前回の「ルサンチマン」についてのアウトプットは行っていただけたでしょうか。
分かりにくいことに挑戦して、積極的にアウトプットしていくと、脳が刺激されだんだんと視野が広がっていきます。
なぜなら、言葉の「意味」が創られるプロセスで、重要なエレメント(要素・成分)の一つが「類似性」と言われるものだからです。
例えば、言葉の使われるカタチ、つまり、ある文脈の中でその言葉が使用された時、それを自分の経験と照らし合わせて、その整合性を確認し、臨場感を感じ取れた瞬間に、それがその言葉の意味であると解釈します。
「分かりやすかった、よく理解できました!!」・・・・ルンルン!
これは、今まで見聞きしてきた経験の内側にあるので「分かりやすい」と感じるわけです。
つまり、新たな経験のように感じるけど、実はこれまでの経験の確認でしかないということです。
したがって、類似性の高い、分かりやすいものばかりに目を向けていると視野が広がりません。
逆に自分が過去に学んできた既知のものと類似性が低いもの、つまり分かりにくいものに目が向くようになると、視野が広がっていきます。
視野を広げるために、あえて「分かりにくいもの」を積極的に受け入れてるようにしていきましょう。
それを意識して続けていくと自分でも気づかないうちに視野が広がります。
ただし、自分の脳内だけで、あるいはアウトプットしたものを自分だけが確認できるような環境で行っても、あまり効果は望めないでしょう。
アウトプットしたものが他者の目に触れるようなカタチを考え、他者の目を意識しながらアウトプットしていきましょう。
ではまた。