
今回は、機能原理を応用した3パターン分類、解釈の方法などについてだ。
ドーシャテストがまだ済んでいない人は、前回の投稿に戻ってワークを終えてから読み進めてほしい。
基本ドーシャは3つだが、さまざまに組み合わせることによって10の体質に区分することができる。
1つのドーシャの点数が、他の2つのドーシャの点数よりも著しく高い人は単一ドーシャ型に該当する。
単一タイプ
「ヴァータ(動き支配タイプ)」「ピッタ(代謝支配タイプ)」「カパ(構造支配タイプ)」のいずれかになる。
他の特徴もいくらか影響しているが、その影響は1番強い特徴に比べればずっと小さい。
際立った特徴のない人は、二型タイプだ。
二型タイプ
- ヴァータ・ピッタ(動き×代謝)
- ピッタ・ヴァータ(代謝×動き)
- ピッタ・カパ(代謝×構造)
- カパ・ピッタ(構造×代謝)
- カパ・ヴァータ(構造×動き)
- ヴァータ・カパ(動き×構造)
多くは、上記の二型タイプのいずれかに該当する。
2つの支配が優先していて、その2つが並んで、あるいは交互にその特徴を表わしその人を特徴づけている。
体質的な特徴は一番高いドーシャによるものがもっとも大きいいが、他のドーシャの影響も忘れてはならない。
中には1つが優位で、他の2つが全く同じ人もいるが、大抵は二型タイプに該当する。
他の2つが全く同じ点数になった人は、一番高いタイプに目を向ければいい。
三型タイプ
中には、3つの特徴がなどしいか、あまり差がないという人もいる。
この場合は三型タイプということいなるが、この体質はきわめてまれだ。
この場合、答えをもう一度注意深く見直すか、他の人に判定してもらう必要があるかもしれない。
はっきり答えられない質問が多い場合は、ヴァータがアンバランス状態にある可能性が高い。
ヴァータの特徴が本来の体質をわかりにくくさせていると考えられるからだ。
なぜなら、ヴァータは混乱を引き起こすからだ。
このドーシャは指導的立場にあるとともに、ピッタやカパの真似をすることもある。
細い骨格なのに太っている。
悩みがちなのに怒りっぽい。
不眠になりがちなのに、時には人並み以上によく眠れる。
ヴァータのアンバランスが、このような気まぐれの原因になっていることが多い。
慣れれば、どれがヴァータのアンバランスによるもので、どれが本来の体質なのかが見分けられるようになる。
どうしても見分けられない人は、専門家に相談するといいだろう。
解釈の仕方
自分の体質が仮定できたたら、次は解釈の仕方だ。
まず、体質は遺伝的なものだということが大前提となる。
DNAの理論が発見されるかなり昔から、さまざまな遺伝的な特徴が組み合わさっていることを彼らは認識していた。
心と体と行動のさまざまな特徴の組み合わせには、微妙な一貫性が見られるからだ。
背が高いか低いか、優柔不断か意志が固いか、落ち着きがないか落ち着いているか、
これらは体質によるところが大きい。
一方で、想念、感情、記憶、才能、欲求など、体質とは無縁に思えるものも数多く存在する。
確実に言えることは、自分の体質についての知識があれば、より理想的な健康状態へと進化する可能性があるということだ。
彼らの定義によれば、健康状態とは心身の健康に留まらず、生命すべての側面をより高いレベルへ導くことを意味している。
人間関係、仕事、ビジネス、精神の成長、環境との調和など、そのすべてが心と体の状態と密接に結びついているからだ。
次回は、それぞれのタイプについてもう少し掘り下げてみよう。
それではまた。