

本当に成就しなければならないこと。
あなたの苦痛、不満、問題が取り除かれると、どのようなことが起こるでしょうか?
さらに、あなたと同じような苦痛、不満、問題を抱えている人たちに、その体験をもとに手助けできるとしたら。
あなたが成功する可能性は非常に高くなります。
これらの対処法が市場で最も求められているからです。
人類は、苦痛を避けることに膨大なお金と時間、エネルギーを投下してきました。
その行為は、これからも止むことはないでしょう。
あらゆる人間関係において感情的な衝突を避けたいと願っています。
肉体的な苦痛を抑えるために、山ほど処方される薬を飲んでいます。
病気になりたくない、できる限り老化現象を抑えたいなどの理由で、多くの資金をそこに投入しています。
このように誰もが何をしたくないかは分かっています。
自分の人生に何を望まいかを明確に理解しているのです。
このように回避に焦点をあてる傾向が強いため、本当に必要なことについて深く考える思考スペースを持てないでいます。
これらのことを承知した上で、あなたの事業目的を簡潔に表現できれば、成功確率はグンと上昇します。
その目的は広範で、本質的で、インスピレーションを与え続けられる内容のものがいいでしょう。
何回も変える必要がある特定の目標や事業戦略と混同しないようにしましょう。
これまでにも何度も目標を成就したり、戦略を完結させたことはあると思います。
でも、それはあなたが成就すべき目的ではないということです。
おわかりいただけるでしょうか?
シンボルを的確に明示する
目的とは永遠に追い求め続けることができる、あこがれのようなものです。
その目的がユニークであることに越したことはありませんが、ユニークである必要もありません。
差別化するための固定点ではないからです。
その役割は軌道修正の気づきと動機付けにあるからです。
下記に代表的なものをいくつかご紹介しておきます。
Google – 世界の情報を整理し、それらへのアクセスおよび利用を可能にすること。
Facebook – 人々に分かち合う力を与え、世界をよりオープンでつながった状態にすること。
Wal-Mart – 人々にお金を節約させてより良い生活が送れるようにすること。
Disney –子供時代の不思議な力を生き続けさせること。
事業の目的を明確に定義する
事業の目的を明確に定義することができれば、社会に影響を与え続けながら収益をあげる会社を作りあげるこができるでしょう。
ひょっとしたら歴史に残るような組織をつくり上げることになるかもしれません。
その事業目的を見つけるために、顧客の立場に立って取り組む必要があります。
社会に深く根ざした不満を見つけ、それをユニークな方法で満たすようにしましょう。
対象者を丁寧に観察して、何によって心を動かされているのか発見しましょう。
「もっとも重要なことは、その物語の探求は重要な「問い」からスタートする」とグルも言っています。
「私たちが既に持ちあわせているか、創ることができるものの中で、他の誰もが提供できない、人々から求められているものは何か?」
あなたが誰かを理解するために行ったことを、ここで思いだして慎重に深くもう一度考えてみましょう。
その知識に基づかない場合どうなるか?
まったく的外れな目的に行き着くことになるでしょう。
「なぜ」を5回繰り返す
その重要な目的を見つけるためには、「なぜ」という問いを「5回繰り返す」といいでしょう。
これは、トヨタ自動車などで採用されている重要なプロセスでもあります。
あなたは「私たちは○○(製品)を作る」または「私たちは ○○サービスを届ける」という言葉でスタートし、「何故それが重要なのか?」と5 回問いかけます。
例えば、あなたのビジネスが提供するものは?
- なぜそれが重要なのか?
- なぜそれが重要なのか?
- なぜそれが重要なのか?
- なぜそれが重要なのか?
- なぜそれが重要なのか?
あなたが起業しなかったら、どうなるのか?
あなたの事業の本当の目的は?
次回は「あなたの利益を最大化できる明確なビジネスモデルをデザインする」ことについてです。
ではまた。