資産運用の勝率
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こんにちは、MSインテグラル・デザイン研究所の斉木です。

今回は資産運用の勝利を高めるにはどうしたらいいのか、そのことについて解説しましょう。

資産運用の勝率を上昇させる

投資で稼ぎたい、と考えている人は、多いでしょう。

そんな人がまず探すのは、簡単に早く稼げる方法だと思います。

投資のことを十分学んで、理解してから始める人は、ほとんどいないというのが現状です。

誰かが上手くいったという話を聞きかじって、自分にも同じような現象が起こるんじゃないか、そう考えて安易に始める人がほとんどです。

例えば、短期間で資産が3倍なる。

このレポートに目を通すだけで勝率が3倍になる。

初心者がFXで月に数十万円稼ぐ方法。

投資初心者でも月額うん百万円。

そうしたキャッチフレーズに躍らされて安易に投資をはじめてしまうのです。

私たちはリーマンショックによって、少し投資に関して賢くなりましたが、2014年にNISAが始まった事も手伝って、安易に資産運用に取り組む人が徐々に増えています。

数は増えましたが、安定してそこそこのパフォーマンスをキープしている投資家は2割以下だということをあなたはご存知でしょうか?

すなわち、8割以上の個人投資家は、お金と時間を同時に失っていることになります。

マイナスキャッシュフローを生み出し続けていることになります。

投資における勝者と敗者の違いは何か?

この事実をあなたはどう解釈するでしょうか?

投資は危険だからやめておく、、、、、

それも1つの選択です。

しかし、損を生み出している人たちは同じタイプの人だとしたら、、、

成功している人たちの共通点がわかったとしたらどうでしょうか?

あなたは、2割の勝者と8割の敗者を分けているものが何なのか、気になりませんか?

一番のポイントはなんだと思いますか?

多くの投資理論を把握しているか否かでしょうか?

いいえ違います。

実践で積み重ねた経験値でしょうか、

もちろん、経験値はとても重要ですが、その経験値を得るためには当然、相当のお金を投資する必要があります。

資金がないからやっぱりやめておく、、、、、

そのような結論に至ったとしてもしかたないでしょう。

自分の境界を厳密に定め、そこをよく理解していることが重用

しかし、一番のポイントは、経験値でもなければ、多くの投資理論をマスターすることでもありません。

1番のポイントは、資産運用における基本原則をどこまで正しく理解しているかどうか、です。

著名な投資家であるウォーレンバフェット氏は、次のように言っております。

「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです。」

「最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。」

このたった2つのことを、知り、本当の意味において理解できただけでもずいぶんと結果が異なってきます。

なぜ、資産運用が必要なのか?

それでは、なぜ資産運用というものが必要なのでしょうか?

なぜ、わざわざリスクが伴う方法で、お金を増やす必要があるのでしょうか?

資産運用が必要な理由とはいったいなんなのでしょうか?

そのことを理解していただくためには、まず、投資と預金の違いを知っていただく必要があります。

預金とは

預金というのは、どこかに預けてあるお金のことです。

給料などの収入を使わずに貯金する行為も預金です。

因みに貯蓄というのは、借金の返済、つまり借りていたお金を返済する行為も貯蓄に含まれますので、預金+借金の返済、ということになります。

参考▼

お金の正体を知りたい方は、「お金の知識不足が原因で、ビジネスや人生に損失を招いていませんか?」もご参照ください。

預金は元本保証がありますが、ご存知のように現在においては利息はほとんど付きません。

資産運用が上手な人たちからすれば、預金こそ機会ロスの象徴とされています。

一方、預金は、もっとも利便性の高い活用方法です。

病気などの不測な事態、急にお金が必要になったときなどに、直ぐに引き出して使うことが出来るという利点もあります。

なた現在は本当に微々たる利息ですが、生命保険の積立型など、契約時点で金利が固定されたものと違って、市場金利が上昇した場合は連動して上昇します。

バブル期には定期預金金利が6%台ということもありました。そしてまた、今後も低金利がず~と続くという保証はどこにもありません。

最近一時払いの年金保険がよく売れているようですが、「長期契約のリスク」というものもよく理解した上で、どうするか判断してください。

総合的な判断をしなければならない私のポジションからすると一時払い年金は機会ロスだとしか思えないので、個人的にはお勧めできません。

まっ、「売るものに詰まったら何でもあり」ということなのでしょうけど・・・(苦笑)

金利の推移

投資とは

投資とは、将来得られるであろう収益を目的として、現在資金を支出することをいいます。なお投資は、その対象によって、物的投資と金融投資とに分けられます。

物的投資には、主として非居住用建物、構築物、機械設備、装置、輸送運搬機器などの設備投資、それから製品、原材料への在庫投資および住宅投資、それにコモディティ、ビジネスに対する投資があります。

一方、金融投資には、株式、債権、投資信託などのペーパーアセット(有価証券)への投資です。これは、企業が物的投資を行う資金を融資する点で間接的に物的投資とも結びついています。

いずれの投資対象を選択するにせよ、世界の経済動向や情勢、政策、投資家の心理、情報などによって価値が変動します。

価値が変動するからには、損失が発生するリスクがあるわけですが、逆に財産を増やすチャンスでもあります。資産を増やす目的ならば、銀行にお金を預けておいても仕方ありません。

それに物価が上昇すれば、貨幣価値が下がり、実質的に資産は目減りします。

したがって、資産を増やしたいのであれば、何らかの形で投資をしていかなければなりません。

預金と投資の違いが、お分かりいただけましたでしょうか、この預金と投資の特性を活用して資産の総額を上手に増やしていく必要があります。

両者の特徴をよく理解し、2つのお金のバランスを整えながら、タイミングよく移動させていくことが資産を増していくポイントです。

投資するメリット

投資イコールリスクと考えがちですが、ではリスクとは何でしょうか、危険という解釈をしている人がほとんどだと思いますが、投資におけるリスクの意味は危険ではありません。

ブレの幅、つまり価値が上がったり、下がったりする度合いの大きさのことを意味しています。

リスクが大きいと言うことは、この変動差が大きいということになります。そのことをご理解していただいた上で、投資のメリットについて見ていくことにしましょう。

老後に対する不安が軽減できる可能性が生まれる

今後の労働人口減少と現在の平均寿命とを照らし合わせていくと、日本全体の生産性が余程向上しない限り、年金受給額が改正され続けます。

したがって、もらえる期間が短くなるか、減額されるか、いずれかの可能性は非常に大きいと言えます。

否、むしろそうなることを見越して今から準備をしておいた方が賢明でしょう。

労働人口が減少したまま生産性が向上せず、私たちの収入が増えないということは、年金原資自体も増えません。

そしてまた、このままグローバリズム化が進み、外資が激増し続ける事態になれば、資産が国内で循環しなくなり、私たち国民は益々貧乏になっていきます。

ご存知のように今世界中で起きている現象です。

これらのことが容易に想像できる、その状況にあって現在と同じような条件下で老後が過ごせることなどまず考えられません。

「約束します」などと豪語している政治家もいらっしゃるようですが、ただのポジショントークに過ぎないことは、ご本人が一番よくご存知のはずです。

したがって、私たちが、自分の努力で資産を増やしていかない限り、豊な老後生活が訪れることはないでしょう。国や政治家の言葉に躍らされていたのでは、益々後手を踏むばかりです。

もうそろそろそうしたパラノイアの世界から覚めてもいい頃ではないでしょうか、偽りの世界から目覚め、投資によって、私たちが直面している老後の収入減や不確実性を軽減していく試みを真剣に考えていってもいいのではないでしょうか。

まとまった資金が短期間で準備できる可能性が生まれる

マイホーム購入時や子供の大学進学の準備金として、数百万円から場合によっては、1千万円を超える現金が必要になってきます。

しかしながら、実際問題として、これらのライフイベントのためのお金を準備するもは容易なことではありません。

このまま雇用状態が改善されず、益々悪化していくことにでもなれば、準備するどころか借金して賄うというケースも増えていくでしょう。

参考▼

マイホーム購入時に必要なお金や「ライフデザインの要、教育資金設計の概要とその注意点!」もご参照ください。

そう考えると、受動的にお金を貯めていたのでは、マイホームも購入できませんし、まともに進学させてあげることさえもできないという自体にもなりかねません。

一方、投資は能動的に資産を増やす行為なので貯金よりも短期間でまとまったお金が準備できる可能性があります。

その可能性を確定的にしていくためにもお金に対する知識、ファイナンシャル・インテリジェンス(知性・知能・理解力)は必要不可欠です。

投資リスクはこのファイナンシャル・インテリジェンス(知能・知性)やリテラシー(分析)によって回避することが十分可能なのです。

義務や仕事から解放される可能性が生まれる

ほとんどの場合、会社員は、会社から振り込まれる毎月の給与が唯一の収入源になっています。

そのため、できれば拒絶したい事案でも生活を維持していくために、のまざるをえないというケースは多々あるでしょう。

例えば、給与以外で生計が成りたつとしたらどうでしょうか、既に独立している方は、事業収入の他に生活を確保できる収入があるとしたらどうでしょうか、想像してみてください。

あなたの行動はどのように変化するでしょうか、依頼してきた相手に対する感情はどのように変化するでしょうか、態度はどうかわるでしょうか、あななたのライフスタイルが変わりそうな予感はしませんか、どうでしょうか?

最近では副業を許可する会社も増えてはきましたが、それでもまだほとんどの会社は副業を禁止しています。

しかし、金融機関は別として、会社の服務規程に投資をしてはいけない、とうたっている会社はほとんどないはずです。

したがって、投資してお金を増やす行為はいつでも気兼ねなくできるということになります。

しかも、副業のようにビジネスに勝つための特別なスキルやノウハウを必要とせず、お金に対する知識やファイナンシャル・インテリジェンスが習得できれば、誰でも平均的な成果を生みだすことができるという特徴があります。

このように投資は会社の規定に反することなく、しかも副業をスタートさせるよりも、早期に平均的な成果を得られる可能性が極めて高いカテゴリーです。

第2の収入源を得る事によって、もっと自由に生きることが可能になってくるのです。

そして、独立・起業への道も拓け、やがて義務や仕事から完全に解放される日がくるのです。

資産運用、4つの基本ステップ

将来を乗り切るためには、お金の運用に限ったことではなく、自己への投資も含め投資が必要であることは間違いないでしょう。

しかしながら、投資が重要であることが理解できたとしても、具体的に何に投資をして、どのように運用していけばいいのかよくわからないと言った方は多いと思います。

そこで初心者がこれから資産運用をはじめるためにおさえておきたい4つの基本ステップを紹介します。

  1. まずは入門書などを買ってみる
  2. とりあえず投資口座を開設してみる
  3. 上下、長さなどの目標値を決めておく
  4. 現在の余剰資金らしきものの20%程度からはじめてみる

1,まずは入門書などを買ってみる

基本的なことがわかればいいので、最初は入門書だけにとどめておいてください。

まず入門書で資産運用の全体像を大まかにつかんでください。

運用の構造全体のイメージが頭に入っていないとアセットアロケーションできないからです。

アセットアロケーションを簡単に表現すると「投資資金を複数の異なった資産に配分して運用すること」ということになるでしょうか。

参考▼

アセットアロケーションについては、キャッシュフローデザインの他の記事もご参照ください

したがって、まずは資産運用の入門書を購入してイメージをつかんでおきましょう。

細かいことはとりあえず飛ばして読んでください。

こまごましたことは実践しながら習得していくのが一番近道だからです。

また、知識ばかりが先行して頭が固まってしまうと理論ばかりに目が向きすぎて失敗するからです。

仕事でも、情報でも、なんでもそうですが、余分(必要以上)な知識は習得しない、あるいは捨てた方が生産性が向上します。

実際にその知識が必要になった時に習得するような習慣を身につけて行くようにしてください。

実際に準備だけが万端で、行動できない、実践に移そうとしない人が大半です。

行動しなければ何も変わらないので、得た知識が記憶に留まることは稀です。

結果として習得したその知識は、使われないまま消えていきます。

2,とりあえず投資口座を開設してみる

入門書を読んで投資のイメージがつかめたら、とりあえず投資口座を開設してみましょう。

口座を開設しても、直ぐに資金を投入する必要はありませんので安心してください。

また、ネットで投資信託をということでしたら、非常に安価から始められるので練習にはいいでしょう。

ただし、投資信託は私達にとって、あまり旨味のない商品ですから、練習用と最後に余ったお金を投資するぐらいの感覚でいた方がいいかもしれません。

参考▼

投資の考え方については「お金の知識不足が原因で、ビジネスや人生に損失を招いていませんか?」もご参照ください

私たちが、お金の世界でいちばん身近に感じる存在は銀行でしょう。

しかし、銀行で売買可能な金融商品の数は限られているので、証券会社での口座開設(ネットでもいい)をお勧めします。

そこで投資に関しての基礎知識も公開されているので、参考にするといいでしょう。

ただし、投資判断を誤りやすいので、セールス的な臭がするものは、避けるようにしてください。

投資に対してある程度なれてから、セールス的なものも解析するようにしていきましょう。

3,上下、長さなどの目標値を決めておく

目標も決めずに(ゾーン設定)成り行きにまかせるような投資は決してやらないでください。

投資で儲けるために一番必要こては、お金の理論ではなく、自分の心理をコントロールすることだからです。

なんの目標値も置かないで始めてしまうと価格変動に一喜一憂してしまい精神的に不安定になりやすくなります。

そのことによってタイミングを見誤り、損失を招きやすくなります。

色々なバイアス(偏見のようなもの)が強いと特に判断を誤りがちです。

そのことを認識しつつ、投資を行っていくことがもっとも重要です。

参考▼

ゾーン設定については「お金の流量が激変するライフデザインの方程式」なども参考にしてください。

バイアスについては「リスクを上手に取り込めるようになると資産運用の勝率が激増する」や「なぜ、お金に対するバイアスが少くなくなると、お金が極端に増えだすのか?」なども参考にしてください。

一般的には、目標の立て方のポイントとして「いつまでにいくら稼ぐ」という期限の目標が多いようです。

しかし、それよりも、どこまで儲けるのか、どこで損切りをすのか、ということを予めある程度決めておくことの方が初心者にとっては重要です。

例えば儲が15%になったら売却、損が5%に達したら売却といった具合に上限と下限を決めて、そのルールに従うということです。

自分のゾーンを予め決めておき「やるべきこと」と「捨てるべきこと」のコツがつかめるまで継続していきましょう。

4,現在の余剰資金らしきものの20%程度からはじめてみる。

どんなに素晴らしい目的や戦略を持っていても実行しないと全く意味がありません。

しかし、投資には不確実性が伴うことは確かです。

したがって、初心者の方は損することが多いでしょう。

ですから、最初のうちは失敗経験を積んでいくくらいの覚悟がちょうどいいです。

最初のうちは授業料だと思って支払えるのはいくらか、といった感覚ではじめることをお勧めします。

そのためには、自分の余剰資金がいくら位なのかを予め知っておく必要があります。

あなたは、その余剰資金をすべて投資に回すという無謀なことはしないとは思いますが、そういう人がいると困ります。絶対におやめください。

なぜなら今の余剰資金が、将来も余剰資金のままだとは限らないからです。

実際、そういう軽率な行動によってピンチに陥ってしまった人が、時折、私を尋ねてくるのであえて制止させていただきました。

余剰資金の20%だなら投資しない方がいい、そう考えた方もいるでしょう。

そういう方のために一言アドバイスさせていただきます。

まず、収入ではなく可処分所得、売上ではなく利益を増やす方法を考えてください。

※可処分所得 とは実収入から、税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた手取り収入のこと

そもそも、そうしたことを知らない、できない人が、投資で成功する確率は極めて低いです。

乱暴な言い方ですが、収入が低いということは、誰かのためにお金を献上している割合が多いということです。

投資の世界にも同じことが言えるのです。

 

初心者向け7つのポイント

  1. 元本保証の意味をよく理解する
  2. 自分のリスク許容範囲をどのように把握するのか
  3. 源流から眺めてみて読むものを厳選する
  4. リターンとリスクの関係を考える
  5. 自分の失敗パターンを知る
  6. 資格と投資の成功とは関係ない
  7. 分散投資は運用がわからない人がやること

1,元本保証の意味をよく理解する

一般的に見て投資に踏み切れない、あるいは上手く行かない人の特徴として元本保証に執着しすぎる傾向が見受けられます。

それは元本保証がどこまでいっても善である、という常識的な考え方からきています。

では元本保証されることは、本当に善なのでしょうか?

誰しも元本割れするのは避けたいところですが、そのために犠牲にしているものがあるということにほとんどの人が気づいていません。

どういうことかというと、リスクを避けることばかりが身についてしまうと、チャンスを作り出す能力が低下して、やがて消滅します。

日本経済が元気な頃は、あらゆるところにチャンスらしきものが、ゴロゴロ転がっていました。

しかし、現在のような長期デフレによる経済氷河期時代においては、そうしたチャンスが転がっているとうことはまずありません。

したがって、チャンスを作り出す方法がわからないと、いつまでも浮上できない時代です。

そうした何に対してもリスクを取らないという考え方が身についてしまうと、変化を怖がるようになり、資産が目減りしていくのをただ待つだけの仕組みしか作れなくなります。

投資の世界は、リスクがあって当たり前の世界です。

あなたがリスクを嫌い、まったくリスクを取らない分、そのあなたのリスク分を引き受けて、儲けている機関や組織や団体や人が世の中にはいるのです。

参考▼

例えば、元本保証の商品を売っている代表選手は銀行ですが、その銀行にあなたもお金を預けていると思います。

銀行は、そのあなたのお金をリスクを取りながら、活用することによって利益を享受しています。

つまり、銀行は一円のお金も使わず、信用を売って、リスクというものを利益に変えているのです。

最大限の注意を払ってリスクを判断し、そのリスクを回避できる手段を講じながら、国の保証をバックボーンにして巨大化したものが金融機関です。

極端な話、この銀行の仕組みを個人的に所有できたとしたら・・・

想像してみてください。

その1万分の1だとしてもそれ相応の資産家になれるはずです。

極論ですが、安定を求めることは、イコール稼ぐチャンスを失うことだということを忘れないでおいてください。

また、人生設計にも同じことがいえます。

自分の人生にある程度のリスクを負えない人に成長は望めないのです。

2,自分のリスク許容範囲をどのように把握するのか

そもそも、資産運用の経験が乏しい初心者が、リスクの許容範囲を把握することなどできるはずがありません。

リスクの想定ができないからです。

したがって、「誰かにそれを決めてもらう」ということになりますが、豊富な投資経験のある人でもこの許容範囲というものを正確につかむことはできません。

そもそもそのようなものは存在していないからです。

リスク許容範囲を決めてもらったことで安心感を得て、そこにあぐらをかいてしまうから悲劇が起こるのです。

「リスク許容度を測りましょう」これは売る側のロジックであって、ファイナンスの理論としては成り立ちません。

よしんば一定の許容範囲を決めたとしても、時々刻々と変化していく金融市場に「常に通用する自分のリスク許容範囲」を維持することは不可能といえます。

したがって、許容範囲は常に変わることを前提として市場と対峙していく必要があります。

例えば、利益15%で売り、損失3%で損切り、これも目安であって、一定ではありません。

あなたの生活や環境によってこの上下の幅も変わるはずです。

変えなければいけない状況もあるはずです。

”リスク許容範囲は常に変化する”、このことを忘れずに怠らず常に状況判断をしていくことを心がけてください。

仕事もビジネスも投資も状況判断し続けることを怠ったら負けてしまうのです。

手を抜いて痛い目を見るのは自分なのです。

これは特殊なことではなく、ごく当たり前のことではないでしょうか。

3,源流から眺めてみて読むものを厳選する

例えば、ビジネス書を読んでも売上は上がりません。

読んだからと言ってビジネスで成功できるわけではありません。

自己啓発系の本が書棚の30%以上を占めている人は、人生で失敗する確率が非常に高いといいわれています。

これも常識のように巷で語られていることです。

ではなぜでしょうか?

真実が書かれてないからです。

誰もが事実を文字だけで表現することはできないからです。

例えば、世の中に出回っている本の目的は何でしょうか?

すべての書物がそうだとは申しませんが、本を出版している人たちの本当の目的は何でしょうか?

本を読むよりも実践で習得した方が何十倍も早いという理由もそのあたりにあります。

おわかりいただけるでしょうか?

身勝手な願望を成し遂げるためには、事実を捻じ曲げることなどなんでもないことなのです。

したがって、選択を誤らないようにするには、事実を捻じ曲げにくいもの・・・

すなわち源流を知って、できる限りその視点に立って読むものを選択していくことが大切です。

その知識はどこから来ているのか、何が基なのか?

全ての良書を読むには、私たちの人生はあまりにも短すぎる。

4,リターンとリスクの関係を考える

リターンとは、投資を行うことで得られる収益のことをいいます。

したがって、ここでいうリスクとはリターンのブレの幅ということになります。

一般的には、リスクとリターンの関係は、表裏一体の関係だとされています。

つまり、リスクが大きなものほどリターンが大きく(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さいものほどリターンが小さい(ローリスク・ローリターン)という傾向があるということです。

しかし、世の中には例外というものがつきものでして、ローリスク・ハイリターンというものも、ハイリスク・ローリターンというものも存在しています。

月利20%以上あるいは半年で投資額の倍の利益が得られる、月に20%損する、半年で資産が半分になる、それが実際の投資の世界です。

ペーパーアセットの世界に限って云えば、リターンとリスク相関は成り立つでしょうが、解説したように投資はペーパーアセットだけではないのす。

参考▼

そのことについて詳しく知りたい方は「浪費をやめて浮いたお金を1年後に2倍に、さらに4倍にするにはどうしたらいいのか?」などを参考にしてください。

もっともっと広い視野で投資というものを捉えることができなければ人生で勝利することは出来ません。

いずれにせよ、誰もが理論よりも答えや成果を得たいと思っているはずです。

5,自分の失敗パターンを知る

投資の世界に限ったことではありませんが、「負け」には決まったパターンがあります。

負けパターンを選択している人は、非常に高い確率で何度も失敗します。

その主因としては、不得意な科目で勝負しようとしている、ということがその1つの要因として挙げられます。

私は将棋が好きで得意な方ですが、チェスは苦手です。

したがって、勝負するなら確実に将棋を選びます。

それが練習ならチェスを選ぶでしょう。

今後上達したいと思っているジャンルですからね。

何をいいたいのかというと、ほとんどの人が自分の強みというものがわかっていないということを言いたいのです。

自分で自分の強みを見極めるのはとても難しいいことですから、当然といえば当然のことですが・・・

不可能だとは言いませんが、自分の強みを自分で理解するというのは非常に難度が高いです。

したがって、自分一人で検討する場合は、弱みから考え始めるといいでしょう。

自分の弱点は何だろうか、自分が嫌がっていることはなんだろうか、不得意なことはなんだろうか、人から指摘されてきた短所はどんなことだったろうか、といった具合に考え始めるといいです。

自分の弱点を知ることから始めると、自分の失敗パターンを見抜けるようになっていきます。

よく「他人の失敗から学ぼう」といった意味不明な文脈を見かけることがありますが、他人の失敗から学んでも、それはあなたの特性とリンクしていないので、ほとんど無意味です。

他人の失敗パターンはあくまでもその人の失敗パターンであって、あなたの失敗パターンとはなんら関係ないからです。ですから、あなたの失敗パターンが他の誰かの成功パターンになることだって十分ありえます。

人の失敗から学びすぎて必要以上に仮想の類似性(経験など)に抑制されてしまうことの方が重大な問題です。

6,資格と投資の成功とは関係ないことを知る

資格取得を否定するわけではありませんが、その目的が、資産を増やしたいということでしたら、そのたぐいの資格を取ったところで、何の変化もありません。

どの分野にも言えることですが、資格と事実や実績とは何の関係もないからです。

た終えば投資分野に限って云えば、ファイナンシャルプランナーや証券アナリストなど、運用とダイレクトに関係していような資格ということになると思います。

しかし、その資格を取得したからと言って投資して勝利できるわけではありません。

実際、これらの資格を持っている人たちで、実践で利益を得られない人の方が多いくらいです。

理論は所詮、結果から類推された後付けにすぎません。

したがって、理論を重視すればするほど、現実のズレや矛盾が生じてきます。

例えば、「経済学者たちの言っていることを真に受けて政策を行ってしまったがゆえに現在の経済状況になってしまった。

というのは有名な話ですが、そのことと非常に似通っています。

経済は生き物だ、とよく言われますよね。

そこには私たち人間の損得に対する感情が大きく影響しているからです。

理論だけでは類推できない力の影響、実はこちらの力の方が大きいのです。

7,分散投資は運用がわからない人がやること

「特定の銘柄に絞って投資に臨むことは、ある種のギャンブルのようなもの、したがって分散投資が重要」これは巷でよく言われていることですが、そもそも、そう言っている人たちが、分散投資の意味を履き違えているケースは非常に多いです。

つまり、そうした人たちの勧めで商品を購入しても分散投資になっていないということです。

分散投資だと思って購入したものが全てペーパーアセットだった、などというお話は日常茶飯事です。

これは非常に狭い視野で投資というものを解釈していることから生じる誤りです。

投資の世界には、自己(子どもの教育も含む)、ビジネス、コモディティ、不動産、ペーパーアセット(株、債券など)があります。

これらの視点から見た場合、ほとんどの人が分散投資ができていないというのが現実です。

そしてまた、これらに対する投資で極端な収益を上げている人たちにはある種の特徴があります。

それは、例外なくビジネスを所有しているということです。

ビジネスに投資している、あるいは投資そのものをビジネスに昇華させてきた人たちです。

そうしたセンスをビジネスで磨いてきた人たちが、投資の世界においても勝利しているわけです。

したがって、片手間で投資をしている人が、敗者になるのはごく当たり前の構図になるわけです。

つまり、幼稚園の能力で、大学受験に臨むようなものなのです。

また分散投資が絶対にいい、などということも言い切れないのです。

実際、極端な収益を上げている人たちは、巷で言われているようなスタイルの分散投資はしていません。

最も自分が得意とする投資対象に資金の大半を集中しています。

自分がわからない、得意ではないものには投資しません。

仮に投資していたとしてもテスト的な意味合いが強いです。

資産家として有名な人たち、例えばビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏、ドナルド・トランプ氏などが何によって資産を形成してきたかを考えれば一目瞭然です。

皆、自分の得意な分野を見つけてそこに投資しているのです。

陸上競技で中距離が得意な選手が、万が一のためにということで、短距離や長距離の競技に参加しても勝てません。

それどころかエネルギーを分散してしまったことが原因で、本来得意であるはずの中距離走でも勝率を低下させてしまうことになるのです。

「自分の能力の輪の中にめぼしいものがないからといって、むやみに輪を広げることはしません。じっと待ちます。」

「私が成功した理由は、飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたから。」-ウォーレン・バフェット

さいごに

分散投資、ドルコスト平均法で云々・・・・

これらはあくまでもリスク回避からの視点であって、運用で資産を増やす目的のための視点からはズレている手法です。

つまりリターンから見た場合、分散投資、ドルコスト平均法、これらは収益力を減退させる方法ということになります。

また分散投資、ドルコスト平均法を用いればリスクが必ず軽減できるわけでもありません。

投資の世界にはリスクはつきものだからです。

したがって、どのような方法を用いたとしてもリスクから逃れることはできないのです。

そもそも投資のなかにリスクが含まれているからです。

分散投資、ドルコスト平均法を勧めてくる人は、どんな人でしょうか?

なぜその方法を押しつけてくるのでしょうか?

そう、実は売る側の責任リスクを回避したいからです。

売る側が犯すミスによって被る損害を軽減すために、分散投資やドルコスト平均法という言葉と理論を利用しているに過ぎないということです。

その言葉が何を言っているのか、ではなく、「その言葉が何をいっていないのか」の方が、この世界を捉える上ではより重要だったりします。

分散とは無知に対するリスク回避だ。だから勝手知ったる者にとって分散手法はほとんど意味を成さない。広範囲な分散投資が必要となるのは、投資家が投資にうとい場合のみだ。50から75の銘柄管理は私の手に余る。ノアの箱舟の投資をすれば、結局は動物園みたいなありさまになるだけだ。私は数銘柄を大量に持つのが好きだ」-ウォーレン・バフェット

次回は9つの主な運用方法についてお話させていただく予定です。

ではまた。CFP® Masao Saiki

キャッシュフローデザイン

3度の起業経験を持つキャッシュフロークリエイター
マイナス資産からでも起業できる戦略など、統括的デザイン戦略を用いたキャッシュフローの創造・改善を得意としている。

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