私の状態は、譲渡した会社が閉鎖されることを知ったときからさらに悪化しました。
「これからの人生はどうなるんだろう?」
という思いが、私の姿勢にも現れていました。
目線が下がり、背中が丸まっていくのです。
答えが見つからないまま、苦しむ日々が続きました。
全てのことが難しく感じられ、良い結果につながることがありませんでした。
「一体何がどうなってしまったんだ?」
自分が価値のない存在になっていくような気がしました。
「なぜこんな状況に追い込まれてしまったのだろうか?」
ネガティブなことばかり考えていた日々が長く続きました。
その頃の私のセルフイメージは最悪でした。
安っぽいプライドが邪魔をして、現状を素直に認められませんでした。
それがさらにセルフイメージを傷つけていたのです。
つまり、自ら敗北感にとらわれた状況を作り出していたわけです。
最悪なのは、その状況が心地よくなり、そこがコンフォートゾーン化してしまっていたことでした。
つまり、現実と理想のギャップに苦しみ続け、逃げ出した先がコンフォートゾーンになっていたわけです。
その後、全国展開している小売店に転職しました。
その会社の創業者は業界でも有名な経営者で、人を巧みに働かせることで知られていました。
彼と同行する中で、その考え方を学ぶことができました。
また、成功する人と失敗する人の考え方の違いを学ぶこともできました。
その会社には、かつて経営者だった人たちが多く在籍していたからです。
自分や彼らとカリスマ創業者との違いをリアルタイムで学ぶことができたわけです。
そして彼の知人もまた、彼と同じようなカリスマ経営者たちでした。
私は幸いにも、そのような環境に置かれたことで、成功する人たちの考え方や行動に共通点があることに気づくことができました。
彼らは常に前向きな姿勢で、困難な状況にもめげずに立ち向かいます。
また、自分自身を客観的に見る能力があり、自己改善に努めていました。
一方、失敗に終わる人たちは、否定的な考えに支配され、自分の失敗を認めることができず、現状から抜け出すことが難しい状況に陥っていました。
私は彼らの態度から多くを学び、自分の考え方や行動を改善するために努力しました。
このプロセスを経て、私は自分自身を少しずつではありますが変えることができました。
やがて、ネガティブな考え方から脱却し、自分の力を信じて前進することができるようになりました。
数年を経てマインドセットが人生に大きな影響を与えることを体験させていただいたわけです。
私は現在の会社で新たなチャンスを得ることができ、以前よりもはるかに充実した人生を送ることができています。
私はこれからも自分を高め続けることで、さらなる成功に繋げていきたいと考えています。
この物語を通して、私は皆さんに一つのアイデアをお伝えしたいと思います。
それは、自分自身を変えることができるという信念です。
私たちは過去の失敗や現在の状況に縛られることなく、自分の力で未来を切り開くことができます。
どんなに厳しい状況でも、自分を信じて前向きに取り組むことで、必ず道は開けるはずです。
私の経験が、皆さんの人生に少しでも希望や勇気を与えられることを願っています。