人間の心と体は、我々が意識せずとも、微細な調整を行いながら常にバランスを追い求めています。
バランスが乱れたときには、ストレスや疾病、老化といった問題が顔を出します。
しかしながら、この働きが実は自身の内部から発信される力、つまり「内在する力」であると認識し、それを上手く活用することで、我々は健康を取り戻し、さらなる成長を遂げることが可能になります。
5年前、私は一つの大きなプロジェクトに関与することになりました。
このプロジェクトがもたらした極度のストレスは、私を抑うつ状態に陥らせ、その結果、軽度のメニエール病、前立腺がんの疑い（結果的には肥大で終わった）、耳鳴り、貧血などに苦しむことになりました。
その苦しみは2年以上も続き、何度も救急外来の手を借りるほどでした。
その後、様々な治療法やアプローチを試みました。
結果として、耳鳴りを除くすべての症状は消失しました。
それでも耳鳴りの症状が継続したため、私は健康診断を受けることを恐れ、避けてきました。
しかしある時、どうしても健康診断を受ける必要性に直面しました。
その結果、わずかにコレステロール値が高かったものの、全体としては全て正常であると判明しました。
その結果を聞いた瞬間、体が軽くなり、爽快な気分に浸ることができました。
その時気づいたのですが、実は私自身が健康になろうとする内的な力を、思い込みによって抑制していたのです。
私の体調はすでに正常だったにも関わらず、自分の思い込みによってバランスを乱していたのです。
この経験は私にとって大きな教訓となりました。
それは、自己の健康とバランスは、自己の内側から発生する力に大いに影響を受ける、ということです。
これらの体験と学習を通じて得られた知識と洞察を組み合わせて、この内在する力を効率よく活用する方法を見つけ出そうとしました。
そして数年間に渡り、この「内在する力」について探求してきました。
その結果は驚くべきものでした。
健康の回復、精神の平和、そしてライフスタイル全体の変化を自分自身で実感することができたのです。
この「内在する力」は、我々が成長し、進化しようとする本質的な源泉です。
それを認識し、意図的に活用することで、我々は自己の可能性を広げ、新たな自己をデザインすることができます。
それはまさに、自己の肉体、心、そして精神のバランスを維持し、持続可能な健康を達成するためのパーソナルデザインです。
究極の可能性は、まだ未知の領域に存在しています。
しかし、既に多くの人々がこの変化を体験し、自己のライフスタイルを大きく向上させています。
そして、この旅はこれからも続きます。
未だ未解明な部分が多いかもしれませんが、それは進化と学習の余地が存在することを示しています。
この「内在する力」を信じ、意識的に活用することで、私たちは自己の生活を大きく改善し、さらなる健康と成長を実現することができます。
それは、未来を自分自身でデザインすることへの第一歩となるでしょう。
※2023年5月25日：6年ぶりにこの記事をブラッシュアップしています。おかげさまで、2015年から現在に至るまで何事もなく穏やかな心地で毎日を過ごすことができております。また、リモートワークが中心になり、さらに家族が増え、毎日その愛犬と戯れる時間も持てるようになりました。
