奥さんの借金を背負い込み離婚した当時の彼の目はウツロでした。
事業にも一度失敗した経験があり、その自信のない様子が鮮明に
表情に出ていました。
40歳半ばといえば社会的にも重要なポジションを任されてもおかしくない。
本来であれば脂の乗り切った旬な状態がほしい。
でも当時の彼には、そんな様子は微塵も感じられませんでした。
これといって目指していることもなく、当然のごとく夢もない。
何のために私を探し当て、訪ねてきたのかも明確ではない。
でも私には彼をなんとかものにしていく自信がありました。
そう、彼は嘗ての私そのものだったからです。
それと彼の職種が営業で、私のもっとも得意とする
セールスコンサルが生かせる事案でもあったからです。
初回カウンセリングの時点で
彼のお金に対する考え方の欠点を見つけていたので、
借金から彼を解放することはとても容易でした。
習慣にも問題があることがわかっていたので、
時間に対する考え方や配分を修正して、
効率が上がるように指導していきました。
もちろん、営業力も強化しながら・・・・・
2ヵ月後に借金から開放されると、
表情も明るくなり、状態もだんたんと良くなっていきました。
(ただ金融知識が足りなかったがために借金に苦しんでいただけ)
6ヵ月が過ぎた頃、彼がこんなことを言いだしました。
「Masaさん、変なんです。会社の業績は下がっているのに
自分の営業成績だけいいんですよ??」・・・・・
それ、普通ですから(笑い)・・・・・
※上記はあくまでも一つの事例であり、絶対的な成果や効果を保証するものではありません。