パーソナルデザイン
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こんにちは、MSインテグラル・デザイン研究所の斉木です。 今回は、外観と内面、それぞれの体質との関係性について解説しましょう。

前回の投稿「耳を澄ましてごらん、精妙な振動が私たちを癒やしてくれていることに気がつくから。」では、パーソナルデザインを成功させるために外面の世界につりあうように内面を整えていく方法などについて解説した。

病気の根源を知るためには、3つのドーシャだけではなくそのサブドーシャまで診ていくことが大切であり、そのサブドーシャが15種類あることは前回の投稿で若干触れてきた。

体質とパーソナルデザイン(外面と内面)

今回は、ドーシャが私たちの生活の中で実際にどのように機能しているのかについて理解を深めていくことにしよう。

ドーシャと生活の関係性について理解をふかめることが、パーソナルデザインをより有益なものへと進化させてくれるからだ。

ヴァータのサブドーシャ

例えば、ヴァータは神経系に深く関係していて全身に行き渡っている。

そして、ヴァータのサブドーシャは、それぞれ独自の位置と作用を持っている。

彼らはこれを体の中の「風」と呼んでいる。

動きのあるところには必ず存在し、神経線維の中を伝わっていく活動電位のようなものだ。

感覚の働きを可能にし、感情、思考力、判断力を活性化し情緒にバイオリズムを与えるサブドーシャ

その中で最も重要なサブドーシャがプラーナ・ヴァータといわれるもので、脳や頭部、胸部に位置していて、知覚とあらゆる動きを司っている。

つまり、このサブドーシャは、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚といった感覚の働きを可能にしているのだ。

プラーナ・ヴァータは、感情、思考力、判断力を活性化し情緒にバイオリズムを与える。

バランスの取れているときには、動きは機敏で思考がよく働き、陽気で快活だ。

また、プラーナ・ヴァータは、呼吸のリズムと嚥下(えんげ:飲み込むこと)を支配している。

このプラーナ・ヴァータが乱れると、悩みや心配事を増長し、不眠や神経障害、しゃっくり、喘息などの呼吸障害、頭痛の原因になる。

言語の表出過程を支配し、記憶や想念の動きを司るサブドーシャ

言語の表出過程を支配しているものが、ウダーナ・ヴァータと言われるもので、喉と肺に位置していて、脳の言語中枢を通して記憶や想念の動きも司っている。

ウダーナ・ヴァータが乱れると、

言語障害、空ぜき、咽頭炎、扁桃炎、耳の痛み、全身の疲労感などとなって表れる。

消化管のぜん動リズムを司っているサブドーシャ

サマーナ・ヴァータは、胃と腸に位置し、消化管の中の食べ物の動きを支配している。

消化管のぜん動(内容物を移動させる運動、生理波動)のリズムを司っているのだ。

だから、サマーナ・ヴァータが乱れると、

消化不良、腸内ガス、下痢、過敏な胃、栄養の吸収不良、組織形成の衰弱などが表面化する。

老廃物の排泄と生殖機能と月経を司るサブドーシャ

アパーナ・ヴァータは、結腸と下腹部に位置し、老廃物の排泄と生殖機能と月経を司っている。

結腸はヴァータの主要な座であり、ヴァータのアンバランスの兆候はここから表れることが多い。

アパーナ・ヴァータの乱れは、

便秘、下痢、腸内ガス、腸のけいれん、大腸炎、泌尿生殖器の障害、生理不順、前立腺肥大、生殖機能の障害、腰痛、筋肉のけいれんなど多くの不調の原因となる。

心臓のリズム、血管の拡張と収縮、末梢の循環を支配しているサブドーシャ

ヴャーナ・ヴァータは、神経系、皮膚、循環系を通して全身に位置している。

心臓のリズム、血管の拡張と収縮、末梢の循環を支配しているのだ。

つまり、血圧を制御し、発汗、あくび、感触を司っているのはヴャーナ・ヴァータだ。

ヴャーナ・ヴァータの乱れは、

高血圧、循環の不良、不整脈、ストレスに関連した神経障害などの原因になる。

ピッタのサブドーシャ

ピッタは代謝を司っていて、体熱や消化全般に深く関わっていることは前回も解説した。

鋭い視力や的確な思考力もまたピッタの働きだ。

栄養分の吸収と消化速度を司るサブドーシャ

バーチャカ・ピッタは胃と小腸に位置し、栄養分と排泄物に分離する働きを司っている。

バーチャカ・ピッタが、消化の「熱」を制御していて、消化速度を調整しているのだ。

便や尿に悪臭があったり、栄養分がうまく吸収できないのは、このサブドーシャが関係していることが多い。

バーチャカ・ピッタの乱れは、

胸焼け、胃酸過多、潰瘍、不規則な消化となって表れる。

赤血球の生成、血液成分バランスを司るサブドーシャ

ランジャカ・ピッタは、赤血球、肝臓、脾臓に位置し、健康な赤血球の生成、血液成分バランス、血流を通しての栄養分配などの複雑な過程を司っている。

ちなみに父は大腸ガンの手術で脾臓を一緒に摘出されてしまったが、父に限らず、ガンのオペで脾臓を摘出するケースは非常に多い。

不純な食物や空気や水、アルコールやタバコなどのために生じた血液中の毒素は、脾臓に位置するランジャカ・ピッタを通してピッタのアンバランスを誘発するためだろう。

ランジャカ・ピッタの乱れは、黄疸、貧血、血液の障害、皮膚の炎症、怒り、敵意などとなって表れる。

 

心臓と心の働きを司るサブドーシャ

サーダカ・ピッタは、心臓に位置し、心臓の物理的な機能の制御だけではなく、心理的な心の満足も作り出すと思われている。

また、記憶に関係していて、気力の欠如は、サーダカ・ピッタの減退が原因だとされている。

サーダカ・ピッタの乱れは、

心臓病、記憶喪失、情緒不安定、優柔不断などとなって表れる。

視力を司り、目と感情を結びつけるサブドーシャ

アローチャカ・ピッタは、目に位置し、視力と関係していて、目と感情とを結びつけている。

何かを見てカッ!となったり、目に怒りが現れているような時は、このサブドーシャが増悪している証拠だ。

逆にバランスが取れている時は、温かい満足げな眼差しをしている。

これはピッタが健康的であることを表す象徴的な現象だ。

アローチャカ・ピッタの乱れは、

充血した目、視力障害、目の病気となって表れる。

お肌のコンディションを司るサブドーシャ

ピッタはブラージャカ・ピッタというサブドーシャをとうして皮膚と世界を繋ぐ。

過敏な皮膚、赤い皮膚、皮膚の炎症などは非常にピッタ的だ。

ピッタ体質の人は、感情が顔色に出やすく、赤面することがよくある。

ストレスによって、発疹、はれもの、ニキビなどができやすい。

バランスの良い時のブラージャカ・ピッタは、幸福や活力を放射する。

ブラージャカ・ピッタの乱れは、

発疹、ニキビ、はれもの、皮膚がん、その他の皮膚病などとなって表れる。

カパのサブドーシャ

カパの主な体質は構造と湿気にある。

カパのサブドーシャは、組織や関節を滑らかに保つ働きをしている。

湿気の感覚、味覚、臭覚もカパが司っている。

強く柔軟で滑らかな胃の内壁をもたらすサブドーシャ

クレーダカ・カパは、胃に位置し、胃の内壁を湿潤に保つという、消化には欠かせない働きをしている。

そのため、カパが過剰になると胃に現れることが多い。

クレーダカ・カパのバランスは、強く柔軟で滑らかな胃の内壁をもたらす。

クレーダカ・カパの乱れは、

遅く重たい感じの消化障害となって表れる。

胸部、肺、腰部の強さを保つサブドーシャ

アヴァランヴァカ・カパは、心臓、胸部、腰部に位置し、胸部、肺、腰部の強さを保つ。

したがって、カパ体質の人は頑丈な胸や肩を所有している。

アヴァランヴァカ・カパのバランスは強い筋肉をもたらし、心臓を守る。

アヴァランヴァカ・カパの乱れは、

呼吸障害、無気力、腰痛などとなって表れる

過食症、肥満、食物アレルギーなどに関係しているサブドーシャ

ボーダカ・カパは舌に位置し、味覚を司っている。

カパ体質の人は、主に味覚と臭覚を通して環境の影響を受けている。

したがって、味覚を正しく用いていないカパ体質の人は過食になりがちで、味覚が鈍感になっていく。

また同じ味のものばかりを食べていると味覚は鈍感になる。

味覚が鈍くなると過食症だけでなく、肥満、食物アレルギー、粘膜のうっ血、糖尿病などのカパ的な障害に悩まされるようになる。

ボーダカ・カパの乱れは、味覚や唾液腺の障害となって表れる。

湿潤を保ち、感覚器官を保護するサブドーシャ

タルバカ・カパは、鼻腔、頭部、脊髄液に位置し、鼻、口、目を湿潤に保ち、感覚器官を保護する。

中枢神経にとって重要な脊髄液を維持している。

タルバカ・カパの乱れは、

鼻閉塞、花粉症、臭覚の鈍麻(感覚がにぶくなること)、感覚全般の鈍麻として表れる。

体のすべての関節を潤滑にするサブドーシャ

シュレーシャカ・カパは、局在的でない唯一のドーシャで、関節に位置し、体のすべての関節を潤滑にする。

カパのアンバランスは大概、胸に現れ頭部に広がっていくが、その例外が関節の痛みだ。

関節にヴァータが過剰であると関節は乾燥し、関節炎のような症状が表れるが、カパの場合は、関節がゆるみ水を含むようになる。

シュレーシャカ・カパの乱れは、さまざまな関節障害となって表れる。

このようにサブドーシャの働きを知ることが、

パーソナルデザインにも役立つことがおわかりいただけただろうか。

もちろん、外面は内面に依るところが大きいが、外面にあらわれる状態をコントロールできるようにしておくことも、パーソナルデザインにとって必要なことだ。

それでは、次に内面にフォーカスしていこう。

表面上繕っても、内面の状態はそれぞれの体質に基づき戯れている。

同じ1つの出来事に対して人々の態度はまちまちだ。

あるものは苛立ちうろうろと動き回る。

これはヴァータによる不安と短気を表している。

またあるものは、腹を立て、誰かを槍玉(やりだま)に挙げて非難する。

これは、ピッタによる怒りと批判を表している。

あるものは、じっと座ったまま動かない。

これは、カパによる忍耐と安定の傾向を表している。

これらは、単なる気分の問題ではなく、体質を基軸とした反応だ。

そして、どのタイプの人も自分の反応は自然だと思っている。

カパの人からすればヴァータの人の行動は滑稽(こっけい)に映る。

逆にヴァータの人から見ればカパの人は無頓着(むとんちゃく)だと解釈される。

また、それがそれぞれの特徴であったとしても、シチュエーションが違えば、異なったカタチで映し出されるだろう。

例えば、宴会の席やパーティーなどに引っ張り出されたカパの人は、ぶっきらぼうに映るだろう。

つまり、ドーシャというものが人それぞれに彩色を施し、その人の現実を決定づけている。

だから、心配で落ち着かないヴァータ体質の人に忍耐強く振る舞えと言っても無理な話なのだ。

ヴァータ体質の人からすれば、「こんな状況でよく無頓着でいられるな」と思えるからだ。

もちろん、誰にも3つのドーシャが共存しているから表面上はつくろうことができるだろう。

しかし、内面の状態はそれぞれの体質によって大きく異なっている。

ドーシャが、私たちの性質を全体的に支配している

そして、私たちの生来の性質というものは、最も頻繁に表面化される。

それが自然現象というものだからだ。

したがって、意識によってこれをコントロールすることはできない。

ドーシャが、私たちの性質を全体的に支配しているからだ。

これを理解することは、パーソナルデザインを形成する上でも非常に重要なポイントだ。

心が落ち着かないのは体が落ち着かないのと同様にヴァータ的だと言える。

皮膚に発疹ができるのは行動が性急なのと同様にピッタ的であるといえる。

決断が遅いのは、朝起きるのがゆっくりなのと同様にカパ的であると言える。

あなたは日常においてどのような態度をとることが多いだろうか?

完全なバランスは、自分の性質(自然)を尊重することで生まれる

つまり、完全なバランスを獲得するためには、自分の性質(自然)を尊重する必用があるということだ。

私たちは自分の体質に基づいて行動し、それが自分の傾向であると認識し、長い期間を経て習慣化される。

しかし、傾向を認識できたからといって、自分をコントロールできるわけではない。

ということを私たちは十分認識しているはずだ。

逆に同じ症状に悩まされている人が多いのではないだろうか。

傾向を認識すればするほど、時間が立てば立つほど、その悩みは増長され、そこから逃れられなくなっていく。

これらの問題がどこから発生しているのかわからないかぎり改善することができないからだ。

これら問題のすべては、「プラクティ」から発生していると彼らは言っている。

プラクティとはサンスクリット語であり、和訳すれば「自然」ということになるが、本質的な意味は若干異なるだろう。

プラクティはプラクティなのであって、プラクティ以外のなにものでもないからだ。

「あなたが体感として得られた瞬間、それがプラクティだ」とここでは表現しておこう。

いずれにせよ、根本的な場で問題を根絶できない限り、病気はその力を増長し続ける。

次から次へと生えてきて、どんどん延びていく雑草のように・・・

人生をよりよいものにするためには、健康を手に入れなければならない。

そのためには、自分のプラクティを尊重して生きていく必要がある。

パーソナルデザインの本質は「プラクティへの尊重」にあると言っても過言ではないだろう。

自分のプラクティを尊重しないとどうなるか。

例えば、細い体格と明るく快活な態度はヴァータの気質を表している。

そのことを自覚したヴァータ体質の人は、そうした気質を活かせる仕事を選択するだろう。

そして、混沌(こんとん)とした環境の中でも、明るく元気に振る舞うことができるに違いない。

しかし、一度バランスが崩れると、一気に不安でみじめな気持ちへと追い込まれてしまう。

ヴァータ体質の人は、そのような不安でみじめな自分が許せない。

したがって、さらにけんめいに仕事に取りかかろうと試みる。

だが、この戦略は完全に失敗に終わるはずだ。

やがて、眠れなくなり、食欲がなくなっていき、体重が減り始める。

ダイエットにはいいだって・・・とんでもない。

その結末は、すべての負の財産を一身に背負ったようなカタチになる。

2,3ヶ月もすると体のあらゆるところに痛みを感じ始める。

自分は何か得体の知れない病気になってしまったと思い込み、病名を断定してもらうために医師をたずねる。

そこで処方された鎮痛剤(ちんつうざい)などに依存するようになり、さらに体をこわしていく。

本質的なことがわからないので、不安と緊張が増長され、結果的に悩みと不健康の量が増え続ける。

これが典型的なヴァータ増悪の結果だ。

医学常識からすれば、これはたんなる不眠症であり、腰痛であり、関節炎にすぎないかもしれない。

そのように診断され、固定点を与えられることだろう。

原因は1つ

しかし、それらの苦しみの信号をたどっていくと、その問題が起こった原因が1つであることがわかる。

1つのアンバランスが根底にあって、それがさまざまな物理的な現象となって現れているに過ぎないというところに行き着く。

したがって、本質的な領域へのアプローチは、

いくつもの病名を仮定して複雑化してしまった症状をなくすより、もっとずっと簡単で早い。

また、薬というもので、その根底にある問題を覆い隠すこともしないで済むだろう。

よく考えてみて欲しい、その症状が長引いて得をするのは誰なのかを・・・・

これは、病気に限ったことではなく、個人の体質がわかれば、その仕事がその人に向いているのかどうかということもわかる。

ヴァータ体質の人が、ヴァータを狂わせるような仕事を選択していれば体調に異変をきたす。

これはピッタ体質やカパ体質の人でも同じことだ。

したがって、ドーシャを狂わせるような仕事を選択するのではなく、ドーシャを活かせるような仕事を選択したり、あるいは方法や手段を選択する必用がある。

さいごに▼

例えば、ヴァータ体質の人は雑音、混雑、休みなく続く活動には適していない。

少し落ち着いた感じの、できれば静かな環境で仕事をすることが望ましい。

創造性を発揮できるような仕事もヴァータ体質の人には向いている。

調理、園芸やデザインといった自分を表現できるような仕事にも向いている。

つまり、自分の性質のより深い部分を満足させるような仕事によってのみ、大きな満足感を得ることができるのだ。

しかし、実際問題として今すぐ仕事の環境を変えるというわけにはいかないかもしれない。

そんな時は、仕事以外の部分で今すぐそうした環境を持てるように工夫していく必要があるだろう。

バランスの乱れが不調をもたらし、バランスが快適さをもたらす。

自分のドーシャを満足させることが、理想的なパーソナルデザインへとつながり、自分を幸福にしてくれる。

自分の体質を尊重するためには、体質が要求することは私たちの要求そものだということを認めなくてはならない。」と彼らは説く。

仕事やその他の環境は、その人の体質との同一線上にある。

アンバランスな状態で幸福や健康を得ることはできない。

これは、誰にも共通した事実だろう。

幸福や健康は目的ではなく、人生を謳歌するための手段だ。

ということを最後に付け加えておく。

ではまた。

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