ライフコーチングは、今アメリカで最も注目されている分野の一つです。
レディー・ガガやヒュー・ジャックマンがライフコーチングを受けているということでも話題になりました。
でも、彼らはコーチングによってメジャーになったわけではありません。
メジャーになった後のコンディションを整えるためにコーチングを受けていたわけです。
もともとパッションとエネルギーに満ちている彼らが、新たな目標をみいだし挑戦し続けることは容易でしょう。
しかし、実行できる素地の整っていない人には難しいことだと思います。
実際、海外で開催されているような高額プログラムに参加しても、収入が増えたり、人間関係が改善したという例は、全体の20%以下だと言われています。
因みに私は大きく改善しましたが、一緒に参加した友人4人は全くといっていいほど変化がありませんでした。それ以降不調になったという人さえいます。
実は主催者側もそれを承知しているようです。
「参加するだけで、ほとんど実践しないだろう」そう言っているらしいですからね。。。
だからといって彼らの方法が間違っているわけではありません。
もともと素地の整っている人には、有効なわけですから。。。
ただ、違ったアプローチ方法が必要だということでしょう。
今回は、そのライフコーチングの要でもあるライフプランについての話です。
ライフプランという欺瞞に満ちたアプローチ
「ライフプランを作成しましょう・・」
ファイナンシャルプランナーや保険セールスマンなどがそう云う時、そのほとんどがイベントに基づく収支計画を意味しています。
具体的には、就職 、結婚、出産、教育、マイホーム取得、転職(雇用形態の変化含む)、老後、相続といったでき事です。
これらのライフイベントをどのような状態で迎えたいか、という希望を設計に組み込み、そこに収支計画を添えたものをライフプランと称しています。
また、ライフプランは中長期的なものです。
したがって、計画と実態とのズレが生じることがあるので、定期的見直しが必要になります。
というのが大方のアプローチ手順でしょう。
この程度の提案に留まっている理由は、そこに何かしらの商品(お金がらみ)が介在している場合が多いです。
ライフプランを作成しなかったらどうなるの?
では、彼らが推奨しているライフプランを作成しなかったらどうなるでしょうか?
結論から云えば何も問題ありません。
作成しなかったからと言って、トラブルが発生するわけでもありませんし、将来困ることもありません。
そもそも不完全で余計なプランがないので、修正する必要もありません。
プランを作成しなくても、ライフイベントはその時期が来れば自然と訪れます。
そこでご質問なんですが・・・
ライフプランを作成しなかったがために、立ち行かなくなったという人が、あなたの周りに何人いらっしゃるでしょうか?
親戚・友人あるいは知人の中に、そのような事態に陥ってしまった方はいらっしゃるでしょうか?
おそらくほとんどいないと思います。
資産形成の観点からしても、将来の決定要因としてそれほど重要ではありません。
そもそもファイナンシャルプランナーや保険セールスマンなどに勧められる前は、ライフプランを作成するという発想すらなかったと思います。
ですから、彼らの提案、あるいは好意的な情報がない限り、そこには目が向かないはずです。
なぜ、ライフプランという言葉に弱いのか?
ライフプランを無料で作りますよ、作ってみませんか?
そう言われて首を横に振る人は少ないでしょう。
なぜでしょうか?
情報が錯綜する社会環境のなかで、私たちは多くの不安を抱えながら生活しています。
その代表的なものが経済的な不安でしょう。
将来必要なお金を把握することによって、その不安が軽減できる。
単純にそう思ってしまいがちなのです。
別な言い方をすれば、そうした言葉(情報)に絡め取られているということです。
なぜなら、何かの固定点(目標・目的)がないことに不安を感じるからです。
ですから、何も固定点(目的)を持たない状態から、「必要なお金が明確になる」という固定点を持つことで安心を得たような錯覚を起こしてしまうのです。
しかし、必要なお金を仮定したところで、現実の収入が増えるわけではありません。
ですから、ライフプランを作成しても、経済的な不安は解消されないままでしょう。
下手をすると、それまでに存在しなかった余計な課題を抱えることにもなりかねません。
それが適切な課題であればいいのですが、どうもそうではないケースが大半のようです。
そうなると、今までは必要だと思ったこともない物が欲しくてたまらなくなったり、どうでもいいようなことに時間を費やし始めたりするわけです。
低次元のライフプランが余計な問題を創り出す?
例えば、ライフプランの主要検討事項は以下の様な内容になります。
- どんな職業に就くのか。
- 結婚するのか、しないのか。
- 離婚するのか、しないのか。
- 子供を持つのか、持つとしたら何人か。
- 賃貸か持ち家か、どの程度の環境を確保するのか。
- 老後はどの程度の暮らしを希望するのか。
- 資産を残すのか、残さないのか。
これらがライフプランを作成する際、仮説が必要な部分にもなります。
つまり、ライフプランとは個人の願望とキャッシュフローをリンクさせたものということになります。
大切なことは、これらの検討事項をどう解釈し、どのようなアプローチ方法を選択するのかということです。
では一つひとつ詳しく見ていくことにしましょう。
ライフプランやライフデザインについてより詳しく知りたい方は「ライフデザイン、ライフプランの記事一覧」を参考にしてください。
1,どんな職業に就くのか。
先日、現状の収支を改善して、マンション投資をしたい、という男性(42歳)が私を訪ねてきました。
収支を改善するには、収入を増やす、支出を減らす、お金を運用して増やす、という3つの方向性があります。
このなかで、一番効果的な方法は収入を増やすことです。
収入が今の2倍になれば、節約と運用は必要なくなるからです。
収入を2倍にする方法がわかれば、節約も運用も必要なくなるので、その時間も収入を増やすことに使えるので、さらに収入は増えます。
実際、彼も1年後にはそのような状態になりました。
当時彼の年収は480万円でしたが、1年後には1200万円を越えていました。
なぜそうなれたのかというと、私の言うことをよく理解し、ある方法を真摯に行ったからです。
それは、ライフプランを考えるといった類の幻想的シナリオを描くことではありません。
また節約と運用と云う決して安定することのない、視点の低い安易な取り組みとも異なります。
乗り物そのものを変えろ!
それは、「乗り物を変えてもらう」という方法です。
例えば、ファミリーカーよりもスポーツカーの方が加速もよく、速やかに目的地に到達することができます。
つまり、彼の年収が上昇しなかった原因は彼自身ではなく、会社にあったということです。
もし、あなたの会社のTOPの年収が1000万円だとしたら、その年収をこえることは難しいでしょう。
TOPの年収が2000万円になるような環境が整うまで待たなければならないからです。
設備投資ではなく貯蓄に走るような会社では、尚更昇給は望めないでしょう。
毎年のように利益率が低下し、業績が下降線をたどっている様な組織の中で所得を増やすのは至難の技です。
つまり、どんな職業のどんな会社に籍を置くのか、それで粗収入は決まります。
起業するのであれば、どの市場に参入し、どの金脈に身を置くかで収入が決まるということです。
それが起業家であれば、どうマーケティングし、どういう方法でセールスを行うかということになります。
「能力の差」それは、どの様な場合においても僅差でしかない、ということを申し上げておきます。
金融資産の運用に特化した情報については「マネープラン」、キャッシュフロー全般については「キャッシュフロー・デザイン」を参考にしてください。
損失を引き寄せてしまうライフプラン作成のプロセス
そうした根本的なことに目を向け、その部分を改善することを検討する前に、節約と運用に焦点を当ててしまうと、損失が拡大する可能性が高くなります。
ある種の高度な節制は必要だと思いますが、中途半端な節約はプライドを傷け、日常を悲観的なものにするだけでしょう。
また、無知なまま行う運用は、積み上げてきた資産を痛める可能性が非常に高いです。
無知がまかり通る運用対象、その大概が投資家以外のために作られた仕組みだからです。
つまり、精神的にも金銭的にも痛めつけられる枠の中に、知らず知らずのうちに押し込められてしまうわけです。
さらにリスク許容度というエビデンスに乏しい具体性に欠ける要因によって、個人のパフォーマンスを抑制していきます。
収益率の低い投資は、収益よりも損失を被る可能性が高いです。
誰かの損失は、他の誰かの利益になる、それが世の中の構造です。
具体的には、一時払い年金、投資信託、確定拠出年金、NISA(ニーサ)といった金融機関が喜ぶ商品を選択することになるでしょう。
これらは、利益を確定させるまでに時間を要する商品群です。その間に環境が大きく変化して貨幣価値そのもが低下したら・・・・
また、勉強会やマネースクールなどに出向いて、収益性の低いカテゴリーの中の僅かな差金を得るために、膨大な時間を投資している人たちもいます。
ライフプランを無料で作成しますよ!
その行き着く先が、こうした金融商品である可能性が高いことを認識しておいてください。
それらすべてを網羅できたとしても得られる利益は僅かでしかないのです。
今どんな環境で仕事をしているのか、そこにいて自分の望む収入が得られるのか、そのことを再度検討してから、他の事項も考えていくようにしましょう。
最大限の効果を得られる方法から検討する、これは極あたり前のことであり、人生を充実させるための重要なポイントです。
起業、キャリアデザイン、ビジネスデザインなど各コーチングについてより詳しく知りたい方は「キャリアデザイン」「仕事の効率化コーチング」「ビジネスデザイン・コーチング」などを参考にしてください。
2,結婚するのか、しないのか。
ライフプランを練る前に、結婚するのかしないのか、この問いそのものを検討しなければなりません。
「するのかしないのか?」これは、いつでも結婚できる状態にある人が使える言葉だからです。
世の中には結婚したくても、できない人がたくさんいます。
あらかじめお伝えしておきますが、経済的な事情はほとんど影響しません。
多くの場合、経済的に安定しているかどうかは二の次になります。
良縁に恵まれれば、自然と経済的な面も整っていくものだからです。
ライフプランに組み込む前に確認しておくべきこと!
一般的に結婚価値をキャッシュフローに組み込んでいきますが、重要な問題に着手しないまま安易に取り込むのは避けた方がいいでしょう。
1カ月ほど前結婚願望の強い50歳の男性が訪ねてきました。
2年以内に結婚したいので、コーチングしてほしいという希望でした。
結婚相談所に2年通い詰め、何度かお見合いもしたけれどうまくいかなかったらしいのです。
カウンセリングで結婚の目的を探っていったところ、「自分の生活が楽になるから?」という考え方が浮き彫りになりました。
人はそうした考え方が根底にあることを直感的に見抜きます。
なんとなく違和感を感じるので一緒にいたいと思わない。
それがフィーリングというものでしょう。
その考え方を改めない限り結婚は難しいはずです。
そうする気があるのか彼にたずねたところ、その気がなさそうだったのでサポートを断りしました。
それで思い出しました。
6カ月前にも似たような状態の女性が訪ねてきました。
今38歳の彼女、遅くとも40歳までに結婚したいのに彼氏がなかなかプロポーズしてくれないと嘆いていました。
それに起業もしたいという話でした。
起業準備として6カ月ほど謀起業プログラムにも参加したそうです。
でも、うまく行かなかったので、それもサポートプランに含めてほしいということになりました。
結婚と起業を同時にかなえることは十分可能ですが、その後どちらも立ち行かなくなるのは明らかでした。
なぜなら、どちらも相手の望みをかなえる心構えがないと長続きしないからです。
自分の願望ばかりを押し付け、自分の望み通りにならないとイライラする。。。
そんな傲慢さを緩和しない限り彼女の望む未来は手に入らない。
そのあたりのことを修正してみる気はあるのかたずねると、彼女は憤慨して出ていってしまいました。
翌月1本のメールが彼女から届きました。
結婚を予定していた彼から別れ話をされたらしいのです。
それでもう一度会ってほしいと言われましたが、お断りしました。
私が最も大切にしていることが「その時間を誰とともに過ごすのか」だからです。
別な言い方をすれば、誰と一緒にいないのか・・・・
誰と一緒かで大きく人生が変わるからです。
ライフプランは縁する物事で変わる
どのような人やコトや物と縁するかで、その人生は決定づけられます。
なぜなら、その縁によって、冥伏している姿のどの部分が顕現してくるかが異なるからです。
つまり、それが感情となって顕れ、その感情に触れることによって相手の感情も大きく変化します。
結婚は、それを毎日のように体験していくことでもあります。
誰かと一緒にいるというのは、そういうことなのです。
それらを上手にコントロールしていく方法もありますが、正しい方法によって行わないと逆効果になります。
結婚する前に知っておいてほしいことについては「年代別ライフスタイルのポイント」「ライフイベント表とキャッシュフロー表」「バランスシートの構造と分析」「ライフプランの際に活用できるデータ」なども参考にしてください。
3,離婚するのか、しないのか
離婚するのか、しないのか?
一昔前だと、「なんと不謹慎な」とお叱りを受けたかも知れません。
しかし、現代のような社会環境に至っては、離婚もまたライフプランの一つと言えるでしょう。
上記のデータからすると約3組に1組が離婚しているように解釈されがちですが・・・
あなたの友人知人を対象にした場合、果たしてこの3組に1組という解釈があてはまるでしょうか?
私の友人に4回結婚した人がいます。
つまり3回離婚したわけです。
私から見れば、毎回同じ様な理由で離婚しています。
彼はそう思っていませんがね。
そう、離婚率が上昇している背景には、こうした現象があるのです。
私は友人にはコーチングしません。
よく依頼もされますが、行いません。
さりげなくアドバイスすることはありますが、それ以上は控えるようにしています。
特に理由はありませんが、そう決めています。
彼は、相手の願望をかなえあげようとする傾向の強い人です。
つまり、何度も結婚することができるタイプなのです。
離婚は精神的にも経済的にも消耗度の非常に高い行為です。
彼もそれを十分承知しているのですが、なぜかそれを繰り返すことになってしまうのです。
ではなぜそうなってしまうのか?
相手の主な願望が物やお金だからです。
そして、彼もそれを知っていながら、それを容認しつつ結婚という約束事を維持してきたからです。
彼もそれを何処かで分かっているのです。
長く続かない、いつかは離婚すると・・・
つまり、彼が望むとおりの人生になっているのです。
似たような事例は山程あります。
DVが原因で離婚した女性が、また同じ様な人と結婚してしまい、それで悩んで相談に来られることもあります。
それは、その人のコンフォートゾーン(安心・安堵)と関連もしていますが、ここはライフプランというお題なので詳しくは以下を参考にしてください。
コンフォートゾーンやその他思考プロセスについては「パーソナルデザイン」や「あらゆる結果が変わり始めるライフコーチングの真骨頂」などを参考にしてください。離婚については「今やライフデザインの一部とも言える離婚をプランニングする」を参考にしてください。
4,子どもを持つのか、持つとしたら何人か。
ライフプラン作成を試みる多くの方が、子供とお金を直ぐに結びつけたがります。
子育てにはいくら必要でしょうか?
教育費はどの程度考えておけばいいでしょうか?
そうした質問を投げかけてくる人がほとんどです。
そして、そこを目掛けてプランを作成しようとするセッカチなプランナーが山程います。
そんな時、私はこう答えるようにしています。
いくら必要か、ではなく、いくらかける気が有りますか?
その前に、どういう人になってもらいたいのですか?と。
子供とお金を一旦切り離して考える
お金の分量と子どもの将来は、あまり関係ないからです。
その辺りを履き違えたままだと、子供は歪んだ環境の中で育つことになります。
したがって、大枚をはたいて高度な教育を施した結果、犯罪者になる場合もあります。
逆に、まともな教育を受けられなかった人が、社会に大きな影響力を持つ場合もあります。
お金をたくさん投資したからと言って、必ずしも世の中が欲するような人財になるわけではありません。
子供を持つと明確になりますが、子供はあらゆる経験をもたらしてくれる存在です。
その経験を得ながら親として成長していけるわけですから、こんな素晴らしい経験はないでしょう。
「子はかすがい」昔からよく言われることですが、夫婦仲ばかりか、あらゆる情景(環境)と関係をつなぎとめてくれる至宝です。
ですから、子供をどうするかという問題は、まず、お金と切り離して考えるようにするといいと思います。
親を選んで生まれてくる?
また、こちらも結婚プラン同様、欲しくても、子どもの方で生まれてきてくれない場合もあります。
一説には、子どもが親を選んで生まれてくると云う話もあります。
親になれるかどうか、それは親の方では決められないといった意味合いでしょう。
子どもを授かることができなかったクライアントが、11年目に授かることができたという例をいくつか知っています。
私がそれについて貢献したということではなく、師匠が行った療法(整体術と食事療法)によって子を授かることができたのです。
信じられないかも知れませんが、クライアントに実際起こったことなので、そうした現象を私は信じています。
他にもいろいろ症例を見てきましたが、ここでは詳述することはひかえます。
誤解を招くといけないですから。。。
子どもをもつか、もたないか・・・・
そういえば、子どもは産まないことに決めている、と主張する女優さんがいました。
最初はキャッシュフロー改善の相談にこられたのですが、そうした個人的な話にもなり、ライフコーチングも同時進行することになったわけです。
その理由を聞いてみると、「子どもが好きではないんです。子役と接していてもそうした感情が湧いてくる」ということでした。
別に取り建てて聞いてもいないことを、自分に言い聞かせるように主張しはじめる、そこに大きな歪みとチャンスが潜んでいます。
自分で決めたことが足かせとなって人生に亀裂を生じさせている・・・いわゆる一貫性の罠。
このような場合、その現象をまず解決してやらないといけないわけです。
子供を持つと脳の働き方も変わる
ついでに言っておきますと、子どもを持つと脳の働き方も変化します。
ですから、本人が認識している以上に仕事やお金の流れ、ひいては人生に大きく影響します。
彼女もその当たりのしこりが取れたのでしょう。
それが3倍の収入という現象に顕れました。
そういうことは頻繁に起こるのです。
本人も自覚していなかった、言い知れぬある種の不安が「子供を持たない」という言葉によって、覆い隠されていたわけです。
一般的な例を見ても収入が3倍になると人生が変わりはじめます。
それが億単位となれば尚更のことでしょう。
子供を持つかどうか、何人持つのか、育児にいくら必要か、子供が自立するまでにいくら必要なのか、こうした問いのほとんどが、自己の経済的環境が出発点になっています。
子どもの問題に限らず、私たちは知らず知らずのうちに、こうした資本主義のルールに絡め取られ、そこを起点としてあらゆることを考えようとしてしまうのです。
そこを抜け出すと、子どものことに限らず、他のすべての事についても考え方が変わりはじめます。
教育についてより詳しく知りたい方は「ライフデザインがシンプルになる教育投資の考え方」あるいは「ライフプランの要、教育資金設計の概要とその注意点!」などを参考にしてください。
次回は、賃貸か持ち家か、どの程度の環境を確保するのか?、自ら不幸を招いてしまう理由について解説します。