パーソナルデザイン 体質
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こんにちは、MSインテグラル・デザイン研究所の斉木です。 今回は、1つの乱れが、他の乱れを誘発するロジックなどについて解説しましょう。

前回の投稿「外観は変わらなくても、内面の状態はそれぞれの体質に基づき戯れている。」では、15種のサブドーシャの概要について解説した。

人生設計において仕事の成否は非常に重要な要素であり、その選択を誤れば悲劇をもたらすことにもなりかねない。

したがって、個々の性格に合った仕事を選択していくということは極めて重要であり、それは経済面だけに留まらず健康面にも大きく影響してくる。

体質とパーソナルデザイン(恩恵と乱れ)

ドーシャと同様、プラクリティ(本質)は、非常に役に立つが、その選択を誤れば大きな害を与える危険もある。

自分のプラクリティに絡め取られて苦しむこともあれば、そこから恩恵を得ることもできるのだ。

例えば、ピッタを過剰に燃え上がらせ、ヴァータを追い込んで消耗させたりして病気になることがあるが、それはプラクリティそのものに原因があるわけではない。

「自分のドーシャとともに生きることが、自分のプラクリティの範囲内で自由を見いだす最も良い方法だ」と彼らは言っている。

私たちは自分のプラクリティというものを持って生まれてきたのであり、一生それが変わることはないからだ。

したがって、自分のプラクリティがなんであろうと、3つのドーシャすべてに調和して生きていく必用がある。

健康であるためには、それぞれのドーシャから最善なものを得ていく必要がある。

  • ヴァータ:想像力・感受性・自発性・快活さ・心の高揚
  • ピッタ :知性・自信・進取の気性・喜び
  • カパ   :落ち着き・思いやり・勇気・寛大さ・愛情

私たちは、これらの特徴すべてを兼ね備えている。

接する出来事や相手(縁)によって、それぞれの特徴が微妙に、その現れ方が異なってくる。

したがって、ある人から見れば、あなたは◯◯な人であり、別の人から見れば、△△な人なのかもしれない。

完全なバランスの人

もし、あなたがこれらすべてを兼ね備えていると感じさせる人物に出会ったとしたら、どのようなイメージを抱くだろうか。

私は出会ったことがあるが、彼らは私に偉大とはどういうことなのか、尊敬されるということはどういうことなのかを無言のまま教えてくれた。

そして、完全なるバランスを得ることはごく稀なことなのだろうが、ありえないことではないということも同時に教えてくれた。

目下私もその領域を目指して修行中だが、現世では叶いそうにない。

あと何回か生まれ変わる過程において何処かで成し遂げられるかもしれない。

ともあれ、どの体質でもさまざまな側面がある。

平均を基軸に考えてしまう傾向

しかし、誠に残念なことだが、私たちは、なんでも平均と自分を比較して見ようとする傾向がある。

そして、自分が標準的な数値から乖離すると、そこに不安を感じ、平均に近づこうとしてしまうのだ。

自然を基軸にしないで、平均を軸にして評価することに慣れてしまっている。

自然のなかには、こうした標準値との一致という概念はない。

例えば、理想的な体重を誰もが維持したいと願っているだろう。

しかし、そのためにほとんどの人が不必要で無駄な努力をしているということに気づけないでいる。

どれも等しい価値をもっている

特に女性の場合は、どこかのモデルさんのようなスタイル(体型)でないと不安に感じてしまう、という人が多いようだ。

問題は、「完全な体形にこだわることにあるのではなく、個々の人の根底にある自然の設計を無視することにある」と彼らは言っている。

ヴァータの女性の体は生まれつき細く、カパの女性の体はうまれつき堅固だ。

ヴァータの女性はチャーミングで明るく生き生きしていて、自然な高揚感を人に伝える。

カパの女性は軽いスマートな体には恵まれていないが、おだやかな性格、大きな優しい目、上品な物腰、ふっくらして滑らかな体形をしている。

ピッタの女性は多くの人が理想としている体形に一番近く、均整の取れた中庸の体形で、人を引きつける自制心をもっている。

ピッタの体形に憧れる女性は多いと思うが、自然から見ればどれも等しい価値をもっている。

バランスとは均等に保つことではない。

また、「ドーシャのバランスを取る」ということは3つのドーシャの量を均等に保つという意味ではない。

私たちには生来からのドーシャを変えるという能力はないからだ。

したがって、それぞれのタイプについて、正しいバランスを見つけ出すことが大切だ。

それぞれのドーシャのバランスは、ちょうど天秤の真ん中の目盛りのところで釣り合うようなイメージだ。

その位置から極力離れないようにしていかなければならない。

また、これは集中して何か特別なことを行なうようなことではなく、正常な働きに従ってさえいれば、自然にバランスを保ってくれるようになる。

しかしながら、ドーシャは習慣というものに敏感に反応するので、そのバランスを乱さないようにする方法を学ぶ必用がある。

バランスを崩す場合は、それぞれのドーシャの増悪による場合が多いので、バランスを取る場合は、一般的にはヴァータ、ピッタ、カパといったそれぞれのドーシャを減少させていくというかたちになる。

ドーシャが憎悪した時

それぞれのドーシャが増悪した時の特徴としては、

  • ヴァータのアンバランス:痛み、けいれん、寒気、震えなど
  • ピッタのアンバランス:炎症、熱、過度の空腹と渇き、胸焼け、皮膚の紅潮など
  • カパのアンバランス:鬱滞、粘液の排出、重い感じ、水分貯留、無気力、過度の睡眠など

が考えられ、原因不明の病状が現れた時などに役に立つ。

しかし、どのドーシャがどのような症状を表すかの診断は簡単ではなく、さまざまな診断方法を学ぶのには一生かかるといわれている。

便秘はヴァータのアンバランスの典型的な症状だが、ピッタやカパによって起こることもある。

各ドーシャに典型的な症状であっても同じようなことが言える。

もし、あなたが重い病気にかかっているなら、自己判断で済ますのではなく、専門家の診断を受けたほうがいい。

また、症状が慢性化していることに関しても体質に基づく診断は非常に有効だ。

希望する人がいれば、よい先をご紹介してもいい。

ヴァータ体質の人は、

不眠症、慢性の便秘、神経系の胃腸障害、不安、うつ病、筋肉のけいれん、筋肉の痛み、慢性の下痢、月経前緊張症候群、慢性的な痛み、高血圧、関節炎などにかかりやすい。

ピッタ体質の人は、

発疹、にきび、胸焼け、胃潰瘍、若ハゲ、若白髪、視力の減退、敵意、自己批判、ストレス性の心臓発作、などにかかりやすい。

カパ体質の人は、

肥満、はなずまり、せき風邪、喘息、アレルギー、うつ病、糖尿病、高コレステロール血症、朝の慢性的な脱力感などにかかりやすい。

病気と体質の関係は、単純な関係ではない。

ヴァータ体質だから関節炎にかかる、ピッタ体質だから関節炎にはならない、といったものではないからだ。

病気は個別的なものであり、その人の生き方そのものに関係しているとも言える。

体質は病気の原因ということではなく、あくまでも1つの重要な影響力として働くものだということだ。

1つのドーシャの乱れが、他のドーシャも引きずっていく

また心臓病やがん、脳疾患といった主要な病気の類は、1つんだけのドーシャのバランスの乱れによって起こるものではないということは優に想像できるだろう。

1つのドーシャのバランスが崩れたと時、それを放置しておくと、他のドーシャが引きずられて他のドーシャのバランスが崩れ始める。

例えば、風邪と喘息ではその病状の重さは異なるが、そのプロセスと症状は互いによく似ている。

最初にヴァータのバランスが乱れ、それにともなってカパが増悪するパターンが多い。

したがって、どのドーシャがどのドーシャを引っ張ってるのかが分かれば、簡単にバランスを回復することができるだろう。

私の場合、瞑想の中でその兆候を察知することが多いので、瞑想の中で完結させてしまうこともしばしばある。

NLPやマインドフルネスストレス低減法などの技術に長けた人の中にも、これに似たやり方で病気を克服してしいる人もいる。

もう12年ほど前の話になるが、マインドフルネスストレス低減法によって数名のうつ状態を改善(薬物不要)した経験がある。

とは言え、5名足らずの話なので、私がその技術に長けているというわけでもないので、薬を使わないでうつ状態を改善したいという人は、各専門家の指導を受けて欲しい。

過度のストレス状態においてよくあることだが、怒りと不安を同時に表している人を見たら、これはヴァータのバランスの乱れ、それに続いてピッタが乱れた状態だといえる。

必ず薬によって抑制しなければならない、といった類のものでもないように思える。

アンバランスを最初に察知するのは心

体のアンバランスを最初に見つけるのは私たちの心だ。

体のバランスがいい時は、心は機敏で澄んでおり、敏感で幸福感に満ちているといった感じだ。

しかし、ドーシャのバランスが失われると、これらの性質は衰退する。

先日、世界的にも著名なマーケターの方の会話の中に、これに似た話があった。

「仕事が成功したからといって幸せにはなれないが、幸せになれたら仕事は必ず成功する」と彼は言っていた。

社会基準においては、人は幸福でなくても正常であるとみなされるが、自然の基準からみればそれは成立しない。

幸福でないということは、将来の病気を避けるために今何かをしておく必要があるということを意味するのだ。

幸福でないということは、いずれ事業においても失敗することを意味しているだろう。

乳がんという病

3ヶ月前、知人が乳がんで亡くなった。

手術、抗がん剤、放射線療法など、色々と手をつくしたようだが最後はあっけなかった。

同時期に乳がんになった友人は体調も改善して、毎日畑仕事に勤しんでいる。

彼女はとても大柄でガッシりしていて見るからにカパ体質だ。

カパ体質の人は一般的に健康に恵まれていることが多いが、手術のような大きな障害が体に与えられた時はヴァータが異常に増悪する。

ヴァータの増悪は、痛みだけではなく不眠症を併発することもある。

そこで睡眠導入剤など処方された日にはひとたまりもない。

ヴァータのバランスを回復するためには、食事もさることながら、休息や瞑想療法などを加えていく必用がある。

その痛みの名称を知って、不眠症だと認定されることに何の意味もない。

むしろ、その診断が回復の妨げになることさえある。

大切なのは、今日一日、どのような状態で過ごすかということではないだろうか。

胃潰瘍という症状

ドーシャという視点から探求していると、他の方法によって説明できないことを理解する上で、大きな手助けとなる場合が多い。

例えば胃潰瘍などがそうだ。

胃潰瘍を経験した人は多いと思う、私もその一人だった。

従来の医学では、その原因が何であるかはっきりしていないところがある。

医学的に見た場合、胃潰瘍は大きく急性胃潰瘍と慢性胃潰瘍にわかれる。

急性胃潰瘍の原因としては、ストレス、飲酒、タバコなどの嗜好習慣によるものなどがあげられる。

慢性胃潰瘍に関しては、ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる菌によるものだとされている。

一方で、ある人たちの胃の内壁は、自分自身の自然な分泌物によって胃を侵食されてしまう。

このようなことがなぜ起こってしまうのだろうか?

不適切な食事、ストレス、遺伝的な素因、性格などさまざまなことが言えるだろう。

そして、胃潰瘍を発症する確立は支配層ではなく、命令を受ける側の方が高いことがわかっている。

胃潰瘍とストレに関する研究は多いが、胃潰瘍が再発するのを止めることは難しい。

胃潰瘍の患者は、痛みを和らげるために強い制酸剤やは胃酸の分泌を抑える薬などが処方されるケースが多い。

参考▼

制酸剤とは、胃酸を中和するもので、胃酸の分泌を抑える薬の代表的なもにはガスターがある。

医療用医薬品のガスターにはガスター10mgと20mg、ガスターD10mgと20mgがあり、D錠とは口の中で溶けるタイプのガスターを意味する。

市販薬の方にもガスターの口腔内崩壊錠は発売されているが、成分の量は今のところ10mgしかないようだ。

あなたもよくCMなどでH2ブロッカーという名前を聞いた事があるだろう、ガスターはその胃酸の分泌を促すH2受容体をブロックすることで胃酸の分泌を止めるという仕組みになっている。

自己管理を強要すると胃潰瘍は返って悪化する

また、胃潰瘍患者は、アルコールやタバコ、コーヒーといった刺激物はやめるように、仕事の重圧も軽減するように言われる。

しかし、胃潰瘍にかかりやすい人に対して、こうした自己管理を中心にした方法は不適切だ。

なぜなら、既に過度の自制によって苦しんでいる人たちだからだ。

胃潰瘍になりやす人の特徴として、自分自身を厳しくチェックし、自分の間違いに対して非常に批判的になるという傾向がある。

こうした行為がアンバランスを誘引したり、潰瘍を悪化させたりすることはよく知られている。

したがって、胃潰瘍の人に対して、さらに厳しく自己管理しろという助言は非常に酷な話なのだ。

過度のストレスによって情緒的な混乱が生じたままで、どんな薬を試したとしても再発を防ぐことはできないだろう。

胃潰瘍はピッタのアンバランスが原因

胃潰瘍は、ピッタのアンバランスによって生じていることが多い。

ピッタの増悪が起きた時に見える特徴としては、消化管の炎症、胃酸過多、怒り、敵意、緊張、消化管の焼けるような感じ、体の酸性過多などだ。

この特徴は、胃潰瘍の症状そのものではないだろうか。

ピッタのアンバランスによって必ず胃潰瘍になるというわけではないが、強いピッタ体質の人には胃潰瘍が多いことは確かだ。

さいごに

病気に至るすべてが自己責任というわけではないが、私たちが病気とは別なところに存在するわけでもない。

病気の犠牲者にならないようにするためには、もっと積極的に病気に関与していく必用がある。

同じ風邪のウイルスに出会ったとしても、実際にひどい症状に見舞われてしまう人はそう多くはないはずだ。

これは、内側のバランス状態が決定的な要因であることを物語っている。

つまり、ドーシャを健康的に保てるかどうかがポイントになる。

次回は、3つのドーシャのアンバランスが起きた時の状態、そしてドーシャのバランスを自然に快適に回復していく方法をご紹介しよう。

ではまた。

 

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