教育投資の向こう側で展開されている世界!?

前回もお話ししたように、類似性が私たちの本能を刺激してショートカット機能が自動的に発動しています。

処理しなければならない課題が増えれば増えるほど、それを意識的にコントロールすることが難しくなる。

したがって、現代のような情報社会においては誤作動するリスクが高まります。

「思考ショートカット機能」次第で、将来が大きく変わるわけですからこれは大問題です。

ことビジネスの現場では、既にその傾向が顕著(けんちょ)に現れています。

情報弱者と情報強者との差はますます開いていくばかりです。

新たに降り注いでくる、あらゆる情報の中から無駄なものを省き、いち早く必要なものを取り出し、利用できる能力に秀でた人だけが勝ち残っていくという構造になっているのです。

さらに俯瞰すれば、言語運用力に長けた人が桁違いに儲かっている世界です。

今後ますますその傾向が強まることを考えると、子どもの教育を考えていかなければならない私たち親が、その現実をしっかりと認識し、自分自身も成長し続けながら、子どもの教育にも携わっていく必要があるでしょう。

弱者と強者をわける因子

弱者と強者をわける因子

そこには製品を生みだす側のジレンマがあるからです。

なぜなら、商品やコンテンツそのものの機能に差をみいだすことが非常に難しくなったからです。

機能が進化し続けた結果、その機能はもはや一般の人が必要としているものを既にこえています。

その筋の専門家は別として、私たちが生活する上で必要な機能はもうすでに揃っているのです。

新商品の新機能を説明されたところで理解できない人、使いこなせない人は多いでしょう。

私たちはその新機能が欲しくて買っていると勘違いさせられているのです。

実際には、「言葉によって作り出された差異」を買っているに過ぎません。

あなたが物を買うときの様子を思い浮かべ冷静に考えたらわかるはずです。

どのようなことでもいいです。

家電でも、洋服でもなんでもいいです。

例えば「値下げしました、先着何名様限り、特売、新しいデザイン、新着、人気No1、最速、返金保証付き」などなど。

実際の性能や品質など詳しく知らなくても、それが実際に必要な機能かどうかも十分に考慮せず、そうした言葉に促されて購入しているケースがほとんどだと思います。

疑うべきは常識!?

常識を疑う

私も学校教育において歴史や純文学、外国語や数学など、必要だと信じられている科目をうんざりする程刷り込まれてきました。

しかし、言葉の語彙力(ごいりょく)と運用力はほとんど身につきませんでした。

つまり、社会公理を厳守する側の教育は受けてきましたが、お金を生み出す言語に翻弄(ほんろう)されず、その中で勝ち抜く方法は教わってこなかったのです。

ですから、社会に出てから非常に苦労しました。

通常では考えられない程のお金と時間を投資してきました。

会社も2つ作り、その他のビジネスも14年以上継続し、今もその投資は継続しています。

通り一遍の成功らしきものは一時期得ましたが、未だに自分が定義した成功を手することができていません。

確かに一般的な常識を学ぶ学校教育が必要な時期もあります。

しかし、それだけではグローバリズムが加速している資本主義社会では太刀打ちできません。

また、その解決策を義務教育の現場に望むことも非常に難しいでしょう。

ビジネススクールなどにも言えることかもしれません。

なぜなら、常識を教えることを学び、教育の現場でしか社会というものを知らない大人たちに、非常識なビジネスの世界を理解することなど、できるはずもないからです。

理論は教えられても、それを理解させ、実践できるレベルまで導くのは非常に難しいでしょう。

教える側の前提が大きく変わらない限り、教育を受ける側に大きな成果は望めないということです。

専門家と名乗る素人に要注意!

専門家という名の素人

お金の勉強と称して専門家を招いている学校もあるようですが、それを教えいてるのは本当に専門家でしょうか?

もしかして、金融機関の人ですか?

それとも、ファイナンシャルプランナーですか?

もしそうだとしたら、豊かになる道からは遠ざかることになるでしょう。

なぜなら、前者は、「極力不確実性を取り除いた中で収入が得られる環境」に所属しているからです。

つまり、毎月一定額の給料を定期的に受け取れる世界しか知りません。

組織の一員としてある種の苦痛を受け入れる覚悟さえあれば、組織に守られながら、組織の力を利用して、外部と接し、あらかじめ約束されているお金を定期的に得ることができます。

一方、不確実性を利益に変える、変化を愉しむことができる人だけが成功できる、確定・安定とは真逆の世界がビジネスです。

ですから、お金を運用する方法を多少知っていたとしても、キャッシュフローそのものを生み出す方法を知りません。

また後者のFPは、お金に関して広く浅い知識しか持ち合わせないのが一般的です。

キャッシュフローをコントロールする方法を知っている人がいたとしても、ほとんどのプランナーがキャッシュフローの生みだし方をしりません。

彼らが扱う項目は主に、節約、保険、NISA、投資信託などを活用した運用とリスクヘッジですが、そもそもそれらは勝ち組の仕組みではありません。

実際には、これらの手段を利用した大半の人が、さらに違う問題を抱えるようになります。

実際、資産が増えるどころか資産が目減りした経験をお持ちの方のほうが多いでしょう。

そう、そもそもこれらは投資家向けの方法ではないからです。

つまり、今本当に必要な、これからますます必要な、大きなキャッシュフローを生み出すスキルではありません。

個人がもっと豊になれる方法ではないのです。

残念ながら、自分より少しだけ何かに詳しい素人から学んでも、時間とお金の費用対効果はあまり期待できないと思います。

ではまた。

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