

ブレイクスルーステップをデザインする。
まずはじめに、あなたの理想的な人生を明確にするために、グルが推奨している3つのステップを紹介します。
ステップの概要は以下の通りです。
ステップ 1: あなたの人生に絶対に望まないことを定義する
ステップ 2: あなたの人生に確実に望むことを定義する。
ステップ 3: 理想的な一日とはどのようなものかを定義する
この3つの順番と関連性は重要です。
すべてがいかに互いに結び付いているか?
この順番通りに考えたか?
間もなくあなたは、あなたの人生に本当に望むものについて、以前より明確になるでしょう。
それはあなたが想像しているよりも遥かに役立ちます。
ただし、この順番を必ず守り、関連付けていくルールを無視しないでください。
ステップ1:あなたの人生に絶対望まないことを定義する
まず、あなたの人生に望まないことについて考えます。
不思議に思われますか?
今「人生をどうしたいのか」を決めようとしています。
それなのに、なぜ望まないことから始める必要があるのでしょうか?
人生に本当に望むことよりも、望まないことを明確にする方がはるかに簡単だからです。
人生に望まないことをより明確にし、自分でしっかりと認識することによって、望むことを明確に特定できる可能性が高まります。
さらに、人生を否定してしまうような事柄をあらかじめ設計から排除することができます。
今から15分間、あなたの人生において望まないこと「できれば避けたいこと」「絶対に避けたいこと」、嫌いなことでもいいです。
できる限り書き出してみてください。
できる限りと言う言い方は曖昧すぎました。
個人差はあるとおもいますが、最低でも50前後です。
あまり深く考えず、頭に浮かんだものを勇気を持って素直に書き出しましょう。
なかなか考えられないという方のために、ヒントを差し上げます。
たとえば、以下の事柄について考えてみてください。
- 嫌いなタイプの人は?
- 嫌いな食べ物は?
- 嫌いなことは?
- 今抱えているストレスはどんなこと?
- 不満は?
- 心配事は?
- 恥ずかしい事は?
- 満たされていない事は?
- やりたくないことは?
- できればやりたくないことは?
- 絶対にやりたくないことは?
ステップ2:あなたの人生に望むことを定義する
書き出しましたか?
書き出さないうちに先に進まないでください。
人生において「望まないこと」が明確になったところで、今度は180 度シフトして「望むこと」を明確にしていきましょう。
ただし、この段階ではお金や物質的なことに目を向けないでください。
物質的な恩恵は適切なプロセスデザインの結果に過ぎないのでこのワークでは行いません。
もう一度云います、お金や物質的なものは結果に過ぎません。
15 分間時間をとってあなたの人生において望むこと「やろうとしていること」「絶対にやりたいこと」、好きなことでもかまいません。
できる限り書き出します。
目安は、先ほどと同様最低でも50前後です。
あまり深く考えず、頭に浮かんだものをその通り装飾せずに書き出してみましょう。
あなたが経験した物事から始める方がいいと思います。
「望むこと」のアイデアを刺激するために「望まないこと」リストを活用するのもいいでしょう。
- 幸せを感じる事は?
- 充実していると思う瞬間は?
- 自慢できる事は?
- 興奮する事は?
- 恵まれている事は?
- 満たされている事は?
- なんの制約もなかったとしたら?
- 明日死んじゃうとしたら?
- あと3日で地球が滅亡するとしたら?
ステップ3:あなたにとって理想的な一日を定義する
あなたの人生に望まないこと、強く望むことが明確になったところで、その情報を使って「あなたが理想としうる完璧な一日」を考えてみましょう。
先ほど作成した「望むこと」「望まないこと」リストが非常に役に立つはずです。
エクササイズを行う際に、2つのリストを頻繁に参照するようにしてください。
作成していない人は作成してから先に進むようにしてください。
何の制約条件もないとしたら・・・・
「あなたが望む完璧な日常」とはどのようなものでしょうか?
- 先ほど作成した「望まないこと」リストで記載したものを全て避ける。
- 「望むこと」に分類したものができる限り、あるいはすべて実現できる。
そう、理想的な人生とは上記1と2を網羅した一日がずっと継続することを意味します。
もちろん、現実離れした特別なことを想定する日ではありません。
今の責任や義務、その他あらゆる物理的な制約、例えば資金、時間、ビジネス、仕事などの制約を忘れて、とにかくあなたが望むことはなんでもできると思ってください。
考えられましたか?
多くの方は、これらについて考え始めると思考が働かなくなる傾向があります。
ということで、質問に答えてもらうほうが簡単なので、これから出す質問に答えてください。
およそ30 分程度の間、頑張って挑戦してみてください。
ライフスタイル全般についての質問
あるべき理想のライフスタイルが実現したとき。。。
- どこに住んでいるか?
- どんな家に住んでいるか?
- 友人は誰か?
- 趣味は何か?どれくらいの頻度でやるか?
- 仕事以外の活動は?
- 家族やパートナーとの関係。(どれくらいの時間を一緒に過ごすか、何をして過ごすか。)
ビジネスについての質問
あるべき理想のビジネスが実現したとき。。。
- 1 日何時間働くか?
- 主な責任は何か?
- 始業時間と終業時間は?
- クライアントはどんな人たちか?
- 仕事の環境は?
- チームは誰か?
- どんなことに誇りを感じるか?
1 日について
あるべき理想の1日が実現したとき。。。
- 何時に起きるか?
- 何時に寝るか?
そして、1 日を以下の4つのパートに分けるとすると?
- 最初の1/4 は何をするか?
- 次の1/4 は何をするか?
- 次の1/4 は何をするか?
- 次の1/4 は何をするか?
上記の質問に答えることによって、あなたの理想的な一日がはっきりとイメージできることでしょう。
理想的な人生は、理想的な日々で構成されています。
おわかりいただけますでしょうか?
例えば、理想的な一日が確りと定義できると、どうなるかというと。。。
- 偶然ではなく意図的に生きようと試みるようになる。
- 不確実性の要素の多い予測不能の人生ではなく、設計された人生を謳歌(おうか)するようになる。
後ほど、ここで作成した理想的な生活を送るための収益モデルも紹介します。
理想のライフスタイルと収益は切り離すことができません。
ですから、その設計方法も後ほどご紹介します。
多くの人に共通していること。
それは、人生で望むものを見つけ出す時間を持とうとしないことです。
ですから、仕事が生活を支配しているかのような状態が頻繁に見受けられます。
まるで仕事のために人生があるかのような状態です。
人生で望むものを見つけ出すための時間を作らなくてもすべてうまくいく。
そのような考え方は今すぐ放棄してください。
望むことを本当に理解するための時間をとらない限り、あなたの人生は今のままです。
追い込まれると、どういうわけかお金に目が向いてしまう人が多いようです。
お金はゴールではなく、人生の目的を達成するための手段です。
著名な専門家たちも明言しているように、お金は政府が発行した借用証、情報、単なる概念でしかありません。
金融資産と金融負債の積み重なり(貯蓄)の記録でしかないのです。
※お金の正体について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
お金は抽象的な概念でしかありません。
抽象的な曖昧な概念によって動機を得るのは非常に困難なのです。
実態のない抽象的な概念を目的にしてもただ虚しい結果が待ち受けているだけです。
おわかりいただけるでしょうか?
お金そのものはただの紙とインクでしかありません。
ただの数字でしかないんです。
その虚無をどのように自分の定義に引き直して役立てるのか。
人生において、自由と理想の人生を得るための方法のひとつとして、概念(お金)を活用するようにしてください。
費用を見積もる
望むことが何かをある程度考えたところで、次はそれを維持していく費用を見積もります。
理想的な人生を維持するための費用について、どこまで明確にしたらいいでしょうか?
もしあなたが私の個人的なクライアントだとしたら、その算出作業に真剣に取り組めるように導き、できる限り明確にしてもらいます。
明確にした理想の生活を現実するために。
- あといくらお金を作らなくてはならないか?
- 節約すべきことがらはないか?
- 処分した方がいい資産もどき(実際は負債)はないか?
- どのような方法でレバレッジを効かせるのか?
- どのような手段によって守るのか?
それらを一緒に考えます。
でも、今はそれほど明確にしなくてもかまいません。
ただし、明確な必要費用というのは、あなたのアクションリストのトップに置かれるべき項目です。
すくなくとも、必要費用は固定費と流動費にわけて明記してください。
あなたの理想の生活を達成するために必要な金額はっきり理解できるからです。
あなたにとって理想的な状態を一度定義すれば、すぐに優先順位が認識できるようになります。
優先順位が明確になると、それが基軸になりどんな状況下でも適切に対処できるようになります。