも得意だったはずのセールス。

セールス以外には何もしてないはずなのに、それでも上手く行きませんでした。

なぜそのような悲惨な状態が続いてしまったのか?

なぜそういう事態から簡単に抜け出せない状態の人が多いのか?

そのことについては次回「失敗兆候を察知する秘訣と痛みがチャンスに変わる時」の中でお話したいと思います。

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