勇気と知恵を与え、可能性を広げてくれる環境 - セールスの現場
セールスは、私に生きる勇気と知恵、そして可能性を常に生み出し続けてくれています。
最初の創業はアパレルでしたが、経営に行き詰まり、会社を譲渡。
その後、5社を転々と渡り歩くはめになりました。
多額の借金を抱え、将来に不安を感じる日々を送っていました。
そんな状況を打破するため、一から出直す決意をし、保険のセールスを始めました。
最初は契約が取れず、「物を売るのとは勝手が違う」と悩んでいましたが、それは単なる思い込みでした。
保険商品とアパレル製品販売の共通点は、「記号(絵図・言葉)」だと気づき、オリジナルの記号(セールストークと設計)を創造して販売することにしました。
記号を売る
オリジナルの記号とは、「生存リスクより、死亡リスクの方が大きい」というコンセプトを基盤にした「無料ライフプラン作成サービス」というシナリオ(物事の進行について、さまざまな可能性を考えに入れて仕組んだ筋書き)です。
このアプローチから契約につなげることによって、借金を短期間で返済し、経済的な不安も解消されました。
この経験から学んだことは、ストーリー構成とコンセプト、ゾーン設定の重要性でした。
そこに短期集中することで、その後10年間何もしなくても優雅に暮らしていけるだけの成果を残すことができたのです。
その結果に一番驚いたのは、私自身です。
つまり、成果は「優位性の創造とゾーン設定、短期集中」いかんであるということを身をもって体験しました。
その後、私はフィービジネスを主体とした事業に切り替え、保険分野でも複数の保険会社を扱い、投資商品も多く扱えるようにしました。
さらに、「相談」という言葉を売るために「相談できる場所」を設けることにしました。
その後ショッピングセンターなどにも出店してビジネスの展開を試みました。
セールスの現場を経験した人ならわかるはずです。
そう簡単にモノは売れないということを。
なぜなら、ほぼ全員が売られることも、売ることも嫌いだからです。
ということで、セールスだけではなくマーケティングの手法も取り入れることになりました。
セールスで長期的な成果を出し続ける
たとえば、セールスで長期的な成果を出し続けるためには、以下のポイントが重要です。
- 顧客の心理を理解する:
顧客が何を求めているのかを把握し、それに応える方法を見つけることが大切です。
売ることと売られることを嫌う顧客の心理を理解することで、彼らのニーズを満たす商品やサービスを提供することができます。 - 顧客のニーズに対応する思考を働かせる:
自分の願望を抑制し、顧客のニーズに対応する思考を働かせることが大切です。
顧客が求める価値を提供することで、長期的な信頼関係を築くことができます。 - モチベーションを保つ:
セールス活動は、モチベーションが続く限り成果が出る可能性があります。
モチベーションを保つために、自分自身のストーリーやコンセプトを見直し適応させ、成長を続けることが重要です。 - 学び続ける:
業界や商品、顧客のニーズは常に変化しています。
成功し続けるためには、新しい知識や技術を習得し、自分のスキルを磨くことが必要です。 - 良好な関係を築く:
顧客との良好な関係を築くことで、リピートや紹介が増え、長期的な成果につながります。
顧客のニーズや悩みに耳を傾け、親身になってサポートすることが大切です。 - 適切なタイミングでアプローチ:
顧客の購買意欲が高まるタイミングでアプローチすることが重要です。
適切なタイミングを見極めることで、効果的なセールス活動が可能になります。
これらのポイントを踏まえたセールス活動を行うことで、長期的に成果を出し続けることができるでしょう。
そして最も重要なことは、セールスの現場では、これらのことをほぼ同時に始動させる必要がある、ということです。
最も緊張感が高まる瞬間でもあります。
それはある意味、経済状況が思わしくない人を一気に覚醒させる方法でもあります。
マーケティングを主体とする事業への移行、しかし・・・
セールスオンリーで長い期間成果を出し続けられる人はまれだと思います。
ということで、私はセールスではなくマーケティングを主体とする事業に移行しました。
情報提供、お試しカウンセリング、コンサルの年間契約、資産形成系の塾、コミュニティという流れでビジネスを展開しています。
セールスを通じて得られた経験やスキルは、ビジネスやコミュニケーションに役立つ最強のスキルとなりました。
そして、マーケティングを主体とした事業に切り替えることで、より多くの人にアプローチし、顧客との関係を築くことができるようになりました。
特筆すべきは、セールスオンリーのスタンスから数年間離れてみて、初めてセールスというものを深く理解することができたということです。
セールスは、ビジネスやコミュニケーションに役立つ最強のスキルであり、人々の可能性を広げる環境でもあるのです。