プロフィール
そこに、在り続けてきた人間として
金融の仕事に就いて25年。
数多くの制度改革や環境変化に翻弄されながらも、「人と関わる意味」だけは手放さずに歩んできました。
保険業界の制度に疑問を持ち、数字や商材ではなく、「生き方そのものを支える仕事」にしたいと、FPという名を借りる試みを始めたのが20年以上前。
思い通りにならない現実、結果が見えない支援、徒労感、そして何度も心が折れそうになる中で──
それでも私を突き動かしていたのは、たったひとつの問いでした。
「この人は、今、本当に何に困っているのだろう?」
数字では語れない迷い、合理的な説明では癒えない不安。
それらに向き合うには、ただ相談に乗るだけでは足りませんでした。
自分自身もまた、事業に失敗し、人間関係が崩れ、絶望の中で立ち止まったことが何度もあります。
それでも、立ち直るたびに見えてきたことがある──
「人は、揺れながらでも、中心に戻る力を持っている」ということ。
私自身、その「メトロノームの中心」のような軸を、崩れながら手に入れてきました。
そしていま、それを押しつけず、ただ静かに“在る”という在り方で、必要な人に届いてほしいと願っています。
年間たった30人でもいい。
数は少なくとも、深く、確かに関わりたい。
だからこそ、「集める」のではなく、「集まる存在」でありたいと、本気で思っています。
届かない時期が長くありました。
でも0ではなかった。
だから、私はまたこの場所から、問いかけてみようと思います。
「今、あなたの“軸”は、どこにありますか?」