ライフプランとは、いつ、どのようなライフイベントを迎えるかを考え、それに基づいて中長期的なお金の計画をたてること、それが一般的な解釈でしょう。

私は、それを自由もお金も同時に増やし、それらを有意義に活用できるように導く役割の一つがライフプランだと考えています。

また、そのプランが個性を抑圧するものであってはならないと思っています。

この考え方は、2,000例以上のプランを手がけてきた経験に基づくものです。

ということで、今回はちょっと違う視点から視たライフプランの考え方をご紹介しながら、一般的なライフプランの手順についても解説していきたいと思います。

その2つのアプローチ方法を、あなたの人生プランの参考にしていただけたなら幸いです。

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ライフプランについて

あなたの行動や考え方を、ライフプランなどによって束縛してはいけないと申し上げました。

と同時に、現実とかけ離れたものではなく、実現可能な目的に基づいて作成されたプランであることが重要です。

また、目標や目的を確実に達成するためには、的確に行動しなければなりません。

したがって、現状の収支バランスをシミュレーションしただけでは何も変わらないでしょう。

シミュレーション!

それは、ただの模造でしかないからです。

ライフプランを考える時の手順

私がプラニングを行う際に前提としている手順は、以下のようになります。

  1. 自分の性格(タイプ:体質+類似性)を知る。
  2. 自分の人生に望まないことを明確にする。
  3. 自分の人生に望むことを明確にする。
  4. 理想の一日を想定する。
  5. 本当に実行可能なものを明確にする。
  6. 細分化して、すぐ実行可能なレベルにまで落とし込む。
  7. 正しい実行ステップを計画する。
  8. アプローチを改善しながら最適なものに仕上げていく。

実際にプランニングする際には、上記の手順で行なうことが非常に大切です。

手順を間違えると、かえって余計な問題を作り出してしまうことになるからです。

ライフプランは、あなたの人生における「豊かさ」を最大化することを目的に行うものです。

ですから、まず最初にあなたの性格(タイプ)を知る、これは非常に重要なポイントです。

出発地点を間違えてしまうと、目的地にたどり着くまでに大変苦労をします。

その間違いに気づかないまま時間が経過すればするほど、人生の損失が増えます。

豊かさを最大化するために試みたプランが、あなたの人生に損失を招くプランに様変わりしてしまうのです。

なにを大げさなことを言ってるの!

と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際大げさな話ではないのです。

ライフプランの事例

Mさんは長年勤続していた不動産会社を辞めて1年前に独立しました。

彼は非常に勤勉な方で、朝5時30分に起床し、夜8時まで働き、この1年間で相当な成果を収めました。

しかし、極度のストレスからか、激太りをし体調を崩しました。

そのことがきっかけで、事業にも暗雲が立ち込み始めたのです。

実は、働き過ぎで体調を崩したり、極度のストレスを感じていたわけではありません。

仕事の時間帯が彼の素養と合っていなかったからです。

前職の経営者から「早起きは三文の徳」と言われて忠実に守っていました。

そのルールが彼を苦しめ、やがては体調に影響し、激しいストレスのトリガーになっていたのです。

つまり、彼は早起きに適しているタイプではなかったのです。

環境によって融通のきく時間はそれぞれ異なりますが、自営業に近い状態であれば何とでもなります。

そこで、起床時間を2時間ずらしました。

それから、彼のエネルギーが最も高まる10時~11時の時間帯を、思考する時間帯に割り振り、昼食を挟んでその後の4時間ですべての仕事を終えるようにプログラミングし直しました。

すると体調が回復しはじめ、1ヶ月で7Kg近く減量でき、売上も30%増えました。(昨年同月対比)

ただ起床時間を遅くらせ、やる必要のない仕事をできる限りアウトソーシングしただけです。

このような単純なプランでも成果は大きく変わります。

起業や独立が何のためにあるのか?

その目的が個々に異なっていたとしても、健康や人生を犠牲にしてまでやることではないはずです。

仕事のために人生があるのではなく、人生の目的を果たすための手段の一つが仕事です。

もしあなたが同じような状況だとしたら、やり方や仕事そのものを変える必要があるかもしれません。

参考▼

タイプの見分け方について詳しくしりたい方は、「心と体をよりクオリティーの高い次元へ導く方法とは?」をご参照ください。

ライフプランを作成する際に注意して欲しいこと!

  • あなたの人生に望まないことは何か?
  • あなたのコレカラの人生に望むことは何か?
  • あなたの理想の1日とはどのようなものか?

プランニングはとても大切な作業です。

ですから、これら3つの事柄を明確にしないまま、安易にプランを作成しないで欲しい!

繰り返しになりますが、そのプランが固定点となり、返って余計な問題を生み出してしまうからです。

アンカリング作用をご存知でしょうか?

ちょうど船が碇をおろした状態のことです。

プランニングで言えば、先行した数値によって、後の計画が歪(ゆが)められ、先行した数値に無意識に近づこうとしてしまう作用です。

先行フプランによって無作為に作り上げられた固定点が、結果的にお金の流れや成長を止めてしまうことになりかねません。

メタスタティクモードとカタスタティクモード?

行動をコントロールする2つのモードが存在するという理論があります。

認知と行動の関係性を説明する考え方として浸透した理論のうちの一つで、メタスタティクモードとカタスタティクモードと呼ばれています。

カタスタティクモードに入ってしまうと意図したことを行動に移すのがとても困難になります。

カタスティクモードを規定するものが「状態志向」であり、メタスティックモードにするものが「アクション志向」だと言われています。

状態志向が起こると行動を抑制し、アクション志向が起こると行動を活性化させます。

このような志向の差は状況的な要因によっても生じてきます。

例えば、現状と目標との差、情報間のギャップが少ない場合は、アクション志向が起こりますが、ギャップの大きさがある水準を超えた場合には状態志向が起こり行動を抑制します。

つまり、現実と目標との差が小さい方が、アクション志向が起こりやすく、行動につながりやすいということになります。

「安易な目標設定が、行動を抑制してしまう」その理由が、この研究事例からもお分かりいただけると思います。

ライフプランを作成しても、お金や自由が増えない理由

ライフプランを作成しても、自由や所得がなかなか増えていない場合は、特に注意する必要があります。

このアンカリング作用が働き、カタスティクモードに入り、そこにコンフォートゾーンを形成している可能性があるからです。

コンフォートゾーンとは「自分が楽だと感じられる領域」のことです。

参考事例▼

これは、ビジネスが上手く行っていなかった、ある知人の体験談です。

彼は、いつもエコノミークラス、しかもできるだけ安いチケットを探して利用していたそうです。

ある日、遺産相続で莫大なお金が入ってきました。

それでエコノミーではなく、ビジネスシートを利用することにしたらしいのです。

でもどうも居心地が悪い、ということでまたエコノミーに戻したそうです。

その後すぐにビジネスを続ける気力が失せ、会社は閉鎖しました。

ビジネスをする必要がなくなった、といえばそうなんですが・・・

どういうわけか、貧乏だったときよりも返って不安が増えたと言っていました。

適正なコンフォートゾーンに即セットできればいいのですが、なかなかそうはいかないようです。

適正でないばっかりに、不安を増長してしまっている多くの人たちと接してきました。

人は苦しいと思えることは乗り越えられますが、楽なことからはなかなか脱することが出来ないのです。

それが他者から見て悲惨な状況であったとしてもです。

本人が快楽を感じている場合(自覚がない)、ほとんどのケースにおいて、そのゾーンから脱することができないようです。

本能には快楽を求め続ける習性があるので、楽なことから抜け出せないのでしょう。

ライフプランの目標設定を間違えるな!

改めて周囲をよく観察してみるとわかることですが・・・

目標設定が多い人ほどあくせくしていて、どこか行き詰まった感じがないでしょうか?

例えば、家計簿を細かくつけている人ほど貯金が増えてない、という現象があります。

単純作業を繰り返していると、それ自体が固定点となり、作業をするだけで満足を感じるような錯覚に陥る時があります。

実際は何も達成していないのに、ノルマを達成したような錯覚に陥り、そこに快感を得るようになります。

幻想が現実のように思えてしまうのです。

これが、モチベーションや未来のイメージの話ならまだいいのですが、家計簿の数字がイメージによって変化するとは思えません。

家計簿をつけたところで、継続的に家計の節約ができるわけではありませんし、あらたな解決策が発見できるわけでもありません。

それどころか、やがてそこに有り難くないゾーンが形成され、そこから抜け出せなくなります。

お金の出入りを記録する作業を繰り返したところで、現実は何も変わらないのです。

お金が実際に入っていくる仕組をつくったり、目標にむかって行動を起こさなければ何も変わりません。

「今やるべきこと」をやらなければ何も変わらないのです。

つまり、そういうことです。

ですから、「今やるべきこと」を適切な方法に従って実践すれば、現状は劇的に確実に変わります。

これは私自身の経験からも言えることです。

  • 人生で望んでいることを深く考えないで、安易にプランだけを立てる。
  • 具体的に何をどう実行していくか、落とし込みができていない。

あなたが所有しているライフプランが、上記のようなものだとしたら、行動を途中で諦めざるを得ないでしょう。

そしてそれは、あなたの将来を台無しにする原因にもなりかねません。

しかも自覚のないまま・・・・・・・・

これはとても怖いことです。

ライフプランを作成する前に、ここでお伝えしたことをもう一度考えてみてください。

次回は一般的なライフプランの手順をご紹介しますが、その内容とあわせてご活用していただけたら効果的なプランに仕上がるでしょう。

参考▼

ライフデザインとファイナンシャルプランの関係については「FPとライフデザインについて」、狭義のライフプランと広義のライフプランの違いについては「適切な環境と経済的な裏付けを確立するライフデザイン手順」なども参考にして欲しい。

その他「ライフデザインの方程式」や「仕事を効率化するデザイン戦略」のコーナーなどを参考にして欲しい。

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