

コンサルテーションの際に、まず最初に確認しておきたいのが個々の人生設計。
私の場合、それをライフデザインとライフプランに分けて考えるようにしている。
どちらかといえば、ライフデザインは非論理的なもので、ライフプランは論理的位置付けになる。
一方は主観的でもう一方は間主観的であるとも言えるだろう。
インテグラル(統括的)・デザイン視点から観れば、内と外ということにもなる。
この似て非なる両サイドからのアプローチを意識的に行うことによって、あなたの人生プロセスに変革が起こり、経済的効用も飛躍的に向上し始める。
それが具体的にどういうものなのか、それをこれから解説しよう。
初心者の方でも分かりやすい内容となっているので安心して読み進めてほしい。
統括的デザイン・アプローチをライフプランに生かす!
例えば、“ライフプラン”という言葉から、あなたはどのようなことを連想するだろう。
おそらく大方は、保険のセールス時などに行なわれる「一定のルールのもとに作成された偏った収支シミュレーション」をライフプラン(人生設計)と解釈しているケースが多いと思う。
私の考えるライフプランとは、個人を成長させ、富を最大化する適切な手順を描いたものだと思っている。
だから、世間で一般的に行われている金融商品を契約するためにあらかじめ用意されたプロセスに、限られたあなたの貴重なリソース(時間、お金、情熱)を無駄に投じさせてはいけないとも思っている。
もし、あなたが起業家であるならなおさらだ。
何をやらないか・・・その選択があなたのビジネスの質を決めるからだ。
だから、確実に実益につながり、かつ、生産性が向上するプランに仕上げていく必要がある。
まず最初に大きなテーマ、「人生ビジョンの形成」について解説する。
人生ビジョンの形成とは、あなたに接するすべての人に価値を提供し、自己の能力を最大限に高めてくれる土台作りだ。
そして、潤沢(じゅんたく)なキャッシュフロー(お金の流れ)をつくり出すために欠かせないものでもある。
これはライフプランを進めるにあたって非常に重要なポイントだ。
その人生ビジョン形成には、当然ながら明確な基準が不可欠だ。
超ライフプランのポイント!
ライフプランのポイントは大きく次の2つだろう。
- 個人が成長できる
- 富が最大化する
個人の成長とは、思考が進化していくプロセスでもある。
富の最大化とは、経済面のみならず、個人の能力が最大限生かせるような環境形成も含む。
この2つのパフォーマンスを同時に最大限に引き出すプランに仕上げることができれば、富も最大化し充実した人生になるだろう。
仮に進行過程において想定以上のことが起こったとしても、最終的に目的を達成できるのであれば、それは良いプランだった。
そう実感してもらえると思う。
それでは早速、個人の成長を促すプランニングの概念について詳しく解説しよう。
個人の成長を促すプランニング
個人の成長度合いは自己はもちろん、他の人の心理や経済面にも影響する基準であり重要な指標でもある。
直接的であるにせよ間接的であるにせよ、人間関係始めひいては世界経済にも影響を与えているからだ。
言い換えれば、人や社会にどれほど良い影響を与えることができたのか?
それを示す指標が、個人の成長度合いになるかと思う。
そこで、最初に成長の要となる人間関係の指標について明確にしておこう。
成長の要となる人間関係の指標
- 上質なコミュニケーションの回数
- パートナー(協力者)の獲得ないし増加数
上記の2つが指標になるかと思う。
また、この数字は優先順位を現している。
なぜ人間関係の指標として上記2つなのか?
これは非常に重要なポイントなのでしっかりおさえておいてほしい。
上質なコミュニケーションの回数
第1の指標として設定すべきは、質の高いコミュニケーションの回数だ。
もちろん、判断基準をどうするかという問題もある。
例えば、「ありがとう」「またあなたと会いたい」と言われる回数であったりするかもしれない。
コミュニケーションでは、相手が満足する内容を提供することを心がけるといいだろう。
相手にとって価値ある内容を提供した結果、あらゆる場において自然と人から注目されるようになるからだ。
その結果、多くの上質な人間関係を築くことができる人となるだろう。
またその良縁によって、想像以上のキャッシュフローも生み出される。
ここでもし、コミュニケーションの場において、下心が見透かされてしまうと、また是非とも会話したい人から除外されてしまう。
どの程度のスパンを一つの結果とするか、それについては個人差はあると思うが、いずれにせよ目的や目標が達成できないまま終わるだろう。
もちろん、大きなキャッシュフローも望めない。
したがって、あらゆる分野において上質な人間関係を築くことはなによりも重要だ。
ビジネスにとどまらず、良い人生に必要不可欠なのが上質な人間関係だ。
良きパートナーを得ることによって、初めて良い人生を送ることができるからだ。
そして、その良きパートナーを得るための強力な助っ人がストーリーだろう。
それだけではないが、ストーリーによってコミュニケーションの場が更に印象深いものになるからだ。
本当に相手の役に立つストーリーを伝えられたとき、そのストーリーが独り歩きし始めることを体感できると思う。
逆に単なる会話だけで終わってしまったら、あなたの印象はほとんど残らない。
だからこそ、相手が満足する内容を提供することを心がけ、ストーリーの中で自分の意志を伝えるという構成が有効的なのだ。
コミニュケーションによって好感の輪を広げ、ストーリーによって相手の思考にアプローチする流れは、上質な人間関係を築くうえで欠かせない。
そして、この進行過程において、想像以上のキャッシュフローを生みだすことにもなるのだ。
パートナーの獲得や増加数
もう一つ、指標として設定すべきはパートナーの獲得ないし増加数だ。
理由はシンプルで、パートナー(協力者)が増えれば増えるほどストーリーが拡散する可能性が高まり、結果的により多くの人に影響を与えることができるからだ。
印象深いストーリーを多くの人に知ってもらうためにも、一人でも多くのパートナーを獲得することを重視しよう。
最も素晴らしい結果は、あなたが想像できないほど、あなたの人生が豊かなものになるという事実だ。
もう一つ大事なことがある。
素晴らしいパートナーを獲得したいのなら、メッセージを無理やりねじ込んだりしてはいけない。
そのようなことは誰も望んでいない。
つまり、今からやるべきことはただ1つ。
出会った人が本当に満足するような、願望を満たせるようなストーリーをつくる。
そして、それをあらゆる場で公開しよう。
そのことによって、多くの人に良質なストーリーが届けられ、満足した人は自然とパートナーになってくれる。
そして、このストーリーの核になるものもまた、人生の目的に支えられた人生ビジョンだ。