行動

前回の投稿「あなたが引き寄せている最悪の状況から脱出するためのシンプルなスキル」では、

パラノイアの世界に絡め取られていること、

セルフイメージが凶事を引き寄せていること、

それらを解決するためのスキルなどについて触れました。

今回は行動と脳の働き方との関連について解説します。

行動と脳の働き方の関係を理解して、人生設計に変革を起こそう。

パーソナルデザイン・メソッド【IDO式の発見】Ⅵ

なぜ、行動できないのか?

想像してみてください。

本を読んだりセミナーに参加して、いざ実行しようとしても具体的に何から始めたらいいのかがわからなかったり、自信が持てず、なかなか行動に移せないという経験はないでしょうか?

何かのプランを作成したものの、ほとんど実行しなかった、という経験はないでしょうか?

私は今でもバイオリズムによっては、時折そうした状態に陥ることがあります。

しかし、その対処方法がわかっているので、長くても1時間程度で元に戻ります。

ではなぜ、行動したいにも関わらず、直ぐに行動することができないのでしょうか?

これが、今から十数年前(2001年)に個人のライフプランを手がけ始めた頃に抱いた疑問でした。

作成したライフプランに満足していたにも関わらず、そのプランを実行している人は稀だったのです。

私たちの行動を支配しているもの

私たちには私たちのために作動している複数の「脳」があります。

私たちは数億年以上をかけて進化してきた「2 つの脳」システムを持っており、その2つの脳は連携して作動しています。

実際には、私たちは、脳幹、大脳辺縁系、小脳、および大脳という大変複雑な「多脳」システムを完璧に進化させてきました。

そして、各脳はそれぞれ異なった機能を有しています。

しかし、ここでは要約して、あなたにとって大切である、2 つの脳に焦点を絞ります。

その2つの脳は、数種の異なった名前で呼ばれています。

一方の脳は扁桃或いは「爬虫類脳」と呼ばれています。

脳の区分のその部分は、大脳辺縁系と呼ばれていて、脳の最も原始的な部分の1つです。

扁桃は2億年ないし5億年前に存在していた複数の構成要素で構成されています。

こ の「爬虫類脳」は私たちの脳の非論理的、自己保存的、前意識的な部分を司っています。

それが、生存本能と言われているものです。

そこから発生する欲求が、食欲だったり、性欲だった り、つまり、快楽を求め続けることです。

これは、その何億年も前の時期に、あなたが大きな捕食者に食べられるのを回避したり、種族保存のために自然に備わった ものです。

そして、今日でもその自己保存は行われています。

自分が消滅した後の自己の保存も含めてです。

そして、今日のきわめて進化した状態では、それらの意味は、ずっと広い範囲にお いて作動しています。

なぜなら、今日ではそれが、脅威と機会を監視するためのものとなっているからです。

生を輝かせようとする力

そして、脅威と機会は、いずれも自身の生存の見込みを向上させてくれるものです。

したがって、この脅威と機会に対する監視は、私たちの人生をより良いものとしようとする働きです。

またそれは、本能レベルで反応することなので無自覚に起こります。

脅威(menace)と機会(opportunity)の監視は、感情によって引き起こされた出来事を記憶し、保存することによってなされます。

つまり、あらゆる反応は本能によってなされるのです。

言い換えれば、すべての反応は自己保存の本能に根ざして引き起こされているのです。

買い物、情報処理、スポーツ、遊び、読書、恋愛、ゲームなどあらゆるシュチュエーションにおいてです。

思考を働かせようとする力

そして、このシステムにおける二項対立、つまり、もう一方の脳は、大脳または大脳皮質と呼ばれているものです。

大脳皮質は、「爬虫類脳」を取り囲み、複雑に折りたたまれた、大きな半球状の塊です。

この大きな半球状の塊の内部で、意識的な思考や創造的な機能が働いています。

そして、言語や問題解決能力のようなものが保存されている場所でもあります。

こ の「理性的な脳」は、視覚的なものから論理的なものまで、あなたにとって必要だと認識したものすべての処理作業を行っています。

推論や創造など、思考する事に関してのすべてがここで行われているのです。

しかし、この「理性的な脳」は、感覚器官が「爬虫類脳」に送り届ける情報のうちのほんの少ししか処理していません。

言い換えれば、情報のほとんどが「理性的な脳」に届いていないということです。

脳のシステムを理解する

そして、スムーズに行動するためには、この「脳システム」において「理性的な脳」が、どのように作動するのかを理解する必要があります。

「理性的な脳」は、進化し続けていますが、それでもまだ爬虫類脳(本能)に対して従属的であるということです。

そして、脳が進化するにつれて大脳辺縁系ないし「爬虫類脳」は役割を変えるようになりました。

あらゆる感覚受容器から送られてきたデータをすべて受け取り、そのデータにどう対応するかを決定する脳になったのです。

それはつまり前意識的な処理です。

「爬虫類脳」が、何を「理性的な脳」に引き渡すかを決めているのです。

「爬虫類脳」は、セキュリティーを司り、何を拒否するかを決めるフィルターになったのです。

つまり、錯綜する情報から自己保存の機能を守る役割を果たすようになったのです。

その情報が安全なものだと判断すれば、フィルターを通過することができますが、そうでなけば、通過させません。

情報がほとんど結びついていない

これまでにも自分の欲望に従ってしかモノゴトを見ようとしない、自分の言動を正当化するために自分の都合のいいように事実を捻じ曲げているということを伝えてきました。

しかし、そのことについて、あなたがちゃんと腰を下ろして、なぜそうなのか、それは何を意味しているのか、ということをじっくりと考えたことはないのではないでしょうか?

つまり「そのことがどれだけ重要であるか」に対する思考です。

そして、これが重要なポイントです。

あるものが「爬虫類脳」の本質的な欲望を刺激するものでなければ、それが理性的な脳に引き渡されることはないということです。

「フィルター」は事実や記号といった論理、つまり情報に反応するわけではありません。

圧倒的なデータや完璧な論理をもってしても、「フィルター」を通過することはできないのです。

論理でフィルターを通過することはできないのです。

本能フィルターの特徴を知る

もっと厄介なことに、この脳は完全に独立した状態で作動します。

例えば、

  • 自分にとって好ましいものだけに関心がある
  • 比較を行うのが、決定のための最も容易で最も速い方法を探す
  • 明確で具体的なものを探している
  • 最初と最後に焦点を当てている
  • 視覚を重視している
  • 常に欲望に駆られている

といったことなどが言えます。

私がロスのトーランスという街に1週間ほど滞在し、ちょうど犯罪ルポのTV番組を見ていた時に間近で銃声のような音がしました。

私の爬虫類脳は、今まで処理していたTVの情報を突然遮断し、この入力を大急ぎで大脳皮質に送ります。

大脳皮質はこの入力を受け取り、それを一連の記憶と照合し、最後には「誰かが撃たれた」という結論にいきあたります。

そして、大脳皮質は状況を評価して、自分に危険が差し迫っているかどうかを判断します。

自分は完璧なセキュリティーのなかにいて安全なのだと判断できると、もうそれ以上の行動は要請されないのです。

その一方で、残りの情報は、すべて無視されました。

これが自己保存の反応、つまり完全無視です。

本能フィルターを説得できる内部機能はない

驚くべきことに、爬虫類脳はこのすべてを一瞬で行うのです。

脳は送り届けられたものすべてに対してこの処理を行います。

つまり、あなたが情報を得て速やかに行動するためには、この本能フィルターに立ち向かわなければならないということを意味しています。

すなわち、銃声に対する反応と同じような反応を引き起こす、意図的なメッセージを作り出すことができれば、速やかに行動できるということになります。

しかし、行動を促すために、その種の急速な身体的な脅威を人工的に作り出し、認識させることは極めて困難です。

本能フィルターの影響力は社会的側面にも及ぶ

そして、自己保存はもはや単純な生存に限ったことではなくなりました。

地位や出世といった社会的な側面もまた包含しているのです。

結局、私たちのすべての決定事項は、本質的に「自己保存的」であると言えます。

危険を察知してそこから逃げるのも、社会的な地位を高めようとしていろいろなことを試みるのも、それらはいずれも「自己保存」つまり、本能を主体として考えているのです。

重要なポイントは、あなたのメッセージがまず本能フィルターを通過できない限り、行動できないということです。

あなたが時間を投資して得た情報や買い求めた教材は、一時的に記憶に留まっているだけで、まったく役に立たないのです。

記憶は時がたつに連れ薄れていき、そのうち忘れてしまうのです。

「爬虫類脳」があなたが得たものを「論理的な脳」に送らない限り、論理的な脳は、あなたのメッセージを知ることはないのです。

そして、理性的な脳に本能フィルターを通過させる機能はありません。

野生の動物が、必要最低限の行動しかとらない様子からもそのことが理解できるはずです。

「野生の動物は美しい。彼らからしてみれば、私たちはきっと不細工に映っているに違いない」

と整体師でもある師匠が、そのように言っていたことを思い出しました。

個人差

また、人の顔かたちがそれぞれ違うように、脳の働き方には個人差があります。

言いかえれば、脳の働き方が違うから顔かたちが違っているのではないでしょうか。

全ての脳は最初、女性脳らしき状態からスタートし、受精後7週間を過ぎて男性脳らしきものが誕生します。

ニューロン(神経細胞)が4倍の脳があ り、比較的女性にこの傾向が多いことから、この脳の状態を女性脳と表現している方もいらっしゃいます。

ニューロン4倍脳は、合理的フィルターと情緒的フィルターの両方を同時に使って、情報を処理 しています。

また、男性だから必ず男性脳ということではないというところもポイントになります。

因みに私は男性ですがニューロン4倍脳の特徴を持っています。

ですから本来であれば男性脳とか女性脳という表現の仕方は誤解を招く恐れがあります。

これに個人差が加味されるわけですから、脳の働き方は千差万別ということになり、この人は◯◯脳と特定する ことは出来ないはずです。

そして、この脳の働き方に大きく影響している1つの要因がセルフイメージということになります。

セルフイメージ

セルフイメージとは、過去の経験や体験にによって形成された自分のイメージです。

では、そのセルフイメージに自分という存在が正しく投影さ れているでしょうか。

あなたのセルフイメージは、どの時代のどんな場面に強く影響されているでしょうか。

セルフイメージにはクリエイティブで成功する自分が投影されているでしょうか。

それともどちらかと言うと成功できそうにない自分が投影されているでしょうか。

もしそうだとしたら、クリエイ ティブで成功するイメージに変える必要があります。

それにはまず現在の自分の良い面と悪い面を正確に確認しておく事が重要です。

自分の短所らしきものや長所らしきものを書き出す。

まず、自分の長所らしきものを書き出してく ださい。

そして、自分の短所らしきもの、改めたいと思っているところを書き出してください。

世界中が全部同じ人だったら

今度は、何もかも全部同じ人間が住んでいる世界を想像してみて下さい。

つまり何千人、何万人という人間の顔や体つき、能力、年齢、技術、目標などが全部同じ人間の世界です。

その顔や体つき、能力、年齢、技術、目標などを考えてください。

その結果を簡単に書き出してください。

さいごに

全てが同じ人間の世界が想像できたら、今度はその人間と自分がどのように違い、また自分にどんなユニークな特長があるかを書いてください。

おわかりいただけましたでしょうか。

誰ひとりとしてあなたと全く同じ人はいない、ということを再認識していただくことが出来ましたでしょうか。

これは生物学からも言えることです。

このようなワークを繰り返してセルフイメージを適正化して行くことをP塾で実践してもらっています。

現在は、全部で39ワークありますが、脳の刺激を感じつつ、楽しみながらできる内容になっています。

ではまた。

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将来が漠然としているからこそより大きな成長が期待できる。もしも、既に適切なプランがあるとしたら一気に飛躍できる。

あなたのライフデザインについて一緒に考えてみませんか?