

今回は、量子的なレベルに接触する技術に即したカタチで、花粉症、多重人格、アレルギー反応などの症状とすべての根底にある力との関係に焦点を当てたいと思う。
途中脱線することもあると思うがご容赦いただきたい。
古代の知恵と現代医学を融合させた彼らの考え方は、現代でも色あせていない。
その古代の知恵によると、自然のすべての根底にある基本的な力は「知性」にある
と考えているらしい。
例えば、DNAがその一つの証だろう。
信じがたいその見事な整合性は、その内部で知性らしきものが働いているからではないだろうか。
地球上に生息する生物は5千万種にも及ぶと言われいるが、一つの例外もなく、そこには必ずDNAが存在している。
DNAは必ず細胞の中に含まれているのだ。
すべての生き物が細胞でできていることを知れば、その中にあるDNAが生きることを支えていることがわかるだろう。
だから、すべての生き物は我々の仲間であり、人間もその一部にすぎないということになるだろう。
この発見は、ある文化が作り出した人間中心の偏った考え方に一石を投じ、新しい世界観を私たちに提示してくれた。
静寂と知性
また、この新しい世界観が、古来からの考え方と見事に重なることに驚きを隠せない。
こうした世界観が日常生活に浸透してくると、すべてのものに対して解釈が変わっていくる。
この視点は、パーソナルデザインの基本であり、インテグラル・デザイン研究の骨格でもある。
その方法は生物に内在する量子的なレベルと接触するための技術でもある。
その技術をコントロールするには、特殊な技術が必要なのは言うまでもない。
しかし、通常のレベルをはるかに超える領域に到達できるなら労力は惜しまない。
そこは、「静寂(せいじゃく)」であり、宇宙空間の量子場と同様に潜在する豊かな力が秘められている場だ。
つまり、「静寂」が量子力学的な体に近づくための入り口でもある。
その事に気づけば、体をただ単に組織や細胞や器官の集まりとして見てはいけないことは理解できるはずだ。
それは同時に、自分の体を知性の静かな流れとして見ることを教えてくれている。
このレベルに接触することができるようになると、どようなことができるだろうか?
おそらく、体の中のどんな状態も変えることができるようになるに違いない。
花粉症という解釈
あなたはバラ風邪というネーミングを聞いたことがあるだろうか。
バラ風邪とはバラの花粉にアレルギー反応が起きるもので、俗に言う花粉症のことだ。
花粉症の人はわかると思うが、こうした症状は、花粉や気候の変化に加え、興奮したときや心配、過労によっても誘発されることがある。
その症状で悩んでいた人に造花のバラを見せたら同じ症状が現れた。
そこで、それが造花であることを告げた途端、その症状が止んだという事例がある。
多重人格という解釈
また、多重人格の例もある。
人格によって疾患が異なり、実際に数値も変化するというのだ。
ある人格に変わった瞬間に、オレンジジュースだけにアレルギー反応が起きる。
人格が変わると皮膚にイボだ出たり、引っ込んだりする。
そればかりか黒い目が茶色になる患者さえいるそうだ。
これらの現象をどのような理論によって説明すればいいのだろうか。
例えば、量子レベルの信号が肉体に変化を引き起こしている!
そう決めつけるのはいささか飛躍しているだろうか。
上記の例からも、症状が気まぐれではないことがわかる。
アレルギー反応
例えば、オレンジジュースによるアレルギー反応に関して云えば・・・
免疫系の白血球はアレルギー反応を起こす抗体で覆われており、それが抗原と接触することによって化学反応が自動的に始まる。
それがアレルギー反応というわけだ。
しかし、多重人格者の場合はどうだろう。
アレルギー反応を起こすかどうかを、自らの意思によって決定している節もある。
このことは、細胞自体に知性があることを物語っているのではないだろうか。
なぜなら、抗体とオレンジジュースという抗原が出会う端と端は、炭素、水素、酸素と言ったごく普通の原子に過ぎないからだ。
つまり、アレルギーを起こすかどうかを彼自身が選択しているとしか思えない。
これらの観点から、すべての病気は自分自身が選択している可能性がある、ということを真っ向から否定することはできない。
この選択は、私たちが意識できるレベルよりも深いところで行われているので、自覚することができないと考えられる。
科学技術で宇宙にいくことができても、がんを根治すことができないように、人体の機能を科学によって解明しつくすことはできないだろう。
しかし、もし私たちに無自覚に病気を選択する能力があるとするなら、その病気を制御する潜在能力があってもおかしくはない。
私もアレルギー体質と診断されたが、この考え方と出会ってからそれらしき症状は出ていない。
単に鈍感になっただけなのかも知れないが・・・