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今回は、あなたの成長を妨げている障害の正体についてだ。

前回までのスキルと4つ目のプランニングスキルを綺麗に繋ぐためには、その障害とそれを取り除く方法をあらかじめ知っておく必要がある。

それでは、さっそく解説しよう。

以下は自己啓発系などで障害とされている代表的なものだ。

  1. セルフコントロールができていない
  2. 自己概念が低い
  3. 欲求充足の方法がわかってない
  4. 意思決定能力の不足
  5. 問題解決能力の不足
  6. パートナー(協力者)が少ない
  7. 言い訳の癖
  8. 勉強不足
  9. エネルギー不足
  10. 怠惰・ルーズ

以上の10種類を切り離して論(あげつら)うパターンだが、2~10もまたセルフコントロールの領域だと解釈することもできる。

そべては己の思考と行動いかんによると思うからだ。

超ライフプラン最大のポイント!!

超ライフプランの最大のポイントはセルフコントロールにあると言っても過言ではないだろう。

では、「セルフコントロールができていない状態」とはどのような状態だろうか?

一般的には、感情とパフォーマンス(行動)がコントロールできていない状態を言っている場合が多いようだ。

具体的には、健康・金銭・時間・行動・意識などの管理ができていない人ということになるだろうか。

結論から云うと、残念ながら感情や行動をダイレクトにコントロールすることはできない。

自己啓発系などで頻繁に用いられている、この一般的な解釈。

そもそも、その解釈が新たな多くの悩みや課題を生み出している根源だろう。

つまり、セルフコントロールができていないことが障害(悪)だとする解釈そのものが、まず障害を生みだしている元になっている。

要するに、障害が悪だとする認識そのものがナンセンスなのだ。

障害や問題を感じない人よりも、むしろそれを敏感に感じとれる人の方が成長する。

例えば1~10の問題全てを自分が抱えてたとすると、その分成長するチャンスが有るということになる。

と云いたいところだが、結論から言えば、障害など初めから存在していない。

それを理解するまでには、相当の時間を要するだろう。

なぜなら「語っていないこと」を感じる感性が必要になるからだ。

つまり、言語化することが非常に難しい領域だということだ。

一気に突き抜ける、というわけにはいかないと思うが、できるだけわかり易く解説するように努めたいと思う。

支配者の正体を見極めよう

支配者の正体を見極めよう

代表的な5つの欲求のベースには、ほぼリビドー(快感追求的な性質)があり、その欲求を生みだしているものがエス(本能)だ。

つまり、「自分をコントロールしたい」などの私たちの欲求(意識・自我)は本能からの指令を受けている。

そしてもう一つ、実は超自我(社会公理・ルール)からの影響も受けている。

どういうことかというと、欲求を満たそうとしても、そのルール(社会公理)によって抑制され、結局、その社会公理の範囲内で満足しているに過ぎないということだ。

なぜなら、私たちは、本人の欲求よりもルールを優先させなければならないという教育を受けてきたからだ。

したがって、どこまでいっても本当に個人が満足することはできない。

これまで学習してきたルールに従って、欲求を抑制しなければならないからだ。

例えば、赤信号を無視して横断しようと思ったが、後ろに人がいるのに気づきその場に留まる。

その他にも誰も見ていなければその行為に及ぶが、第三者がいることで躊躇したり、やめたりするはずだ。

所謂世間の目を気にするというものだ。

時々このルールを無視して行為に及んでみると、その時に罪悪感や背徳感を感じるはずだ。

善悪で云えば、悪という感情が湧いてくることになる。

しかし、こと本能の領域において善悪は存在しない。

おわかりだろうが、善悪が存在するのは社会公理の領域においてのみだ。

社会公理に照らし合わせた時に、これは悪だ、善だという解釈がはじめて発生する。

したがって、私たちは全員もれなく、自覚のないまま本能と社会公理のせめぎあいの中で、自我(意識)によって辛うじてバランスを取りながら生息していることになる。
つまり、どこまでいっても自分の感情と行動を自分の思うようにコントロールし、自分の欲望を満たすような完璧な生き方はできない、ということになる。

不可能なことをヤレと言われる苦しみ

そして、そのコントロールできないものをコントロールしようと思えば思うほど、もがき苦しむ結果となる。
自分らしく生きる」だとか「愛と貢献に生きる」だとかいった成功哲学や自己啓発系のキーワードに触発されることによって、自己の内面と向き合い続け、更に悩みや苦しみが増えいき、やがて身動きができなくなる。
言い換えれば、本能から生み出された欲望からくる感情を意識によって自由にコントロールし、社会公理の中で自分の思う通りに行動することなどできっこない。

自分の願望をかなえることに執着すればする程、その障壁は高くなり、解決し難いものとなって目の前に立ちはだかる。

わざわざ余計な問題を作り出しているのは、他でもない、私たち自身ということになる。

そもそも有りもしない障害を作り出しているのは、私たち自身なのだ!

しかし、逆の見方をすれば、その障害があるが故に自己の成長があったとも言える。
したがって、自己の都合のいいように、これらをコントロールできれば、心地よいストレスとともに意図的に成長する構造を作り出せることになる。
ではどうすればいいのか?

コントロールする対象を辛うじてコントロールできるものに変えればいい。

前回も登場したこの図を見てほしい。

学問領域の階層私たちが、行動や感情を意識によってコントロールしようと思っている限り、悩みと苦しみから開放されることはない。

ということを理解できたと仮定して次に進む。

感情面に最も近い下位概念である、自己啓発系や極一般的なコーチングなどで使われるロジックは、意識⇒感情⇒言語の管理という順序だろう。

古い心理学からくるこうした考え方が、余計な問題を作り出していると言える。

また意識がコントロールできれば、行動もコントロールできると思っているとしたらそれは大間違いだ。

なぜなら、意識よりも先に行動があるからだ。

これは解剖学の権威でもある、東京大学医学部の名誉教授だった養老孟司氏に教えていただいたことだ。

したがって、意識はその行動をやめさせることしかできない。

つまり、これらの誤った認識が1~10の障害を生みだしていると言いたのだ。

障害を作り出せば、それを解決しなければならなくなる。

そこにビジネスが発生し続けるという市場構造も生まれる。

そこに取り込まれて解決できる人は、ほんの一握りの人(もともと極めて行動力が高い人)だけだ。

そして、その人を成功事例として祭り上げれば、延々とビジネスが継続できるというわけだ。

今までこの古い下位概念を信じ、時間とお金を投じてきた人には、大変気の毒な話だが、このロジックにしたがってきた人ほど、余計な仕事や問題を自ら作り出し、それによって苦しんでいる。

つまり、自分で自分のクビを締めている状態だ。

これは私の経験からも言えることであり、この領域(下位概念)のみをビジネスにしている人たちの時給からしても明らかだ。

まず、意識はその行動をやめさせることしかできない、そう解釈できるようになると、行動に関するすべての認識が変わってくるはずだ。

「そもそも」の前提が変わるから当たり前の話しなのだが・・・

もっとも重要なことは、意識⇒感情⇒言語の順ではないということだ。

正しい管理方法は、言語管理⇒意識管理⇒感情管理はいらない、という順だ。

不可解な管理方法の手順?

私たちが自分の欲求を満たそうとしても、結局社会公理によってそれはかなわない、ということはお話した。

では、その社会公理は何によって構成されているだろうか?

私たちの本能から生み出された欲求を抑圧し、私たちに虚しい感情を抱かせる、そのルール(規則)は何によって構成されているだろうか?

欲求、感情、行動、意志、規則、私、自己、自由、愛、幸福、充実した人生、豊かさ、~したい、~したくない・・・

そう、言葉だ!

言葉によって構成されたルール(意識外)が私たちの感情と行動を支配している。

私たちの消費行動やボランティア活動など、その全ての行動が、この言葉によって動機づけられている。

例えば、洗脳は何によって起こるかを考えてもらえれば明白だろう。

事実そのものではなく、核となるのは言葉なのだ。

つまり、その言葉が使われるカタチだ。

言葉によって作り上げられた思想らしきものだ。

その言葉に臨場感を感じ、意識が刺激され、感情に変化が起こり、バランスをとるために行動する。

逆にバランスを取る必要がないと本能が判断すれば行動しない。

例えば、上司から「今月の目標まで◯◯円足らないから頑張れ!」と言われたところで直ぐ行動する気にはならないだろう。

では、「今月あと◯◯円できなければ、お前はクビだ」と冷静に真顔で言われたらどうだろうか。

信頼している主治医から「飲酒を辞めないと確実に死ぬよ」と言われたとしたら。

どちらもその心の痛みを回避するために行動するはずだ。

そう、最優先してコントロールしなければならないもの、そしてコントロールできるもの。

それは言葉だ!

あなたが、行動しなければならない状況であるなら、本能とのバランスを取らずにはいられないような言葉を自分自身に使うといい。

例えば、「今日これができなければ、明日から生活が成り立たない」そのような刺激が本当に本能に届いたなら、凄まじいエネルギーが発生し、想像以上のパフォーマンスになる。

私も2度ほど経験している。

残念ながら、下位概念(感情に近い)によって質の高いパフォーマンスを得ようと思ってもなかなかそうはいかない。

未来への臨場感を煽る分量が多いからだ。

未来(不確実性)の臨場感を上げても、ちっちゃなエネルギーしか発生しない。

ジェダイの騎士に一瞬自己を投影できたとしても、実際の世界でフォースの力は発揮できない。

気功の技でも習得していれば別だろうが、自分の手と足の力を使って押しのければ相手は動かない。

あなたが、もっとエネルギーを発生できるようになり、パフォーマンスの質を向上させたいのなら、思考を未来に逃がすのではなく、思考を現実(今)に引き戻してこなければならない。

もちろん、それは経済面にも大きく影響している
<「どこまでいっても自分の思うとおりには生きられない世界にいる」という事実を本当に受け入れられた時、あらゆる障害が消滅するだけではなく、生き方そのものが激変する。
例えば、生活するのに何の不自由もない現状において、私たちはいったい何を求め、買っているのだろうか。

私たちが買っているもの、それは、物でもなければ、サービスでもない。

安い・バーゲン・限定・特別・レアなどといった「言葉の差異」だ。

それが本当に腑に落ちた時、個人の消費行動が変わり、ビジネスの方向性が変り、収入も大きく変わり始める。

さいごに

ここまで、上位概念の基本的な部分を解説した。

この基本的なことを知っただけでも、未来が変わるはずだ。

また、ここで学んだことは、仕事やビジネスにも応用できる。

コミュニケーションを必要とするあらゆるシチュエーションにおいて優位性を保てるようになるからだ。

つまり、今後の収支にも大きく影響するから、自然とライフプランも進化する。

これから下位概念の領域を少し覗いてみるので、ここで知った考え方を踏まえた上で、是非俯瞰してみてほしい。

次の項目、プランニングのことが気になっているところだろうが、ここは重要な部分なので今しばらくお付き合い願いたい。

次回は「お金の流量を激変させるセルフコントロールとゾーン設定」です。

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