本来のお金の流れを取り戻し、人生を充実したものにするためのには、収益性(生産性)を向上させる構造(環境)が必要です。
例えば、同じ進学塾や学校から優秀な生徒が続出するように、その環境におけるその”場の力”というものがあります。
ですから、あなたが夢や望みをかなえていくためには、目的を達成する意志を持続させられる環境に身を置くことが大切です。
場の力の生かし方
しかし、ここで大切なことは、場の力に頼りきってもいけないということです。
場の力を借りて、自分自身が努力していくという姿勢を決して忘れてはいけないでしょう。
なぜなら、成功者たちは他に依存しない傾向が強いからです。
責任は全て自分が引き受ける。
そのうえで他者を信頼することに勤め、勇気をもって任せる。
つまり、成長のいかんは、100%自分の責任だという考え方に基づいています。
個人の特性を見極める
良くも悪くも私たちは育ってきた環境に大きな影響を受けています。
生まれてからしばらくの間は親に。
学校では世界はこういうものだと学び。
そして、社会人になってからは周囲の人たちの反応などによって世間を知ります。
何かを変えたいと願う時、意志の力に頼るのではなく、自分を変えうる環境に身を置く方が効果的だと云われています。
今のままでは嫌だ!このままだと不味いことになりそうだ!
そんな時は、環境を変えればいいわけです。
その現象は、生い立ちも含めたこれまでの環境に起因しているところが大きいからです。
ですから、今を変えたいのなら「場の力」に手を貸してもらいましょう!
ただし、全ての責任は自分にあるという気持ちを忘れないでください。
もっとも重要なポイントは、「誰と」より「誰が」ということだからです。
依正不二
例えば、仏教には依正不二(えしょうふに)という言葉があります。
これは中国の高僧天台大師の教えを元に、その弟子の妙楽大師が説かれた「十不二門(じゅっぷにもん)」の中の1つです。
簡略すれば、正は自分自身を意味し、依は自分以外を意味します。
自分とそれ以外は異なるようなものでもあり、同じようなものでもある。
私たちは、何事も外で起きているように解釈しがちですが、実は全て自分の内で起きている。
また、内面で起きているように思えることが、実は外で起こっている。
その本質は、よくよく考え抜かないとわからないことかも知れませんが、とにかくそういうことです。
すべては自分の思考内で起こっているのです。
借金で思い出しました。
もう一つ考え方に関してとても重要なカテゴリーがありました。
それは金融知識についてです。
金融知識の出所を確認しておく
一般的な知識に基づいた保険商品や投資商品での資金運用は、返って機会損失につながる恐れがあります。
金融知識は人生設計と密接な関係にあるからです。
例えば、
あなたの投資信託は、”浪費信託”になってないでしょうか?
株式投資が株式浪費になっていないでしょうか?
あなたの貯蓄型保険は機会損失型保険になってないでしょうか?
「過去20年の投資データーからしますと平均7%で・・・分散投資で、ドルコスト平均法で・・・云々」
もしあなたが何かの本に触発されたり、巷の話を信じて「所得や利益を増やすのは難しそうだから、お金を働かせて何とか乗り切ろう」と考えているとしたら、その考え方によって、不幸を招く恐れがあります。
「もっと簡単に楽して稼げる方法はないものか?」
そう考えている事と一緒だからです。
そう考え始めた瞬間から、自力(稼ぐ力)が低下し、自覚のないまま情報弱者となってしまう可能性が非常に高いからです。
この「簡単に楽して」という思考の減退現象は要注意です。
やがて、負のスパイラルに絡めとられ、粗悪な商品に取り込まれていき自滅するからです。
これは、長年金融業界に籍を置き、金融ビジネスに携わってきたからこそ云えることなのかもしれません。
金融商品を積極的に販売してきた一人として、今は自責の念でいっぱいです。
ご存じでしょうか、成功者たちは自分のお金をほとんど使っていない、という事実を・・・
世の中に流れている資金を活用して、さらにお金を増やしています。
例えば、ビジネスの収益の中から、あるいは借りてきたお金を上手に転用して、自分独自のお金の流れを作り出しています。
自分がもっとも得意とするビジネスに集中しているので、運用に張り付いている暇も執着もありません。
彼らは運用行為そのものではなく、常にキャッシュフローに集中しているので、それ以外のことにはあまり興味がありません。
そして、リスクに対する考え方も一般的なそれとは異なります。
個人の場合、経済的なリスクヘッジを保険で行うのが一般的ですが、彼らはその手段が好きではありません。
加入内容のほとんどが、節税対策や相続税の免税範囲内、事業保証程度です。
なぜなら、保険も費用対効果のよくないペーパーアセットの一部にすぎないと考えているからです。
ですから、自分のお金の流れ全体を俯瞰した上で、必要最低限の内容にとどめているわけです。
私自身も含め、その他、年商1,000万円から365億円までの法人プランを手がけてきたので、そのあたりの事情は詳しいと思っています。
費用対効果、投下資本利益率そうした言葉が好きでたまりません。
まるでそれが趣味であるかのごとく。・・・
もしあなたが、人生を充実させたいとお考えなら、世の中と自分のお金の流れを俯瞰し、時間の活用方法を冷静にかつ慎重に今一度考え直す必要があるでしょう。
わずかな利益を得るために貴重な時間を費やしている暇などわれわれにはないからです。