実行力は時間
masa

こんにちは、MSインテグラル・デザイン研究所の斉木です。前回の投稿「自分の体質を仮定し、検証を繰り返しているうちに人生が変わり始める!」では、3つの基本的なドーシャ、ドーシャの解釈の仕方、そして全体の動作を支配しているヴァータについて解説した。

先日、コエンザイムQ10が加齢臭を抑える効果があることを資生堂が世界に先駆けて発見したという情報があった。

もともとコエンザイムQ10は、疲労回復や老化防止などに効果があることがわかっていたので、取り建てて騒ぐような話でもないように思えるが、これで再びコエンザイムQ10が脚光を浴びることになったのは確かだ。

今回は、その加齢臭とも関係している代謝を支配しているピッタドーシャについてから解説をはじめよう。

体質とパーソナルデザイン(ピッタとカパ)

ピッタ体質の特徴

まず、ピッタ体質の特徴として次のようなことが言える。

  • 中程度の体格
  • 中程度の力と持久力
  • 強い空腹感と喉の渇き
  • 強い消化力
  • ストレスを受けると怒りやいらだつ傾向がある
  • 白、あるいは赤みがかった皮膚
  • そばかす
  • チャレンジ精神が旺盛
  • 鋭い知性
  • 正確ではっきりした言葉
  • 食事を抜かせない
  • 日差しや暑い天候を嫌う
  • 時間を無駄にするのを嫌う。
  • 色々な場面で指揮をとる
  • 時々、厳しすぎたり、皮肉ったりする
  • 批判的であると人から言われる
  • 確固とした足取りで歩く

ピッタ体質を一言で表すとすると「強烈さ」

上記の特徴からみて、ピッタ体質の中心的な性質は「強烈さ」にある。

比較的明るい髪の色をしていて、血色のいい人はピッタが旺盛だ。

野心に満ちていたり、勇敢であったり、機転がよくきいたりする。

また、無遠慮にずけずけ言ったり、嫉妬深いのもピッタが旺盛な証拠だ。

このようにピッタには闘争好きな側面がみられるが、表立って現れない場合もある。

バランスが良い時は愛情で溢れている

バランスが良い時は、とても温かい燃えるような心を持ち、愛情に溢れている。

その人が輝いてみえるのはピッタのバランスのお陰なのだ。

ピッ体質の人は均整の取れた容姿をしているが頭部は寂しい

ピッタ体質の体格は中肉中背で、よく均整が取れている人が多い。

体重も大きく変動することがなく、比較的安定している。

顔もよく均整が取れている感があり、目は程よい大きさで、ものごとを見通すような鋭い眼差しをもっている人が多い。

髪は細くてストレート、若白髪の傾向がり、禿げたり、薄くなったり、生えぎわが後退するのもピッタの特徴だ。

日焼けと明るい光が嫌い

皮膚は柔らかく、温かくて白いので、日焼けしにくいし、日焼けには敏感である。

したがって、ピッタ体質の人は生まれつき日差しと明るい光を嫌う。

これは、ピッタ体質の人が、もともと熱を持っているということもあるからだ。

そばかすやほくろが多いのもピッタ体質の人の特徴。

手足の大きさも、関節関係もごく普通だ。

知性と高い集中力を持っているが、豪華なものには弱い

ものを見通す鋭い知性と高い集中力をもっている。

秩序的であり、体力や金銭を効率的に使う傾向がある。

ただし、豪華なものには極めて弱い、そうしたものには金銭を惜しまない。

そして、自分の周りに美しいものを置いておくことを好む。

つまり、ピッタ体質の人は視覚的に反応する傾向が強い。

ピッタ体質の人は「熱」が多い

ピッタ体質のもう一つの特徴は「熱」と言う言葉で表される。

気が短く、熱い手足、目や皮膚や胃腸に焼けるような感じを覚えることがよくある。

これは、ピッタのバランスが乱れた時によく表れる症状だ。

体内に熱を帯びているので、暑さに弱く、肉体労働が苦手だ。

ストレスが即、怒りに変換される

ストレスに弱く、ストレスを感じるとそれが直ぐに怒りに転換される。

人に厳しくあたるようになり、完璧主義者になることがある。

ピッタ体質の人は志が高く、優れた指導力を発揮する分、他社に対しての思いやりにかけるところがある。

バランスが崩れている時は、人の感情を逆なでしたり、傷つけたりすることも珍しくない。

志が高くて指導力があるが、他人に厳しくて議論好き

ピッタ体質の人は、はっきりした口調で正確に話す傾向があるので、スピーチが上手い人が多い。

そして、意志が固く、議論好きだ。

バランスを崩しているときには、皮肉屋で批判的であるが、バランスの良いときには親切で喜びに満ち、勇敢である。

スタミナはあまりないが、モノゴトにめげずに挑戦し続ける気力を保ち、精力的に取り組む。

消化力が強い分、喉が乾きやすい

ピッタドーシャは代謝を司っているので、ピッタ体質の人は消化力も強い。

したがって、ピッタ体質の人は食欲が旺盛で、喉がよく乾くことがある。

バランスを欠いているときには、それまで何でもなかったものが、急に食べられなくなったりもする。

食事を抜いたり、遅らせたりするとイライラしてくる。

過剰になったピッタを放置しておくと消化力を減退させてしまうのでバランスを整えておく必要がある。

ピッタが過剰だと胃潰瘍や痔疾になりやすい

ピッタが過剰になると胸焼け、腸が焼けるような感じがあり、胃潰瘍や痔疾(肛門部の病気)などを引き起こすことがある。

ピッタ体質の皮膚組織は敏感で発疹、炎症、ニキビなどができやすい。

比較的ぐっすり眠ることができるが、夜中に体がほてって目がさめることがある。

睡眠時間は平均的でほぼ8時間程度だが、バランスを崩すと不眠症になったりする。

熱中しやすく、エネルギー消費速度が早い

ピッタ体質の人は仕事に夢中になり、そこにエネルギーを費やしてしまう傾向が強い。

それだけに、節度ある生活が送れるように特に注意が必要な体質だ。

必要な栄養素を速やかに吸収し、満遍なく体の隅々まで行き渡らせられるかどうかは、ピッタドーシャのバランス次第だ。

アンバランスになると毒素が表れる

ピッタのバランスが崩れると即座に毒素が現れるが、ピッタ体質の人はそのことにとても敏感だ。

したがって、体に取り込んだ不純なものだけではなく、怒り、敵意、憎しみ、嫉妬といった有害な感情からも影響を受けやすい。

このように、節度と純粋性を保つための働きはピッタドーシャから得ている。

カパ体質の特徴

  • 頑丈で力強い体型
  • 優れた体力と持久力
  • 優雅な動作
  • おだやかな性格であまり怒らない
  • 冷たくて、滑らかで厚い色白の皮膚(多くの場合は脂性)
  • 記憶力がいい
  • 新しいことを覚えるのは苦手
  • 重く長い睡眠
  • 肥満の傾向がある
  • ゆっくりした消化
  • 愛情に溢れ、寛大で情け深い
  • 所有欲が強い
  • 自己満足の傾向が強い

カパの特性を一言であらわすとすれば「ゆったり」だ。

カパドーシャは体全体の構造を支配する原理で安定性と堅固さの象徴だ。

カパ体質の人は丈夫で重量感の有る体格の中に溢れんばかりのスタミナを蓄えている。

カパ体質の人は非常に健康で、落ち着いた性格とおだやかな世界観を持っている。

したがって、ものごとの決断を急がず、長い時間かけてじっくりと考える傾向がある。

目覚めが悪く、直ぐに始動できない

一方、目覚めが悪く、起きてから始動するまで、それなりに時間が必要になる。

他人のことを親身になって考えることができ、他人の考えを尊重する。

そして、潤んだ瞳を持ち、ゆったりとした動作で他人にも安心感を与える。

その人が太っていたとしてもその動作は非常に滑らかだ。

カパのバランスが崩れると太りやすくなる

カパ体質の人は肩幅や腰幅が広く、ずんぐりしている傾向がある

体重が増えやすく、一度増えた体重はなかなか減らない。

だから、カパのバランスが崩れると太りやすくなる。

人に安定感と安心感を与える

一方、顔や体の形で落ち着きや安定感を感じされるのは、カパの力のお陰だ。

例えば、全身に曲線美をもっているような人はカパ的であるといえる。

食事の時間を長く取り、ゆっくりと食べる人はカパ体質だ。

なぜなら、消化速度が遅いためにそのような習慣になるからだ。

平和を好み、めったなことでは怒らない

また、ゆっくりと話す人や考えながら慎重に話す人もカパ体質だ。

カパ体質の人は平和な環境を好む傾向があるので、めったなことでは怒ったり攻撃したりしない。

食物をとても大切に扱い、味覚と臭覚を通して世界観を形成していく傾向がある。

カパ体質の人は現実的であり、体で感じる感覚をとても大切にする。

安定したエネルギー、凄いスタミナ

安定したエネルギーを保つことができ、スタミナにおいては他のどの体質よりも優れている。

したがって、肉体労働が好きであり、疲労によって働けないといったこともほとんどない。

脂肪(太ももやでん部など下の方に蓄えられる)だけではなく、お金、エネルギー、言葉、食物など、なんでも蓄えるのが好きだ。

アレルギーや喘息に悩まされる

カパドーシャは湿った組織を支配しているので、バランスが乱れるとそれが粘膜に現れ、鼻詰まり、せき風邪、アレルギー、喘息、関節の痛み(ヴァータの乱れ)などに悩まされる。

そして、この症状は冬の終わりから春にかけてひどくなる。

カパの心情は「お母さん」

カパの心情を一言で表すなら、それは「お母さん」だろう。

愛情に溢れ、寛大で情け深い。

カパ体質の人は危険な状態になっても簡単には動揺しない。

その安定感が人を引きつけることになるが、独りよがりになる傾向も強い。

不要なモノゴトを捨て去ることができない

カパ体質の人はモノゴトに執着する傾向があり、不必要とわかっていても、それをなかなか捨て去ることができない。

バランスが崩れたときには、頑固、鈍感、無気力、不活発という状態に陥ってしまう。

カパ体質の人の血液循環は良好で手足の冷えを訴えることはない。

寒い湿った空気が嫌いで、そのような天候になると気持ちが沈んでしまう。

寝過ぎに注意

睡眠時間は8時間を超えることが多く、寝すぎてしまう傾向が強い。

朝、始動するまでには時間がかかるが、一度始動すると夜遅まで元気が萎えることはない。

覚えるのは苦手だけど、使いこなす能力はピカイチ

カパ体質の人は新しいことを覚えるのがとても苦手だ。

しかし、記憶力があり、覚えたことを完璧に近い状態で使いこなすことができるようになる。

新しい知識を計画的に取り組み、ゆっくりと吸収していく。

バランスが崩れると、頭が不活発になり、鈍感になる。

変化を妨害しないように気をつけ、刺激をたくさん取り入れる必用がある

カパ体質の人は、進歩することに目を向けると、ものごとがスムーズに運ぶようになる。

停滞した状態はカパの安定性を不活発に変えてしまうからだ。

したがって、カパ体質の人は、過去、人や財産に執着しないよう、変化を妨害しないように心がける必用がある。

カパ体質の人は刺激が不足している。

重い冷たい食物、運動不足、過食、同じ仕事の繰り返し、これらはカパの活力を殺してしまう。

まとめ

むやみにダイエツトしてもリバウンドがきついだけだ。

体質によってエネルギー転換プロセスと入る場所が違うからあたりまえだが、そういう根本的なことは以外に無視されがちだ。

体質を無視した取り組みは、自分のみならず周囲の人を不快にさせ、環境を乱してしまう。

自分のためにも、愛する人のためにも、そして豊かな環境を形成していくためにも、自分の体質を仮定して、体質に合わないようなことは極力避け、体質に即した刺激をたくさん取り入れるようにして、本来の活力を引き出していこう。

いままでよりも、スッキリしたような感覚でその日を過ごすことができたとしたら、それがあなたの体質だろう。

次回は2ドーシャ型を理解できるように解説しよう。

ではまた。

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