起業家のライフプラン

前回の「障害を認識できない方が問題」では、私たちを悩ます多くのことは、下位概念の解釈に絡め取られることによって起きているにすぎない。

したがって、その上位概念を知って、そこから見渡してみたなら何もないことがわかる。

ということを極簡単に解説した。

今回は、下位概念で行われていることを少し解説していくので、これまでの考え方を踏まえた上で、それを俯瞰していってもらいたい。

そこで、前回登場した自己啓発系などで障害とされている代表的なものを再度掲載しておく。

  1. セルフコントロールができていない
  2. 自己概念が低い
  3. 欲求充足の方法がわかってない
  4. 意思決定能力の不足
  5. 問題解決能力の不足
  6. パートナー(協力者)が少ない
  7. 言い訳の癖
  8. 勉強不足
  9. エネルギー不足
  10. 怠惰・ルーズ

上記の10種類だった。

キャッシュフロー最大化ライフプランニング№3

完璧なセルフコントロール能力って何?

そもそも完璧なものなど言葉の世界(私たちの認識できる世界)には存在しない。

言葉そのものが事実を表現できる構造になってないからだ。

例えば、「完璧」という言葉に対しても一般的なイメージから来る共通した部分と、それぞれの類似性(経験など)よって異なる個々の解釈の二重構造になっている。

そしてまた、いったい何を持って、それが完璧であると言えるのだろうか?

いったい誰がそれが完璧であると判斷してくれるのだろうか?

つまり、「完璧」と表現された瞬間にその次に続くものもと、その言葉自体も事実ではなくなる。

言葉は何かを言語化した瞬間に言語化できてない部分との二項対立にさらされる宿命にあるからだ。

もし、私が「それは完璧だ」と断定する行為を請け負った場合、同時に脳裏には違う言葉が浮かんでいるはずだ。

もっとも私が完璧や完全を認定することもないだろうし、当然そんな権利もない。

完璧・完全は虚の世界のもの

すなわち、この完璧だとか完全だとかいう言語を使用することによって、私たちは虚の世界へいきなり投げ込まれてしまうことになる。

あなたは、完璧に自分をコントロールできている人に会ったことがあるだろうか?

次にセルフコントロール能力とは一体どのようなものなのだろうか?

そんなものを本当に私たちが身につけることができるのだろうか?

そのためには、その人にそうした能力があるかどうかを判断しなければならない。

となると、まず測定基準というものが必要になってくる。

例えば、

  1. 自分ではコントロールできると思っていて、実際にはできないこと
  2. 自分ではコントロールできると思っているが、実際にはしていないこと
  3. 自分ではコントロールできてないと思っているが、実際にはできること
  4. 自分がコントロールできると思っていて、実際にできていること
  5. 自分ではコントロールできていないと思っていて、実際にできないこと

といったようなパターンを考えた場合、4番の自分がコントロールできると思っていて、実際にできている領域がコントロールできているという認識になるだろう。

しかし、これらはあくまでも自己解釈の領域から脱することができていないので、上記のどれをとっても客観的な基準にはならないはずだ。

そして、仮に自分がコントロールできていていると認識していることが、必ずしも現実社会においで意味のあることとは限らない。

生産性+コントロール能力

意味のないことをコントロールできたところで、他者(社会)には何の恩恵もない。

したがって、当然プラス条件として生産性というものを考える必要がある。

もし、あなたが起業家ならビジネスについてこう考えていることだろう。

実際にコントロールできることが常に大きなキャッシュフローを生みだすことなら最高だ。と・・

そこで、次の簡単なプロセスマップを見て欲しい。

自分でやること

あえて起業家以外の人にも使えるものを用いているが、もしあなたが起業家であれば、そのプロセスは「収入は発生するか?」に留まる。

それ以降のことは、ビジネス外で実行してもらいたい。

会社も従業員も不利益を被ることになるからだ。

アチーバブルゾーン(達成可能な領域)に集中して挑み続ける

結論から云えば、観念的な個人感覚のコントロールではなく、極めて高い生産性が実現できて初めてコントロールする意味が生じる。

私はこの「コントロール可能で最高の生産性を実現できる領域」をアチーバブルゾーンと表現している。

そして、私はこのアチーバブルゾーンを発見することが誰よりも上手いと自負している。

その結果、ビジネスがV字回復したり、利益が短期間で2倍、3倍になったり、会社員にも関わらず、所得(固定給)が1.5倍になったりする。

多くの起業家は達成感のない領域か、コンフォートゾーン(安定・安心)に生息している。

若年者や下位概念に絡め取られた人たちは、パラノイア、つまり達成できない領域からなかなか抜け出せず、道に迷ったり悩んだりしている。

それもこれも自分のアチーバブルゾーンがわからないからだ。

優れた起業家は、最初からこうしたゾーンを嗅ぎ分けるのが上手い。

だから、彼らと同じ土俵にいたら、押し出されるか、投げ飛ばされるかして必ず負ける。

だからこそ、自分のアチーバブルゾーンを意図的に構築していく必要がある。

この自分ゾーンがある程度決まっている場合と、まったくわからない状態とでは、大きな違いが生じることをあなたも優に想定できるに違いない。

そして、自分のアチ-バブルゾーンを所有していることは、ビジネスや仕事に限らず、あらゆるシチュエーションにおいて大きな意味を持つ。

柔軟性が最高のパフォーマンスを生み出す

ついでに言っておくと、固定点の設定ではなく、あくまでもゾーンの設定である点が重要だ。

あらゆる領域において柔軟性こそが、最高のパフォーマンスを生みだす要因になるからだ。

したがって、細かな目標設定にはまったく意味は無いと私は思っている。

目標という言葉自体から類推されるイメージも貧弱だし、面白みがないこともあるが、なによりも個人の成長や資産の増加を止めてしまう原因にもなりかねないからだ。

そのことについては、また別の機会に解説したいと思う。

例えば、ファイナンシャル分野においても、このゾーン設定が極めて重要であるとともに、有効に機能する。

ファイナンシャルにおけるゾーン設定

ゾーン設定を勘違いしたまま、お金の管理をしようとしている人が多いことに実際驚かされる。

彼らは、何に使うのかもはっきりしないお金を、とりあえず銀行口座に放り込んでしまう。

とにかく意味もなく貯金の額だけを増やそうとするのだ。

銀行口座にお金がないと不安な気持ちになるのはわかるが、これは余り意味のない行動だ。

経済が冷え込み、企業の設備投資が行われなくなった今となっては、単に銀行の勘定を増やすに留まる。

全く意味が無いとまでは言わないが、実にもったいない行為だ。つまり、お金が循環していないので、誰のためにもなっていない。

そのことについては、「お金の知識不足が原因で、ビジネスや人生に損失を招いていませんか?」や「3種類のお金を知ることから始める(情報をブレイクダウンする)」を見てもらえればわかる。

そして、こうした行動を彼らが選択するのには、いくつかの理由が考えられる。例えば、

  • 将来何があるかわからないので、お金が使えない。
  • 何かに投資するのが怖いので何も選択しない。
  • 何かに投資したいけど、その方法がわからないから行動しない。

といったことが考えられるだろうか。投資に関しては「ファイナンシャルプラン・ナレッジ」のコーナーも参考にしてもらいたい。

想像してみて欲しい。

もし元本割れがなく、換金性に優れていて、しかも最低でも年率20%以上の収益をもたらしてくれるものがあったとしたら、それでも彼らは同じ行動をとるだろうか。

そんなはずはない。その方法を選択するはずだ。

つまり、色々言い訳をしている彼らは、そうした方法を知らないだけなのだ。

  1. お金も使わないし、資産も増やさない。
  2. お金を使って、資産を増やす。
  3. お金を使って、資産を減らす。
  4. お金を使わないで、資産を増やす。

あなたら、1~4のどれをゾーンとして設定し、その行動を試みるだろうか?

私なら4番だ。既にそうしているので、躊躇はない。ただし、意図的に2番も行なうようにしている。

自己への投資などがそれに該当する。

例えば、隔年ごとに100万~300万を自分に投資して、そこからキャッシュフローを生みだすようにしている。

どこのゾーンに設定するかで、集める情報も集まってくる情報も大きく異なってくる。

ゾーン以外のことには興味がなくなってくるので必然的にそうなる。

ところが、大概の人は、情報に絡め取られ、情報弱者といわれるカテゴリーに取り込まれていってしまう。

これは、彼らが自分のゾーン設定を勘違いしているために起こっていることだ。

上記の4つのうちで一番多いパターンが4番狙いで3番に甘んじている人たちだ。

実は、4番も2通りのチームに別れる。1つは節約チーム、もう1つはマインドセット(思考)研鑽チームだ。

4番のままでいられるチームは、明らかにマインドセット研鑽チームだ。

それは、両者の好む情報が全く異なることに1つの原因がある。

具体的には、節約チームは、貯蓄のテクニック、賢いお金の増やし方などの金融テクニック、ツールやノウハウを求める。しかし、いざ蓋を空けてみたら、5年後に資産が目減りしていたというパターンが多い。

年に1回しか使わないようなテクニックを得るために何十時間も費やしている人がいる。

中には、一生使わないかも知れない資格を取得するためにお金と人生で最も貴重な時間を、そこに投資している人もいる。

さいごに

これらのことは、すべてキャッシュフローマネジメントが全くできていないことが原因だ!

とここで結論付けるのは些か早計かも知れないが、でも実際そうなのだ。

しかし、CFMのことはここでは詳述しない。

というよりも詳述できない。

このサイト全体がキャッシュフロー最大化に向かって構成されているからだ。

そこで、ここでは誰でもできる資産形成の方法を1つ紹介しておこく。

過去の支出、現在の支出、1,2年後に必要になるお金、将来必要になるお金について、それぞれ以下の質問に答えていって欲しい。

  • 必要不可欠なことは
  • 必要なことは
  • あればいい
  • なくてもいいい

資産形成のコツは、見栄を捨て、収入より遥かに低い支出で生活していくことだ。

そして、収入-支出=貯蓄から、収入-貯蓄=支出に変えることに留まらず、収入-投資資金(自己投資も含む)=支出という考え方に変えてもらいたい。

そのことが本当に理解でき実践できたなら、年収が月収に変わり、あなたの時給は10倍にも20倍にもなるだろう。

そしてこのアチーバルゾーンを決めることによって、単なる基準設定が富を最大化するための測定基準に変わっていく。

次回は単なる目標を測定基準にした方がいい理由などについて解説する

ではまた。

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