健康のアンバランス

今回は、アンバランスの典型的な徴候、それらの徴候を引き起こすと考えられる原因について、それぞれのタイプごとに解説しよう。これはパーソナルデザインを確立する上で押さえておきたいポイントでもある。

アンバランスのトリガー

実は、一番優勢なドーシャが、一番バランスを崩しやすい。

つまり、そのドーシャの増悪に注意しなければならないということだ。

例えば、ニ型の場合、どちらのドーシャの増悪も体調不良の原因になり得る。

また、3つの中で一番強いドーシャの働きは動作支配(ヴァータ)だ。

これは誰もが共通している。

短期的な障害のほとんどは、このドーシャの乱れによって発生する。

特にストレスに関連する障害においては顕著だ。

これはパーソナルデザインを完成させる上でも大きな障害になる。

動作支配(ヴァータ)のアンバランス

ヴァータ的な人は生まれつき陽気で熱意があり、日常のさまざまな挑戦にはつらつと立ち向かう特徴がある。

このことは、これまでも何度か伝えてきた。

もしあなたがヴアータ的な人なら、このような状態が無理せず自然に保てている間は、バランスのいい状態にあるといえる。

しかし残念ながら、ヴアータ的な人が最高の健康状態を持続し続けることは、非常に難しいだろう。

ヴァータ的な人は、原因不明の痛みや不眠、神経質な傾向など、さまざまな問題が幼少期から青年期のころ現われ始める。

これらの初期の徴候を放置すると、やがて病院のファンクラブにでも加入したかのような状況に陥る。

つまり、大量の薬を処方してもらい、多額の医療費を支払い続けることになる。

どちらも御免こうむりたい状況だ。

彼らは、「ヴアータドーシャはピッタの三倍の障害を起こし、ピッタはカパの二倍の障害を起こすのである。」と言っている。

頭痛、腰痛、不眠、生理痛、軽い不安や抑うつなどは、このドーシャの乱れがトリガーになっている。

一般的な医師に相談した場合、このような病名を提供してくれる。

でも、これらは継続的に起こっていることであって一過性のものではない。

だから、根本的な対処が必要になってくる。

つまり、ヴアータのバランスを回復する必要があるということだ。

例えば、老年期はその類の中で、その特徴を最もよく表している。

ある一定年齢を経過すると誰でも例外なくヴアータが増加するからだ。

だから、「上手に年をとる」ことを、まるで標語であるかのように軽く受け流すのではなく、ちゃんと理解して対処していく必要がある。

ヴアータ増悪による最悪の症状が現われかねないからだ。

どういう症状かと言うと、ほとんど骨と皮だけにしぼんでしまう。

  1. 食物の消化が困難になる
  2. 食事が楽しめなくなる。
  3. 心がさまよっている感じになる。
  4. 物忘れが激しくなる。
  5. 眠ることができなくなる。

これらはどれも動作支配(ヴアータ)のアンバランスによって起こる現象だ。

もっと辛いのは心理的だ。

  1. 親しい人を亡くして深い悲しみを経験した人は無気力、無関心になる。
  2. 食事も受けつけず、人生を楽しむことはまったくなくなる。
  3. 親しい人の死の衝撃で自分も死んだようになる。

他者の死をまるで自分が死んだかのように錯覚してしまう。

これは、ヴァータが神経系を支配しているからだ。

悲しみ、突然の衝撃、神経症、強い恐怖など、これらはヴアータを消耗させ、知覚の働きをまひさせてしまう。

この過程の初期の段階の特徴は、 一般に落ちつきのない振る舞い、震え、かけめぐる想念、不眠などである。」と彼らは言っている

つまり、ストレスが大きかったり、長引いたりした場合、完全な無気力と無反応の状態に至ることもあり得るということだ。

でも安心して欲しい。

たいがいはアンバランスの原因をつきとめ、それを修正することができる。

ヴァータ的であることは、確かにヴァータのアンバランスの大きな要因だ。

でも、このドーシャのアンバランスは、間違った行動パターンによって引き寄せられる。

このドーシャが、動作を支配していることを理解できれば、修正するのは意外に簡単だ。

 

動作支配がアンバランスを起すときのパターン

  1. 最近ストレスを受けていて、それに対して不安感を感じた。
  2. 肉体をひどく疲れさせた。
  3. 精神的な緊張と過労が続いた。
  4. アルコールまたは薬物中毒の進行した段階にある。
  5. タバコをたて続けに吸った。
  6. 生活が急に変わった。
  7. 季節の変わり日に当たる。
  8. 食事に冷たい物、生の物、乾燥した物、冷やした飲物などが多かった。
  9. 苦味、辛味、渋味の物を非常にたくさん食べた
  10. 渋い味の食事を続けていた。
  11. よく食事を抜かした。
  12. 数日眠らなかった、あるいは寝不足が続いた。
  13. 最近、旅行した。
  14. 悲しみや恐れ、あるいは予期せぬ衝撃を受けて、情緒面の苦しみがあった。
  15. 天気が寒く、乾燥し、風がある(秋や冬)。

※空腹のままでいたり、体からの空腹の合図を無視するとヴァータが増加する。
※苦味と渋味は主にサラダ、豆類、じゃがいも、緑の葉の野菜などに含まれる。

動作支配がアンバランスだと判断する際の目安

心の徴候

  • 悩み、不
  • 何事にも焦点が定まらない。
  • 活動しすぎる
  • 注意力が散漫になる。
  • いらい
  • 抑うつ、精神病のトリガー

行動の徴候

  • 不眠
  • 落ちつきがなくなる。
  • 疲労
  • 食欲がない
  • くつろげない
  • 衝動的になる。

体の徴候

  • 便秘
  • 皮膚や唇の荒れる。
  • 乾燥した皮膚、荒れた皮膚
  • 寒さや風に耐えられない。
  • 低いスタミナ、エネルギーの喪失
  • 関節の痛み、関節炎
  • 腸内のガス、鼓張
  • 体重の減少、組織の衰弱
  • 高血圧
  • 鋭い痛み(特に神経の痛み)
  • 腰痛
  • 筋肉のけいれん、発作
  • 月経痛
  • 過敏性胃腸症候群

しかしこれらの徴候は、ヴァータのアンバランスのときに最もよく現われる徴候であるというにすぎない。

どのドーシャも様々な症状を現わす可能性があることを、忘れないでおいて欲しい。

また、ヴァータは他のドーシャのまねをすることがよくある。

これは前の処でも話した。

だから、ヴアータの典型的な症状が見当たらなくても、ヴァータのアンバランスを疑ってみたほうがいいだろう。

 

代謝支配(ピッタ)のアンバランス

このタイプの人は、烈しさや推進力が制御できている状態であれば、バランスがとれているといえる。

優しい喜びに満ちた人柄もピッタ的な人の特徴の一つだ。

あなたがピッタ的で、バランスのいい状態にある場合は、これらの特性を維持できるだろう。

強い消化力があることから、一般に見てこのタイプの人は健康だ。

彼らは、「強い消化力が健康な組織を作り、強い免疫力を保つ鍵である。」と言っている

ピッタがアンバランスになると、にきび(吹き出物)が酷くなったり、夜中に体がほてって眠れなかったりする。

30代や40代の男性にもこのような症状はよくある。

これらはピッタの増悪によるものだ。

髪の毛が急に薄くなってきたり、若白髪が増えたりもする。

急に眼鏡が必要になったり、中には胃潰瘍や初期の心臓病にかかる人もいる。

つまり、青年期から中年期の終りまでの期間は、だれでもピッタが多くなる時期だ。

遺伝的ものもあるが、ビッタのアンバランスによって、その傾向が必要以上に進行してしまう場合が多い。

また、消化力が強いという特徴が裏目に出てしまうこともある。

消化力が高いために、かえって食べすぎたりして消化力を損なうことがよくある。

ピッタ的な人は、多くのことに有能さを発揮する。

それだけに、頑張りすぎて疲れ果ててしまうことがよくある。

他人に対して厳しくあたりすぎて、嫌われたり、煙たがられたりもする。

だから、短気になったり、緊張が度を越えてしまうことがよくある。

このドーシャが知性を司り、秩序ある感覚を与える役割を担っているからだ。

アンバランスに成ると、秩序にこだわり過ぎたり、完全主義者になって相手を困惑させてしまう。

このような上司に、あなたも出会ったことがあるかも知れない。

この場合、その上司はもともとピッタ的な人か、若しくはピッタドーシャが極端に増悪している状態だ。

でも、これらの特徴は、ピッタのアンバランスが深刻にならなければ現われることはない。

ひどいときには、胸やけ、潰瘍、心臓病、その他ストレスに関連した病気に苦しむこともよくある。

だから、このような状態の上司に出会った時の備えとしも、対処法を心得ておいた方がいいだろう。

このドーシャがアンバランスになる速度は、ヴァータドーシャの場合より比較的ゆっくりだ。

また、「ピツタドーシャが原因で起こる病気の数は、ヴァータドーシャの場合の半分くらいだ」と彼らは言っている。

このドーシャのアンバランスは、それ以前に起こっていたヴァータドーシャのアンバランスに引きずられて起こる場合が多い。

例えば、自分の不安を隠そうとする心理から、腹をたてて批判的になる人は多い。

これは、ヴァータのアンバランスによって導かれた、ピッタのアンバランスの典型的なパターンだ。

ピッタ的な人は、節度を守ろうとする傾向をもっている。

このタイプの人は、過度のストレス、過労、単なる軽率の積み重ねに弱い。

主なピッタドーシャ増悪の原因を以下に示しておくので、それを参考にして早期段階で修正して欲しい。

代謝支配がアンバランスを起すときのパターン

  1. 怒りやフラストレーションや憤慨の気持ちを抑圧している。
  2. 自分や他人に対して多くを求めすぎる。
  3. 仕事の締切をいつも気にしている。
  4. 時間を無駄にするのが耐えられない。
  5. 最近、熱いもの、辛いもの、油っぽいものをたくさん食べすぎた。
  6. 塩をとりすぎた。
  7. 酸っばいものや発酵したものが食事に多く含まれている。
  8. 不純な食物を食べたり不純な水を飲んだりした。
  9. 温度と湿度が高い天気(典型的な夏の天気)。
  10. 暑さによる疲れ、あるいはひどい日焼け。

代謝支配(ピッタ)のアンバランスを判断する際の徴候

心の徴候

  • 怒り、敵意
  • 自己批判
  • いらいら、短期
  • 憤慨

行動の徴候

  • カッとなる
  • 人の意見に逆らう
  • 専制的な振る舞い
  • 他人の批判
  • 待てない

体の徴候

  • 皮膚の炎症、はれもの、発疹
  • にきび
  • 過度の空腹や渇き
  • 口臭
  • むらのある赤らんだ顔色
  • 熱に耐えられない
  • 血走った目
  • 顔面紅潮
  • 胸やけ、胃酸過多
  • 潰瘍
  • 体臭
  • 直腸の炎症、痔疾
  • ひりひり痛む日焼け、日射病
  • 尿や便が著しく黄色くなる

これらがピッタがアンバランスのときに最もよく現われる徴候だ。

構造支配(カパ)のアンバランス

ドーシャのうちでバランスが崩れにくい。

一番動きが遅く、安定しているためだ。

カパ的人は子供のころから静かで落ちついている。

愛情にあふれ、情け深い。

あなたがカパ的で、これらの特徴が顕れている時は、バランスがとれている。

カパに関連した病気が発症するまでの時間は長い。

あまり努力しなくても、高齢に至るまで強さと健康を維持できる。

だから満足した人生を送れる確率が非常に高い。

こうしたカパ的な特徴が、共通して現れるの時期が、幼年期と少年期だ。

だから、カパは成長や強い健康な体の形成を司っている。

風邪を頻繁に引き、喉がはれるなどの症状は、カパのアンバランスが原因だ。

鼻水を流している子供が、その典型的な例だ。

健康面で優れているカパ的な人も、これらの弱点は一生もち続けることもある。

特に、寒く湿った天気のときは、鼻が詰まったり、風邪やインフルエンザにかかりやすい。

そして、何かのアレルギーにもなりやすい。

また、もっと寝ていたいと思うことが頻繁にある。

だから、カパ的な人は朝遅くまでベッドの中に留まっているのが好きだ。

アンバランス状態になると、寝起きは非常に体がだるく感じる。

だから、何か重い病気にかかったのではないかと心配になることがよくある。

これらの多くはカパドーシャの過剰が原因だ。

アンバランスの典型的な容姿は、太っていて陽気な人だ。

肥満、それに対する悩みも自分でコントロールできない。

また、カパが乱れると執着や所有欲が強くなる。

カパが乱れると、世話好きな傾向が極端な状態にまで押しやられる。

非常に静かになったり、自分の中に閉じ込もったり、度を越すと絶望したりする。

変化を嫌い硬直した状態へと変わっていく。

カパには、現状維持に偏りがちな傾向があるからだ。

凄い高血圧で、苦しそうな呼吸、身体は膨れ上がる。

やがて心筋梗塞になり死亡する恐れがある。

彼らはかなりの痛みにも耐えることができる。

でも、それが裏目に出ることもある。

肥満、鼻に関連した頭痛、慢性の副鼻腔炎、花粉症、喘息、胸部のうっ血など、、、

つまり、肺や鼻のさまざまな病気にかかることが多い。

食物アレルギーの人たちにパッチテストをしたところ、陽性の反応が出たのはほんのわずかな割合の人たちだったらしい。

アレルギー症状の多くは、主にカパのアンバランスが原因だ。

特に消化のアンバランスからきていることが多い。

小麦パン、パスタ、ミルク、バター、チーズ、砂糖など、これらはカパドーシャを増悪させる。

カパの増悪は粘液を過剰にする。

中でも最も危険な病気は糖尿病だ。

これにかかると治りにくい。

だが、体質にあった適切なプログラムに従えば、快適で安定した生活は可能だ。

カパのアンバランスのために気分が悪くなった場合

流感にかかっているか、あるいは、アレルギーや喘息や肥満など、以前からある病気のパターンであることが多い。

どちらの場合も、次のような影響が症状を悪化させている可能性が強い。

構造支配(カパ)がアンバランスを起すときのパターン

  1. 糖尿病やアレルギーや肥満などの病気にかかりやすい家系。
  2. 体重が増えて、それについて気にしている。
  3. 砂糖、塩、脂肪、揚げ物、重い食物、乳製品(特に、チーズ、ミルク、アイスクリーム)を多く取る。
  4. ストレスの強い状態が続き、不安な気持ちを持ったり、悲観的な反応をした。
  5. 所有、貯蓄、節約することに過剰な価値を置いている。
  6. 他人に従属的、あるいは、他人に対して過保護的。
  7. 二、三日以上続けて、朝遅くまで寝ていた。
  8. 天気が寒く湿っている、あるいは雪。

構造支配(カパ)のアンバランスを判断する際の徴候

心の徴候

  • 鈍感、不活発
  • 倦怠(けんたい)
  • ぼんやり、抑うつ
  • 過度の執着

行動の徴候

  • ぐずぐずする
  • 変化を受け入れられない
  • 貪欲(とんよく)
  • 過度の睡眠、眠気
  • 人の言うことを頑なに拒絶する
  • ゆっくりした動作
  • 独占しようとする

体の徴候

  • 寒さと湿度に耐えられない
  • 鼻づまり、鼻水
  • 組織内の水分貯留、膨れ
  • 胸部のうっ血
  • 青白い皮膚
  • 関節のゆるみや痛み
  • 糖尿病
  • 高コレステロール血症
  • 手足が重い
  • 頻繁に風邪をひく
  • 体重の増加
  • アレルギー、喘息
  • たんの出る咳、咽頭炎(いんとうえん)
  • 嚢腫(のうしゅ)その他腫瘍(しゅよう)

嚢腫:排泄管のない腺管内に腺上皮から多量に分泌されたものがたまって,腺が拡大して嚢状となった腺腫あるいは腺癌の一種をいう。ーブリタニカ国際大百科事典

何度も繰り返しになるが、どのドーシャもさまざまな症状を現わしうるということを心に留めておかなければならない。

これらもまた、カパがアンバランスのときに、よく現われる徴候にすぎない。

こうした考え方は、パーソナルデザインを考える際にも非常に役立つ。

次回は「バランス回復のポイントは、目に視えないベールで覆い隠されている」です。

ではまた。CFP+LifeCoaching

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※上記は2018年7月末現在の実績事例であり、確実な利益を保証ずるものではありません。
※今流行のバイナリーオプションや自動売買ではありません。

3度の起業経験を持つキャッシュフロークリエイター
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