

不動産投資マニュアル通りに実践しても、なぜ失敗するのか?
不動産投資の成功マニュアルを参考にして実践したとしても、必ずしも同じ成果にならないことを誰もが知っています。
そもそも不動産は、成功率の低い投資分野であることも承知しているはずです。
また、非常に多岐にわたる関連知識が必要であることもわかっているはずです。
しかし、不動産投資に失敗した方やこれから不動産投資を行おうと考えている方の相談が毎年増加しています。
不動産に限ったことではありませんが、キャッシュフローのコーチングをしていてよく思うことがあります。
なぜ、相当の関連知識が必要であり、かつそのリスクも承知していながら、投資しようと思うのか?
そして、判で押したように失敗が繰り返されているのか?
その理由の一つは、彼らが成功マニアル(理論)の信奉者だからです。
ですから、彼らの中で不動産投資マニュアル以外の方法も実践している人はまれです。
成功事例を知ったところで、不動産投資で成功できるわけではありません。
むしろマニュアルを読んで実践すればするほど、投資ゲームの敗者となる確率は高まるでしょう。
なぜなら、マニュアルを読んで実践する人が増加すれば、希少性が薄まるからです。
希少性が薄まれば利益率は低下します。マイナスになることもあります。
この市場原理を知っていながら、いつしかそこに目を向けようとしなくなります。
さらに、その成功マニュアルが、マニュアルを売るために書かれたもの(フィクション)だとしたら最悪です。
ではどうしたら投資の成功率を高めることができるのでしょうか?
ズバリ、失敗例(事実)から学ぶことです。
失敗例から学ぶことによって、失敗しない不動産投資、つまり、極めて収益性の高い不動産投資が可能になってくるのです。
不動産運用の利便性を高めるポイント
超長期のデフレーション、不確実性要素の高すぎる政治や経済の状況、今後も増えていく税負担。
このまま行けば、老後は悲惨な環境で苦痛を強いられながら、生きていかなければならない状態に追い込まれるでしょう。
現時点から子供や孫の将来に目を向けた場合、不安材料が山積していることでしょう。
つまり、子どもや孫たちが豊かになるには、あまりにも難しい時代になったということです。
銀行に預けたままではお金は増えない。
だからといって、何をどう選択すれば資産の目減りを防いで、増やすことができるのか分からない。
魅力的な情報をあちこちで聞くけど、その真偽をどう判断すればいいのか?
自分のライフスタイルに合った資産形成が大切だと云うけれど、、、、
その自分のライフスタイルというものをどう考えていけばいいのかわからない。
FXで自動的に◯◯億円儲けた。
普通の会社員が株式投資で億万長者になった。
まるで宝くじを当てたかのような話が時折、どこからともなく舞い込んでくる。
ひょっとしたら自分にも同じ事が起こるんじゃないか、そう思って少額投資から始め、やがて大金を失っていく人が後を絶ちません。
不動産運用の成否は、目的によって大きく変わる。
例えば、
それが、夫婦の老後に必要な資金を得るためなのか、
万一の事が起こった際に、遺族に十分な生活資金を残しておくためなのか、
あるいはただ単に利殖が目的なのか、
その最優先事項によって、投資金額も、リスクの許容度も異なったものになります。
つまり、選択する商品カテゴリーが大きく異なってくるということです。
したがって、投資を考える際には、まず自分が何を求めているのかを明確にすることが重要になります。
その上で、その求めているものを得る方法を見つければいいのです。
では、どのようにして、その方法を見つければいいのでしょうか?
残念ながら、誰もが、その方法を見つけることができるとはかぎリません。
しかし、「失敗しない方法」なら見つけられるのではないでしょうか?
ですから「失敗しない方法」こそが成功する方法だと私は考えております。
その失敗しない方法を見つけるためには、まず失敗事例を学ぶ必要があるでしょう。
いかがでしょうか?
これらの失敗事例を見て、あなたはどのようなことを感じ、また学ぶことができたでしょうか?
次回は「成功率が高いと言われているワンルームマンション投資で、 なぜ失敗してしまうか?」です。
ではまた。CFP® Masao Saiki