体質
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こんにちは、MSインテグラル・デザイン研究所の斉木です。 今回から数回にわたってパーソナルデザインと体質との関係について解説していきますが、これは私のコンサルテーションを1年以上続けて受けている方やパーソナルデザイン塾の塾生に向けて書いたものですので、予めご了承願ください。

お釈迦様は生老病死を縁として覚者としての命を開いた。

そこに生命がある限り、この生老病死から逃れることは出来ないだろう。

しかし、病気もなく、痛みを感じることもなく、老いることも、死ぬこともない。

そのような世界、場所があるのなら一度は行ってみたいと誰しもが思うことだろう。

そこに至れば、もしかしたら、これまでに経験のないような問題が生じるかもしれない。

でも、おそらく今私たちが抱えている様々な問題や悩みは消滅し、限界というものは存在しなくなるだろう。

悩みや問題、そして限界といった言葉さえも不要になり、消滅するに違いない。

そこは、私たちが「完全」とか「完璧(かんぺき)」といった言葉で表現している状態が、心身ともに同時に起こる場所(瞬間)ではないだろうか。

実はそのような場所があると言われている。

しかも、それはあらゆる人の内側に存在しているというのだ。

断っておくが、これはスピリチュアルもどきや形而上(けいじじょう)の話ではなく医術に基づく話しだ。

参考▼ 形而上とは、時間・空間の形式を制約とする感性を介した経験によっては認識できないもの。超自然的、理念的なもののこと。

人によっては一生その場所に行く機会がないかもしれない。

何年もそこに留まることができる人がいるかもしれない。

一瞬かもしれない。

しかし、例えそれが一瞬だったとしても、人生に大きな変化をもたらすことは間違いない。

もし、そこに一瞬でもいることができたとしたら、通常の仮説はすべて成り立たなくなるだろう。

したがって、よりクオリティーの高い新たな仮説が必要になってくるはずだ。

今回は、そのような世界を探り、そこに至る方法を考え続けてきた人たちの物語だ。

パーソナルデザインを探求する一人として解説していきたいと思う。

病気は私たちにとって必要なものなのか?

建築家でもある師匠からビジネス成功の秘訣を19歳の時に教わった。

その秘訣とは、

  • 1に健康
  • 2にやる気
  • 3に頭の回転
  • 4に技術

という順序だ。

これは、パーソナルデザインを確立する上で欠かせない手順だ。

健康を害してしまっては、やる気もなえる。

やる気がなえてしまっては、思考も働かなくなる。

思考が鈍ると処理速度が遅くなる。

処理速度が遅かったら、必要な技術も思ったように身につかないだろう。

このように健康であるかどうかは、個人のライフデザインやキャリアデザインに大きく影響し、強いてはキャッシュフローデザインを大きく変える要因になる。

その個人が事業や家計の中心者であったなら、その影響はさらに大きなものになる。

例えば、私たちの健康を脅かす原因の1つに病気というものがある。

すべての前提に影響を及ぼす極めて恐ろしい天敵だ。

あらゆる出来事は、すべて必要不可欠なことだから起こるという説もある。

しかし、果たして病気が人間にとって必要なものなのだろうか?

私たちは生活する中で、様々なウィルスやバクテリアなどに接しているが、病気の原因になるのはこれらのほんの一部に過ぎないと言われている。

医師の話によると、患者の呼吸器に有毒な髄膜炎菌のかたまりが静かに住み着いていることは、珍しくないそうだ。

髄膜炎菌といえば髄膜炎を誘発するもので、一度髄膜炎が起これば、死に至りかねない中枢神経の重い感染症だ。

でも安心してもらいたい。

そのバクテリアが活発に活動してこの病気を引き起こすことは極まれなことらしい。

では、不幸にもそのような事態になってしまった人は、なぜそのような事態になってしまったのだろうか?

なぜ極稀にしか起こらないことが、彼らの身に起こってしまったのだろうか?

私たちは既に完璧に近い状態にある

実は、バクテリアそのものではなく、バクテリアの宿主である私たち自身に問題がある。

細菌に通行許可を出しているのは私たちが所有している機能だからだ。

その99.99%は屈強なガードマンによってガードされているが、そのわずかな空きにバクテリアが入り込むとによって不幸な事態が起こる。

しかし、逆の見方をすれば、私たちはこの機能によって既に完璧に近い健康状態にあるともいえる。

この機能は、99.99%という驚異的(きょういてき)な確立で、外敵から私たちを守っていてくれているのだ。

病気の代表選手といえば、がん・脳疾患・心疾患だが、こうした3大疾病といわれるものを始め、病気が成立する原因は、単純ではなく実に複雑で奥が深い場合が多い。

参考▼

平成26年患者調査(厚生労働省)によると、3大疾病による総患者数は、悪性新生物(30万8000人)、心疾患(19万3900人)、脳血管疾患(25万3400人)となっており、脳血管疾患が3大疾病の入院患者の中ではもっとも多い疾病。

年齢別データを見てみると、がん(悪性新生物)患者は65歳以上で20万9.600人と急増しており、脳血管疾患も同様に65歳上で21万6.400人と急増している。また、悪性新生物は35歳~64歳(8万5.300人)、脳血管疾患(3万5.100人)と働き盛の世代で増えている傾向。

病気の原因はウイルスやバクテリアだけではない

また病気は、ウィルスやバクテリアといったものだけではなく、文明や文化によっても作り出されてきた。

物理化学的環境は、

  • 水俣病(みなまたびょう)や四日市喘息(よっかいちぜんそく)のような公害
  • 振動などの上肢障害(じょうししょうがい)
  • 塵肺(じんぱい)などの労働災害。
  • スモン病や薬害エイズに代表される薬害

などを生み出し、文明は無数の発がん物質や環境汚染物質も作り出した。

そしてまた、オゾン層の破壊による皮膚がんや白内障の増加、抗生物質の発見によって皮肉にも新たな形質の耐性菌(たいせいきん)を人為的に作り出してしまった。

これらの事実は、各々のデザインを確立するためには内面だけではなく、環境要因が大きく関わっているということを教えてくれている。

参考▼

薬剤による耐性菌:特に抗生物質などに対する抵抗性を獲得した細菌。MRSA(メチシリン耐性黄色ぶどう球菌)・PRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)など。

個人的なことを云えば、昨年3人の友人が立て続けに心筋梗塞(しんきんこうそく)で倒れ、3人共バイパス手術を受けている。

一昨年は心筋梗塞で倒れた知人が54歳という若さで亡くなってしまった。

大抵の場合は心臓に酸素を運ぶ冠動脈が血栓によって塞がれるのが原因で心臓病になる。

しかし、その経過や症状には著しい個人差があるようだ。

その個人差とは体質に限ったことではなく、その体質が基礎となって選択していく環境や心理も含む。

パーソナルデザインを考える際にも、その方向性を誤らないようにするために、こうしたことを忘れないよう常に気を配っていく必要があるだろう。

参考事例▼

ある人はたった1粒の小さな血栓によって狭心症、つまり冠動脈疾患に特有のしめつけられるような胸の痛みの原因となるが、流れがほとんど止まっている状態でも何にも感じない人もいる。

冠動脈の内径の85%が塞がれた状態の人がマラソンで完走したという例もある。

一方で、何の支障もないきれいな血管の人が、心臓発作によって急死してしまったという例もある。

つまり、これらの出来事は、病気に対する私たちの身体の抵抗力は実に様々だということを物語っている。

と同時に、同じ症状だからといって、同じ調合の薬剤を投与し、同じ治療を施してもいいのか、という疑問も生じてくるだろう。

また、体の免疫力もそうだが、その免疫力にも影響しているであろう感情という問題がある。

心理的に社会的環境によって起こる病気といえば、うつ病を代表として、強迫神経症、心身症、拒食症、そしてまた、校内暴力や登校拒否、過労死なども考えられるだろう。

本能をダイレクトに刺激するような痛みを心底受け入れ、実践できている人間がいるのだろうか?

心理学などの本には、

病気になること、年をとること、死ぬことをうけいれられるようになると、生きるということに対して障害が軽減でき、うまく適応できるようになる。

といったようなことがよく書かれている。

はたして本当にそのようなことが可能なのだろうか?

本能をダイレクトに刺激するような痛みを心底受け入れ、実践できている人間がいるのだろうか?

という疑問を私は抱かずにはいられない。

なぜなら何千人という数の人たちと接してきた中で、それが出来ていると感じた人は私も含め一人もいなかったからだ。

私が単に鈍感なだけなのかもしれないが、師匠筋に当たる何人かの高僧の方からもそれを感じとることはできなかった。

一方、友人の中には「忙しすぎて病気になる暇がない」といっている人もいる。

その言葉の通り彼はいつも元気だ。

一説によると、そう考えている人の方は比較的健康であり、病気についてあれこれ気にしている人の方が病気になりやすいそうだ。

参考事例▼

因みに父は、健康であることに常に気を配り、あらゆることに真面目に取り組む人だったが、2度の大病の後、72歳で他界した。

母は全くそうしたことに気を配る人ではないが、病気になることもなく、私と一緒にモンサンミッシェルに行った時にこわしてしまったひざまで蘇生(そせい)させ、84歳の今も太極拳の教室に通い、毎日元気に家事をこなしている。

完全なる健康という突破思考

心身ともに完璧な状態、つまり「完全なる健康」を目指すというのは、ある意味、突破思考的であるといえるだろう。

「突破思考」とは問題解決の1つの視点で、通常より遥かに高い目標を設定して、それを実現する方法を探していくという方法だ。

例えば、現状の10%アップを考えていくのが妥当な領域だとしたら、その10倍~20倍の目標設定をする。

そうすると今までの方法では太刀打ち出来ないので、新たな方法が必要になってくる。

突破思考はシリコンバレーの先進的なコンピューター会社の間で採用されてきたのは言うまでもないが、日本のトヨタでも行われてきた。

中でも副社長だった大野耐一(おおの たいいち)氏の「4時間の作業を3分に縮めろ」という話は有名だ。

またそれを実際に成し遂げたと言うからおどろくではないか。

世界のトヨタがこうした考え方によって支えられているのかと思うと、なんだか興奮してくる。

改善(Kaizen)

またトヨタは改善(Kaizen)でも知られている。

改善は日本の製造業で生まれた工場の作業者が中心となって行う活動・戦略のことで、日本国外でもKaizenで通用する。

その中には、改善活動により、作業者の知恵を生産設備に織り込むことで、同じ設備を使う他社に差をつける。

不足するものをすぐに買うのではなく、自分達で製作・改造することで、投資を抑制するといった考え方も含まれるが、これもトヨタ方式の中の一部でもある。

世界をうならせるに至った日本製品の数々は、この改善の考え方から誕生したといっても過言ではないだろう。

またそれは改善し続ける必要があったからこそ成し遂げられたことだとも言える。

そして、この「突破思考」と「改善」は、パーソナルデザイン・プロセスにおいて非常に大きな役割を果たす。

リコールは是非とも避けたい手段

「リコール」と言う言葉をあなたも聞いたことがあるだろう。

参考▼

自動車におけるリコールとは、販売した商品に不具合が発見された場合、メーカーや輸入業者が、該当する製品を無料で修理をする制度のことだ。

ご存じの方もいらっしゃると思うが、改善に用するコストよりもリコール費用の方がはるかに高く付く。

したがって、完璧を目指して改善し続ける必要が出てくる。

初期設計の段階に重きを置き、そこにコストをかけることによって、結果的に全体の利益と会社を守ることにもつながるからだ。

これと同じことが医療についても言えるのではないだろうか。

予防にコストをかけるのか、リスクヘッジにコストをかけるのか

予防にコストをかけた方が病気になってから治療するよりも、身体的にも経済的にもはるかに負担が少なくて済むことは容易に想像できる。

しかし、これは予防しておけば、絶対に病気にはならないという前提があってのこととも言える。

また、予防によってすべての病気が防げるという保障があるとしたら、医療保険などに頼らず、その費用を予防に回したほうがはるかに有意義だろう。

また非喫煙などの割引と同じように、予防割引などが加味された保険商品が発売されてもおかしくない。

ところで、なぜ人はサプリメントや健康機器に多額のお金を出したり、保険などに加入しようとするのだろうか?

おそらく、致命的な重病にかかることを恐れているからではないだろうか。

その恐れの根拠は、病気による痛みや苦しみにあるのではなく、むしろ長い入院生活や治療の際に奪われていくお金と家族の絆だだろう。

実際、家族を絶望させ、ドンドンお金が減っていく状態を経験するくらいなら、死んだ方がましだと考える人は多いようだ。

いずれにせよ、この苦悩を軽減するためには、個々の体質を改善し、機能を向上させられるような医療が必要だろう。

「完全なる健康」を得るための秘訣!

完全なる健康を得るための秘訣の第一歩は、自分が健康であることを選択しなければいけないということだ。

私たち人間は自分が可能であると思う程度にしか健康になれないからだ。

これは健康に限らず、すべてのことに言えることではないだろうか。

では、完全なる健康とはどのような状態のことをさしているのだろうか?

一般的には心身がすこやかであることと言ったところだろうが、どうやらその程度ではなさそうだ。

彼らが考えている健康とは、「将来への展望を180度展開し、病気や衰退した老年期などを受け入れなくさせること」ということだ。

つまり、完全に欠陥がない状態ということだろう。

ところで、本当にそのようなことが人間に可能なのだろうか?

あなたは、アメリカの国立老化研究所、NIA(National Institute on Aging)というところをご存知だろうか。

参考▼

アメリカ合衆国の国立衛生研究所(NIH)傘下の、老化の本質を理解し、健康寿命を伸ばすことを目的とした研究所で、具体的には、「老化のプロセス」・「加齢に伴う病気」・「高齢者特有の問題と需要」の研究と支援、熟練した研究者の訓練と開発、研究の進歩を加速させるための、先端資源の開発と維持、抗老化医学に関する広報事業などを行っている。

その研究所によると、食事療法、運動、ビタミン、薬剤、生活習慣の改善など、どれをとってもそのことによって確実に寿命が延長できるということは言えないとしている。

高齢者がかかりやすい変性疾患、つまり、心臓病・脳卒中・がん・動脈硬化・関節炎・糖尿病・骨粗鬆症(こつそそうしょう)などはかなり減少してきてはいるが、完全にさけられるようにまるまでには、まだまだほど遠い道のりだろう。

そうしたガンを始めとする困難な病気について画期的な治療法はまだないということだ。

コレステロールは健康維持に欠かせないもの

例えば、コレステロールのレベルを下げれば心臓発作が少なくなるというのも、実は統計的な根拠に基づいているだけのことだ。

コレステロールの調整をしたからといって心臓病から確実に逃れられるわけではないからだ。

個々の人体の不思議な部分を統計によって測ることなどできるはずもない。

どのようなことでもそうだが、そこには定量(統計)と定性(性質)の2つの側面からのアプローチが必要になる。

一般的に悪者とされているコレステロールだが、決してそのようなことはない。

本来コレステロールは体にとって必要不可欠な物質だからだ。

つまり、コレステロールがなければ健康を維持できない。

なぜならコレステロールは、細胞を作る時に不可欠なタンパク質の一種だからだ。

すべての細胞は、細胞膜によって保護されている。

その細胞膜を構成するために特に重要なものがコレステロールだ。

コレステロールが不足してくると細胞が弱くなるため、ガン化しやすいとも言われている。

また、皮膚(ひふ)にあるコレステロールが紫外線を浴びるとビタミンDの前駆体(ぜんくたい)となる。

このビタミンDはカルシュウムの吸収に必要な成分だ。

こうしたことから、コレステロール不足によって骨が弱くなってしまう恐れも出てくる。

さらに、コレステロールは抗ストレスホルモンを作り出す役割を担っている。

したがって、コレステロールが不足してくるとストレスを軽減することが難しくなってくる。

このように大切な物質が、一般的にはたんなる成人病の素だと思われているのだから実に困った話だ。

注意点▼

コレステロールを下げるために降下剤(こうかざい)を使用するが、この降下剤は胆石(たんせき)を作り出す原因にもなる。

本来必要不可欠なものを悪役に仕立てて得をするのは誰なのか?

ということで問題はコレステロールそのものではない。

活性酸素(かっせいさんそ)によってリポタンパクが破壊され、酸化コレステロールが流通経路からこぼれてしまうことの方が問題だ。

血中でコレステロールと活性酸素がぶつかると、リポタンパクが酸化され細胞が解け、酸化されたコレステロールが血管中にばらまかれてしまう。

そうなるとマクロファージという掃除機の役目をする細胞が、酸化したゴミを自分の中に取り込んで片付けようとする。

しかし、取り込んだ酸化したリポタンパクの量が多すぎると、マクロファージだけではこと足りない。

その段階で活動しだすのが平滑筋(へいかつきん)の細胞で、そのことによってアテロームが生じてくる。

このアテロームが脳梗塞(のうこうそく)の原因にもなることから、コレステロールは良くないという方向に話が捏造(ねつぞう)されたというわけだ。

現にドクターも「コレステロール値が高いと成人病になりやすい」としか言わない。

その言葉に付け込んだ◯◯会社などが、ビジネスを成立させるために、コレステロールをまるで成人病の病原体であるかのように仕立て上げてしまったのだろう。

さいごに▼

今の5倍も十倍も健康を改善するためには、どうやら医術や薬学ではなく、生命についてより深い理解に基づく新しい知識が必要なようだ。

その生命に関連したもので「性格」と呼ばれている個々の一定の特徴を切り取ってグループわけしたようなものがある。

「性格」は、パーソナルデザインを確立していくプロセスにおいて最も重要な要素となる。

その「性格」と呼ばれているものをある程度まで客観的に評価できる特徴的な行動パーターンを抽出して、病気との関係が調べられている。

次回は、その性格タイプの違いによって起こる疾病についてから話を始めたいと思う。

ではまた。

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