

次に富の最大化につながるプランニングについて解説しよう。
富を最大化するには、まずキャッシュフロー以外のことに目を向けなければならないだろう。
たとえば信用、信頼、目的、重要性、関連性、価値観、リーダーシップ、ビジョン、共感性、献身さなどだ。
これらが整っていく過程において、お金の流れが次々と発生し始めるからだ。
だから、今リストアップした事柄について今直ぐ考えてみてほしい。
つまり、あなたの人生に関連付けて信用、信頼、目的、重要性、関連性、価値観、リーダーシップ、ビジョン、共感性、献身さなどについて考えてほしい。
それらは、あらゆるシチュエーションにおいて、あなたが得たいと願っているものではないだろうか。
前回の投稿で説明した要素と同様に、これらを意識的にプランニングすることによって富の最大化が実現する。
富が最大化する3つのポイント
富を最大化する仕組みづくりは、次の3つを重視する。
- マインドセット
- スキル
- ナレッジ
人はまずわかり易い外的な要因からその人を判断するからだ。
自信がありそうだとか、無さそうだとか、仕事ができそうだとか、優しそう、冷たそうなど、そうした雰囲気を一瞬の内に動物的に判断しているのだ。
いわゆる、直感的だとか、第一印象というものだ。
したがって、上記の3つのバランスが良く保たれ、かつ、そのクオリーティーが高ければ高いほど他者からは信頼されやすくなる。
また、その信憑性が高ければ高いほど、新たなキャッシュフローが発生する確立が劇的に高まる。
そして、この3つのうちもっとも態度(言語と行動)に影響するのが、もちろんマインドセット(思考)だ。
1,マインドセット
- 相手の情報(態度)が自分のデータベースに蓄積される
- 類似性(経験や体験)と相手の言動が照合され評価を下す。
- 相手に対する態度が決まる。
というのが大まかな流れだろう。
だから、相手に好印象を与えるようなバランスの良いイメージに仕上げておく必要がある。
事 例
例えば、「彼氏がなかなかプロポーズしてくれない」という悩みをもった結婚願望の強いアラフォー女性(起業家)が、3つのバランスを最適化することによって、即日プロポーズされた事例がある。
彼女の場合、結婚生活のスキルもナレッジも充分だったと思う。
しかし、肝心なマインドセットが相手からのプロポーズを引き出せるようなものではなかったようだ。
彼氏よりも常に自分の願望を優先させていた。
もちろん、本人は自覚していない。
そのマインドセットが修正できなければ、いずれビジネスでもつまずく。
ビジネスは、相手の願望を満たすために行うものであって、自分の願望を満たすための道具ではないからだ。
2,スキル
プライオリティーマネジメント、プロジェクトマネジメントなどを始めとする各スキルは、その大半が富の最大化を支える構造になっているのが理想的だろう。
つまり、全てのスキルは、富を最大化するためにあるということだ。
たとえば、自己啓発もどきなどでよく用いられているタイムマネジメントについて少し考えてみよう。
そもそも時間そのものをマネジメントすることは不可能だろうか。
この手の書籍が多く出版されている影響もあって、手帳に書き込むことやスケジュール管理に時間を費やしている人は多い。
タイムマネジメントというワードの被害者たちだ。
本来であれば、いちばん大切なことに多くの時間を投資するべきだろう。
どう考えどう行動するか・・・つまりセルフマネジメントのことだ。
私たちが可能なのは、その時間内に何をするかを決めるセルフマネジメントだけだ。
マネジメントの目的は、主観的領域にあるか間主観的領域にあるかのどちらかだ。
つまり、セルフマネジメントを自分に向けるか、自分以外に向けるかのどちらかしかないということだ。
作業だけが増えて生産性を損なうような類のものをスキルとは呼べないだろう。
3,ナレッジ
自分の職業関連のナレッジ習得は当然のことだ。
その他を考えるなら、脳科学、哲学、分析哲学、認知科学、記号論理学、ファイナンス理論関連などがいいと思う。
※哲学には成功哲学は含まない。
心理学でもいいと思うが、私的言語が多用されている分野なので、補助的に使用する程度に留めておいた方が良いと思う。
因みに知識階層から見ると図のように分析哲学、認知科学、記号論理学⇒哲学⇒脳科学、心理学⇒自己啓発もどき、成功哲学、NLP、コーチング系などといった構造になるだろう。
※頂点には高次元のスピリチュアルとあるが、本来であれば高次元のスピリチュアリティだ。しかし、下位層に低次元のスピリチュアルがあるため、あえて高次元のスピリチュアルという表現を使用した。
これらを踏まえた上で後述するプランニングを見ていただくと理解しやすいと思う。
この考え方とこれから説明する方法によって、多くの成果をもたらしているので是非実践してほしい。
ここまで、個人が成長するためには何が大切なのか、富を最大化させるにはどのようなことに気を付けて行動していけばいいかなど、基本的な考え方を解説してきた。
前置きが長くなってしまったが、とても重用な考え方なのでご理解いただきたい。